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外壁塗装で180万円は法外な金額?使用相場や適正価格にするためのポイントなどを解説

2023.05.13
 外壁塗装の見積もりを業者に依頼し、金額を見て驚く方も多いのではないでしょうか。
「180万円もかかると言われた」
「180万円は本当に適正な価格なのか?」
など、180万円という高額な見積もりを提示された場合、不安や疑問が浮かぶものでしょう。

そこで今回は、外壁塗装で180万円もかかることはあるのかについて解説します。すでに180万円の見積もりで契約してしまった場合の対処法についても解説しますので、外壁塗装の費用について悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。


わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁塗装で180万円を超えることはある?


外壁塗装の費用で180万円の見積もりを提示された場合、よほど大きな家でない限りありえない金額だといえます。

住宅の大きさや外壁の状態によりますが、外壁塗装の費用相場は90〜140万円が中心の価格帯となっており、最も多いのは110万円台という調査結果が出ています。さらに180万円以上の外壁塗装費用が必要だったケースは全体の7〜8%ほどとなっています。[a]

つまり、外壁塗装で180万円以上かかることは無いとは言い切れませんが、30坪程度の一般的な大きさの住宅ではまずありえないと考えられ、相場以上の高額な見積もりを提示されている可能性が高いといえるでしょう。
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外壁塗装の費用相場はどれくらい?


一般的な住宅よりもやや大きい、40坪の住宅にシリコン塗料を使って外壁塗装を行った場合の費用相場は90万円ほどであることがわかりました。

シリコン塗料よりもグレードの高いフッ素塗料を使用した場合は132万円が相場となっており、40坪の住宅の外壁塗装はおおよそ90〜140万円が相場となっています。なお、こちらの金額は足場代や高圧洗浄代、養生代などを含む工事の総額です。

塗料のグレードや外壁の状態、家の階数や形状などによって、40坪の住宅なら必ずしも140万円以内に収まるとは言えませんが、180万円に達することはまずないといえるでしょう。
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外壁塗装の見積り額180万円で妥当なケースもある


外壁塗装の費用として180万円以上かかるのは騙されている可能性がある一方、実際に適正価格として180万円をかけて外壁塗装を行っているケースもあります。

ここでは、どのようなケースなら180万円の外壁塗装が妥当だと言えるのかを解説します。

家が非常に大きい

外壁塗装の費用は家の大きさに影響され、家が大きくなるほど費用がアップする傾向にあります。

家の形によって塗装面積が変わるものの、家が大きければ大きいほど塗装面積が増えるので、必要な塗料や人件費などがアップし、結果的に「大きい家=外壁塗装の費用が高い」となります。

そのため、60坪を超えるような豪邸であれば、外壁塗装で180万円かかるのは妥当でしょう。

ただ、住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」によると約38坪が全国の戸建ての平均的な大きさであり、40坪の住宅の外壁塗装はおおよそ90〜140万円が相場なので、一般的な大きさの家であれば180万円を超えることはまずないといえます。

特殊な塗料を使う

外壁塗装に特殊な塗料を採用した場合、180万円以上かかることもあるでしょう。

ただ、特殊な塗料とは、以下のような一般的な塗料ではありません。

というのも、グレードが高いとされるフッ素塗料や無機塗料でさえ、4,000〜5,000円程度(1㎡あたり)であり、40坪の住宅に塗装すると60〜90万円が塗料代の相場です。ここに足場代や養生代、人件費などをプラスしても、180万円を超えることはないでしょう。

塗料の種類 塗料の単価(1㎡あたし)下塗り含む3回塗りの合計  40坪の住宅に必要な塗料の費用(塗料面積158.4㎡あたり)
アクリル塗料 1,400〜1,600円  221,760〜253,440円 
ウレタン塗料 1,700〜2,200円  269,280〜348,480円 
シリコン塗料 2,300〜3,500円  364,320〜554,400円 
フッ素塗料 3,800〜4,800円  601,920〜871,200円 
無機塗料 4,500〜5,500円  712,800〜871,200円 

つまり、特殊な塗料とは既成品ではなく、業者やハウスメーカーのオリジナル塗料のことを指します。オリジナル塗料は業者が独自に価格を決めているので、非常に高額な場合があります。

ただ、本当にオリジナル塗料に魅力を感じているのか、採用すべきなのか慎重に検討しましょう。既製品でも耐用年数が長く高機能な塗料は数多くあり、あえてオリジナル塗料を採用しなくても十分満足できる場合がほとんどです。

屋根塗装などをまとめて行う

30〜40坪の一般的な大きさの住宅でも、屋根塗装やベランダ・屋上の防水工事など、複数箇所のメンテナンスを同時に行うのであれば、総額が180万円でも妥当な場合が多いです。

しかし、外壁塗装と屋根塗装だけで180万円以上かかることは珍しく、悪徳業者である可能性も考えられます。とはいえ、グレードの高い塗料を採用している、外壁や屋根の劣化が激しいといった理由で費用がアップしている可能性もあるので、見積もりの内容をきちんと確認してみるのがおすすめです。
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外壁塗装代が相場よりも高額になりがちなケース


外壁塗装の費用は、依頼する業者や外壁の状態などが影響して高額になるケースもあります。

ここでは、騙されている訳ではないが、外壁塗装が高額になりがちなケースを解説します。

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合

外壁塗装を検討する際、新築の住まいを建ててくれたハウスメーカーに依頼しようと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、ハウスメーカーが直接外壁塗装を行っているわけではなく、ハウスメーカーから専門業者(下請け)に依頼して施工されるため、中間マージンが上乗せされます。実際に、外壁塗装の専門業者に直接依頼する場合と、ハウスメーカーから依頼してもらう場合を比較すると、同じ施工内容でも30%ほど高くなると言われています。

ハウスメーカーは相談しやすいのがメリットですが、実際に現場に来るのはハウスメーカーの担当者ではないうえに費用が高くなりがちなので、費用面や品質面を考えると依頼先は慎重に選ぶ必要があるとわかるでしょう。
 

外壁がひどく劣化している場合

何十年も外壁塗装を行っておらず、雨漏りなどのトラブルが発生してようやく外壁塗装を行う場合、相場よりもお金がかかる傾向にあります。

外壁塗装は塗装工程に入る前に、劣化している部分を補修しなければなりません。きちんと補修しないまま塗装しても汚れや劣化が残ったままになるため、すぐに塗装が剥がれてしまうなどの施工不良になる可能性があります。

通常、外壁の補修作業は1日で済みますが、外壁の劣化が激しいと数日かかることもあり、その分人件費や材料費がアップします。
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悪徳業者の可能性が高いケース


外壁塗装業者は数が多く、法外な費用を請求するようないわゆる悪徳業者がいるのも事実です。

本来なら120万円が適正価格の施工内容にもかかわらず、180万円以上の高額な見積もりを提示してくる業者もあり、無駄な出費が発生するうえに品質が悪いこともあります。

そこで、悪徳業者を見分けるポイントを解説します。

即決を迫られている

悩んでいる段階にもかかわらず、その場で即決を迫るようなところは悪徳業者である可能性が高いでしょう。

「今日契約していただければ、さらに値引きいたします!」
「今契約していただかないと、こちらの見積もりは無効になります」
などと言って即決を迫るのは、悪徳業者がよく使う言葉です。

インターネットの口コミを見られたり、他社と見積を比較されて高いことがバレたりするのを防ぐために、即決を迫ることが多いので注意しましょう。

不安を煽られている

不安を煽って契約させようとするのも悪徳業者である可能性があります。

「早く修理しないと大変です」
「家の近くを通りかかったら危険な状態だったので、声かけさせていただきました」
などと言って、不安を煽ることで冷静さを失わせ、契約につなげようとしているのです。

優良業者なら、外壁の状態が悪いとしても不安を煽るようなことは言わず、丁寧に外壁の状態を説明したうえで、最適なプランを提示してくれるはずです。
 

見積書が適当である

見積書の内容が適当、もしくは項目が少ないのも悪徳業者の特徴です。

外壁塗装にかかる費用は以下の4項目に大別できます。人件費や運営費などは見積書に記載されないものですが、「塗料・材料費」「足場代」の内容が細かく記載されているか確認しましょう。

・塗料・材料費
・足場代
・人件費
・諸経費・運営費

使用製品(塗料)、器具、数量(施工面積)、単価などが明記されていれば、よい見積もりだといえます。

一方、項目が少なく「一式」としか記載されていない、塗装工事と記載されているものの、使用製品(塗料)や数量(施工面積)が明記されていないのは、悪い見積もりだといえます。

項目を少なくして費用を上乗せしていたり、塗料の種類を明記せず打ち合わせとは異なる安価な塗料を使っていたりする可能性があるでしょう。

オリジナル塗料を勧められている

オリジナル塗料を無理に勧めてくる業者もあやしいといえます。

とくに、勧められたオリジナル塗料をインターネットで検索しても情報が出てこない、評判が悪いときは注意しましょう。オリジナル塗料と聞くとよいものに思えますが、性能や品質の保証がないうえに、値段を割高に設定して利益を増やそうとしている可能性があります。

オリジナル塗料にこだわりがなければ、既製品の塗料を採用するのがおすすめです。なお、しきりにオリジナル塗料を勧めてくる業者は避けるのが無難でしょう。
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適正価格で外壁塗装を依頼するためのポイント


外壁塗装にかける費用はできるだけ抑えたいと考えるのは当然ですが、反対に相場より大幅に安いと不安になるものでしょう。

ここでは、相場に近い「適正価格」で外壁塗装を依頼するためのポイントを解説します。

現地調査をしてもらう

外壁塗装の費用は家の坪数や塗料のグレードだけで決まるものではありません。

同じ坪数の住宅でも、家の形や階数によって塗装面積や足場面積が変わるうえに、外壁の状態によって必要な補修作業が変わるため、費用が変動します。

そのため、詳細な見積もりを提示してもらうためには、現地調査を依頼するのがおすすめです。現地調査をしてもらうには日程調整など手間がかかりますが、電話やインターネットだけでやりとりするよりも確実性の高い見積もりを提示してもらえます。

複数の業者から相見積もりをとる

外壁塗装は業者によって運営体制が異なり、完全自社施工で対応している業者もあれば、注文だけを受け付けて、施工は別の会社に任せる下請け制度を導入しているところも多くあります。

このような運営体制や会社規模の違いによって料金設定に差があるため、同じ依頼をしても見積もり金額が同じになることはありません。

1社だけの見積もりを見て決めてしまうと、適正価格なのか判断しにくいため、複数の業者から見積もりを取って、納得できる施工内容とサービス、金額のところに依頼しましょう。

坪数ではなく㎡数ベースの見積もりを出してもらう

外壁塗装の費用は、坪数ではなく㎡数ベースの塗装面積で算出されます。

同じ坪数の住宅でも、住宅の形状によって塗装面積の平米数に差が生まれます。たとえば、正方形の住宅と、凹凸型の住宅では、同じ坪数でも凹凸型の住宅の方が塗装面積が多くなるのです。

坪数で価格を提示している業者の中には、後から追加費用を請求したり、塗料が足りなくなって薄く塗装したりするケースもあるため、平米数(㎡)ベースの見積もりを出してもらうようにしましょう。
 

足場代無料など怪しい広告につられない

外壁塗装のチラシがポストに投函されていたり、インターネットで広告が表示されたりして、「〇〇万円ポッキリ!」「足場代無料!」などと書かれていれば魅力的に感じるものでしょう。

しかし、チラシの内容を適用するには制約があったり、足場代や養生代などの費用が含まれていなかったりすることが多く、結果的に高くなりがちなので注意が必要です。また、外壁塗装において足場は必要不可欠なものなので、無料になるのはあやしいといえます。

チラシや広告の内容につられるのではなく、まずは信頼できる業者に見積もりを依頼しましょう。
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相場より高い見積もりを提示されたときの対処法


外壁塗装で180万円以上かかるのは、限られたケース以外では妥当性がないと解説しました。

しかし、実際に180万円の見積もりを提示されたら、どのように対処すべきかわからない方も多いでしょう。また、すでに契約してしまって悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

最後に180万円以上の見積もりを提示されたときや契約してしまった場合の対処法を解説します。
 

信ぴょう性を確かめる

30〜40坪の一般的な大きさの住宅で、外壁塗装だけで180万円かかるのはまずありえません。

見積もりを提示されたら、いったん冷静になって見積書の内容を説明してもらうようにしましょう。少しでもあやしいと感じたら、「即決するつもりはない」「他の業者と比較して決めたい」とはっきり伝えるのがおすすめです。

「今日契約しなければ値引きが無くなる」などと言われるかもしれませんが、外壁塗装業者は1社ではないので、信ぴょう性を確かめるためにも、勢いで契約しないことが大切です。

新しい業者を探す

180万円以上の見積もりを提示された場合、その場で契約せず、いったん持ち帰って新しい業者から見積もりをとるようにしましょう。

相見積もりを取ることで、180万円という見積もりが相場に見合っているのがわかることに加え、業者の知識や対応、施工実績などがわかるので、本当に信頼できる業者を見つけやすくなります。

少し手間と時間がかかりますが、3社以上から相見積もりを取って比較するのがおすすめです。

すでに契約している場合はクーリングオフを検討しよう

180万円の見積もりを提示され、信ぴょう性を確認できないまま契約してしまった場合、クーリングオフの利用を検討しましょう。

契約書を受け取った日を1日目として、8日以内であればクーリングオフ制度が利用可能です。なお、契約書を受け取っていない場合はいつでもクーリングオフが可能です。

ただ、契約者が業者を呼んだ、業者の店舗・事務所で契約したといった場合は適用外となるので注意しましょう。

クーリングオフの申請は書面で行うため、業者と直接やりとりする必要がありません。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回は外壁塗装で180万円は妥当な金額なのかについて解説しました。

外壁塗装で180万円以上かかるのは、家が非常に大きいなど限られたケース以外では妥当性がなく、相場よりも高い金額を提示されている可能性が高いです。万が一、180万円の見積もりを提示されたら、その場で契約せず、持ち帰って他の業者の見積もりと比較するようにしましょう。

ただし、相場よりも大幅に安い場合は手抜き工事をしている可能性があるため、適正価格を提示してくれる優良業者に依頼することが大切です。
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