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外壁
2023年11月10日
塗り替えをしないとどうなる?10年に1度必要な塗り替えの重要性
外壁や屋根の塗り替えは、戸建てに住んでいる方にとって定期的に必要なメンテナンスの
1つです。ただ、決して費用も安くないため、ちょっと営業を受けたから、知り合いに勧められたからという理由で簡単に始められるものではありません。正直放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁や屋根の塗り替えを行う重要性や、しないとどうなってしまうのか、塗り替えの必要性について解説していきますので参考にしてみてください。
塗り替えは、家の外壁を良い状態に保つ上で必要になります。ここでは、塗り替えの重要性を大きく2つに分けて解説します。
外壁は日々、紫外線を浴びたり雨を受けたりすることで少しずつ劣化していってしまいます。この日々の刺激の蓄積で外壁が少しずつ劣化してしまい、防水や耐熱の機能が薄れていってしまいます。おおよそ、20〜30年で外壁の塗膜は劣化すると言われており、目に見える汚れや破損がなくとも、メンテナンスしておく必要があります。適切なタイミングでメンテナンスをして塗膜を塗り直すことで、防水・耐熱機能を維持させるようにしましょう。
外壁の塗装メンテナンスを怠ってしまうと、外壁の塗装が剥げたり、ぼろぼろになったり、場合によってはがれたりゆがんだり、穴が空いてしまうこともあります。
またさらに、小さな破損だと思って放置していても、その破損箇所が広がってしまい結果的に下地まで腐食してしまい、水漏れなどにつながって外壁を張り替えたりしなければならないケースもあります。
そのため、少し汚れが見つかったタイミングや、寿命を迎える少し前の10〜20年くらいのタイミングで定期的にメンテナンスを挟んでおくことで、結果的に長い目で見てランニングコストを抑えることができます。
外壁の色が褪せている
日々日光や雨に当たっている外壁は、少しずつ塗膜が汚れて色が褪せてきます。外壁や屋根全体が少しくすんだ色になってしまい、見栄えが悪くなってしまうだけでなく、防水・耐熱機能まで低下してしまいます。
また、今は色褪せているだけだとしても、その色褪せ部分から劣化して穴あき・はがれなどに繋がってしまうこともあります。
チョーキングとは「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁や屋根を触った時に白い粉が手についてしまう状態のことを指します。これは、外壁の塗膜が劣化した結果、塗膜の素材の合成樹脂が分解されて浮き出てしまい、手についているのです。チョーキングが起きているということは、塗装が劣化しているため、外壁の浮きやはがれ、コカやカビの発生につながってしまいます。
外壁や屋根の広範囲にコケやカビが発生している場合も修繕を依頼しましょう。コケやカビは、雨で湿度が高くなった際、外壁の断熱材などが湿ってしまっているとうまく外壁が乾き切らず、発生しやすくなります。つまり、外壁が劣化して断熱材などに影響を及ぼしてしまっている可能性があるのです。
一部分でコケやカビが発生している場合は自分で掃除することで解消できますが、広範囲にわたって発生している場合は、根本修繕が必要になる可能性もあるので、早めに業者に相談しておくことがおすすめです。
外壁や屋根にヒビが入っていたり、ゆがみ・浮きが発生している場合も早めに業者に相談して修理しておくようにしましょう。一概にひび割れと言ってもヘアークラックや構造クラックなど、さまざまなひび割れの種類がありますが、基本的に外壁の劣化が原因であるため、悪化させないためにも早めに修理する必要があります。
雨漏りや浸水が起きてしまっている場合は、早めに業者に相談して修理するようにしましょう。まれにビニールシートなどで保護されている方もいますが、雨漏りや浸水が起きた破損箇所を早く修繕しないと、その破損箇所が広がってしまいます。破損箇所が広がった結果、外壁や屋根の下地、さらには家の構造部分まで腐食が進んでしまう可能性があり、そうなるとかなり高額な費用がかかってきます。そのため、雨漏りや浸水が起きてしまっている場合は早めに業者に依頼して修繕することがおすすめです。
一般的には、坪数を平米に変換し、そこに1.2をかけるとおおよその費用の目安を算出できます。1坪=3.3平米なので、坪数 × 3.3 × 1.2で塗装面積を算出できます。
基本的に坪数が大きくなるほど塗装面積が大きくなるため、費用は高くなります。また、塗料によっても単価は異なるので注意しておきましょう。
一般的には、急勾配の屋根だと「床面積 × 1.2万円」、緩勾配の屋根だと「床面積 × 1.1万円」で塗装費用を算出することが可能です。なお、外壁の塗り替えと同様、屋根も屋根材や使う塗料剤によって費用単価は大きく異なります。そのため、どんな塗料を使うか、どういったデザインの塗料にするかは業者に相談しつつ決めると良いでしょう。
外壁塗装や屋根塗装工事をする際は、必ず足場を設置して工事を行います。その足場は、家の外周より0.5mほど余裕を持って、(外周の長さ + 0.5)×(家の高さ + 0.5)で計算します。
高圧洗浄や現場管理費、廃材処理等は工事内容や外壁の状態によって異なりますので、一度見積もりをもらって確認すると良いでしょう。外壁塗装や屋根塗装の総費用は、上で紹介した工事単体の費用に比べて、30~40万円程を上乗せして計算しておくようにしましょう。
そのため、手の届く距離の部分塗装をする場合や少しはしごをかけて登るだけで修繕できる場合は自分で行うようにし、外壁や屋根全体の修理を行う場合は一度業者に相談することがおすすめです。
なお、手の届く距離の塗り替えを行う場合でも、必ず2人以上で支える人のいる状態で作業を行うようにしましょう。
続いて、塗り替え工事を業者に依頼する際の順序を紹介します。
屋根裏や基礎部分、下地部分まで確認してもらえるため、外からではわからない基礎部分の痛みや腐食を確認してもらうことができ、気づかなかった修繕箇所に気づいてもらうことができます。
なお、見積もりをもらう際は
・各費用が詳細に記載されていること
・それぞれの費用の説明を聞くと根拠を説明してもらえること
・諸費用の内訳を細かく説明してくれること
・「一式」などと書かれた曖昧な部分がないこと
を確認するようにしましょう。業者によっては費用を曖昧にして相場以上の費用を設定しているところもあるため、複数社に依頼して見積もりをもらいつつ、適正価格を提示してくれる業者に依頼するようにしましょう。
なお、安すぎる業者も手抜き工事をしてくる可能性があるので、注意が必要です。
外壁と屋根の工事日程の目安は以下のとおりです。
・外壁や屋根単体の塗装で7~12日程度
・外壁と屋根双方の塗装で14~20日程度
1つです。ただ、決して費用も安くないため、ちょっと営業を受けたから、知り合いに勧められたからという理由で簡単に始められるものではありません。正直放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁や屋根の塗り替えを行う重要性や、しないとどうなってしまうのか、塗り替えの必要性について解説していきますので参考にしてみてください。
塗り替えの重要性

塗り替えは、家の外壁を良い状態に保つ上で必要になります。ここでは、塗り替えの重要性を大きく2つに分けて解説します。
外壁を保護する
そもそも外壁の目的は、建物自体を守り保護するためにあります。特に、防水や耐熱が外壁に求められる重要な機能です。外壁は日々、紫外線を浴びたり雨を受けたりすることで少しずつ劣化していってしまいます。この日々の刺激の蓄積で外壁が少しずつ劣化してしまい、防水や耐熱の機能が薄れていってしまいます。おおよそ、20〜30年で外壁の塗膜は劣化すると言われており、目に見える汚れや破損がなくとも、メンテナンスしておく必要があります。適切なタイミングでメンテナンスをして塗膜を塗り直すことで、防水・耐熱機能を維持させるようにしましょう。
景観を綺麗にする
外観を綺麗に保つのも外壁の役目です。せっかく建てた戸建てでも、外壁が汚れていたり穴が空いていたりすると見栄えが悪くなり、印象が悪くなってしまいます。来客や訪問を受けた時に嫌な印象を持たれないためにも、景観を綺麗に維持するために適切なタイミングで塗り替えをしておくことは大切です。塗り替えをしないとどうなる?
外壁塗装はお金もかかるので避けたいという方も多いですよね。もし、外壁の汚れが目立っても無視し続けた場合はどうなるのでしょうか?外壁の塗装メンテナンスを怠ってしまうと、外壁の塗装が剥げたり、ぼろぼろになったり、場合によってはがれたりゆがんだり、穴が空いてしまうこともあります。
またさらに、小さな破損だと思って放置していても、その破損箇所が広がってしまい結果的に下地まで腐食してしまい、水漏れなどにつながって外壁を張り替えたりしなければならないケースもあります。
そのため、少し汚れが見つかったタイミングや、寿命を迎える少し前の10〜20年くらいのタイミングで定期的にメンテナンスを挟んでおくことで、結果的に長い目で見てランニングコストを抑えることができます。
塗り替えをすべき症状の目安
続いて、外壁の塗り替えをすべき破損・汚れの目安を紹介します。下記に見られる症状がある場合ははやめに業者に相談して塗り替えを依頼することがおすすめです。外壁の色が褪せている

日々日光や雨に当たっている外壁は、少しずつ塗膜が汚れて色が褪せてきます。外壁や屋根全体が少しくすんだ色になってしまい、見栄えが悪くなってしまうだけでなく、防水・耐熱機能まで低下してしまいます。
また、今は色褪せているだけだとしても、その色褪せ部分から劣化して穴あき・はがれなどに繋がってしまうこともあります。
チョーキング

チョーキングとは「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁や屋根を触った時に白い粉が手についてしまう状態のことを指します。これは、外壁の塗膜が劣化した結果、塗膜の素材の合成樹脂が分解されて浮き出てしまい、手についているのです。チョーキングが起きているということは、塗装が劣化しているため、外壁の浮きやはがれ、コカやカビの発生につながってしまいます。
コケやカビが大部分に発生している

外壁や屋根の広範囲にコケやカビが発生している場合も修繕を依頼しましょう。コケやカビは、雨で湿度が高くなった際、外壁の断熱材などが湿ってしまっているとうまく外壁が乾き切らず、発生しやすくなります。つまり、外壁が劣化して断熱材などに影響を及ぼしてしまっている可能性があるのです。
一部分でコケやカビが発生している場合は自分で掃除することで解消できますが、広範囲にわたって発生している場合は、根本修繕が必要になる可能性もあるので、早めに業者に相談しておくことがおすすめです。
ひび割れ

外壁や屋根にヒビが入っていたり、ゆがみ・浮きが発生している場合も早めに業者に相談して修理しておくようにしましょう。一概にひび割れと言ってもヘアークラックや構造クラックなど、さまざまなひび割れの種類がありますが、基本的に外壁の劣化が原因であるため、悪化させないためにも早めに修理する必要があります。
雨漏り・浸水

雨漏りや浸水が起きてしまっている場合は、早めに業者に相談して修理するようにしましょう。まれにビニールシートなどで保護されている方もいますが、雨漏りや浸水が起きた破損箇所を早く修繕しないと、その破損箇所が広がってしまいます。破損箇所が広がった結果、外壁や屋根の下地、さらには家の構造部分まで腐食が進んでしまう可能性があり、そうなるとかなり高額な費用がかかってきます。そのため、雨漏りや浸水が起きてしまっている場合は早めに業者に依頼して修繕することがおすすめです。
塗り替えの費用目安
塗り替えを業者に依頼するとなるとどのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、外壁や屋根を塗り替える際の費用を紹介するので、参考にしてみてください。外壁の塗り替え費用目安
外壁の塗り替え、塗装の費用の目安は以下のとおりです。坪数 | 費用相場 |
30坪 | 約60〜90万円 |
50坪 | 約100〜150万円 |
70坪 | 約200〜300万円 |
一般的には、坪数を平米に変換し、そこに1.2をかけるとおおよその費用の目安を算出できます。1坪=3.3平米なので、坪数 × 3.3 × 1.2で塗装面積を算出できます。
基本的に坪数が大きくなるほど塗装面積が大きくなるため、費用は高くなります。また、塗料によっても単価は異なるので注意しておきましょう。
屋根の塗り替え費用目安
屋根の塗り替え、塗装費用の目安は以下のとおりです。坪数 | 費用相場 |
30坪 | 約60〜70万円 |
50坪 | 約90〜140万円 |
70坪 | 約115〜180万円 |
一般的には、急勾配の屋根だと「床面積 × 1.2万円」、緩勾配の屋根だと「床面積 × 1.1万円」で塗装費用を算出することが可能です。なお、外壁の塗り替えと同様、屋根も屋根材や使う塗料剤によって費用単価は大きく異なります。そのため、どんな塗料を使うか、どういったデザインの塗料にするかは業者に相談しつつ決めると良いでしょう。
総費用
外壁や屋根を塗り替える際は、上で紹介した費用以外にも足場代や養生費用、洗浄費などがかかってきます。他でかかってくる費用は以下のとおりです。工事種別 | 費用 |
養生 | 300〜500円/㎡ |
高圧洗浄 | 100〜300円/㎡ |
飛散防止ネットばり | 100〜200円/㎡ |
現場管理費 | 2〜4万円/㎡ |
廃材処理費等 | 1〜3万円/㎡ |
外壁塗装や屋根塗装工事をする際は、必ず足場を設置して工事を行います。その足場は、家の外周より0.5mほど余裕を持って、(外周の長さ + 0.5)×(家の高さ + 0.5)で計算します。
高圧洗浄や現場管理費、廃材処理等は工事内容や外壁の状態によって異なりますので、一度見積もりをもらって確認すると良いでしょう。外壁塗装や屋根塗装の総費用は、上で紹介した工事単体の費用に比べて、30~40万円程を上乗せして計算しておくようにしましょう。
費用が高い..!塗り替えは自分でできる?
塗り替えにかかる費用は決して安くはありません。そこで、自分で塗り替えをしようとされる方が多くいらっしゃいますが、結論から言うと自分での外壁塗装はあまりおすすめできません。というのも、外壁や屋根を綺麗に塗り替えるためには高所に登って作業を行う必要があり、慣れない素人の方が高所に登って作業をすると、足を踏み外したり転倒して落下するリスクがあるためです。そのため、手の届く距離の部分塗装をする場合や少しはしごをかけて登るだけで修繕できる場合は自分で行うようにし、外壁や屋根全体の修理を行う場合は一度業者に相談することがおすすめです。
なお、手の届く距離の塗り替えを行う場合でも、必ず2人以上で支える人のいる状態で作業を行うようにしましょう。
塗り替え工事の依頼方法

建物診断をおこなう
まず初めに、業者に依頼して建物診断を行ってもらいます。専門家に一度家へ訪問してもらい、外壁や屋根の状態、痛み具合を確認してもらいます。業者によっては写真・動画を撮りつつ、じっくり診断・確認してもらえるところもあります。屋根裏や基礎部分、下地部分まで確認してもらえるため、外からではわからない基礎部分の痛みや腐食を確認してもらうことができ、気づかなかった修繕箇所に気づいてもらうことができます。
業者に見積もりをもらう
業者に一度確認してもらったら、次は塗装・修理内容を提案してもらい、その見積書をもらいます。なお、このタイミングでどんな色の塗料材が良いのかを決めながら相談することになります。なお、見積もりをもらう際は
・各費用が詳細に記載されていること
・それぞれの費用の説明を聞くと根拠を説明してもらえること
・諸費用の内訳を細かく説明してくれること
・「一式」などと書かれた曖昧な部分がないこと
を確認するようにしましょう。業者によっては費用を曖昧にして相場以上の費用を設定しているところもあるため、複数社に依頼して見積もりをもらいつつ、適正価格を提示してくれる業者に依頼するようにしましょう。
なお、安すぎる業者も手抜き工事をしてくる可能性があるので、注意が必要です。
工事開始
見積もりに納得できたら、実際に工事が始まります。工事期間中は塗料の飛散防止のために飛散防止ネットが貼られるため、窓を開けることができません。外壁と屋根の工事日程の目安は以下のとおりです。
・外壁や屋根単体の塗装で7~12日程度
・外壁と屋根双方の塗装で14~20日程度
まとめ
この記事では、塗り替えの重要性や塗り替えのタイミング、費用の目安について解説してきました。外壁や屋根は10~20年に一度のメンテナンスが必要であり、放置してしまうと屋根や外壁の全張り替えなどの大きな工事につながってしまい、結果的に費用が高くついてしまうことがあります。ガイソーでは、塗り替えが必要かどうか判断するための建物診断からおこなっていますので、工事が必要か不安な方はぜひお気軽にお問い合わせください。関連コラム