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外壁塗装の施工期間はどれくらい?工程ごとの内容と日数について詳しく解説

2023.05.13
「来客の予定があるのでそれまでに外壁塗装を終わらせたい」
「工期を業者に提示されたが、適切な施工日数なのか確かめたい」
といった理由から、外壁塗装の施工期間が気になっている方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装は住宅にとって欠かせないメンテナンスですが、短期間で終わるものではないため、工期や工程を把握したうえで日程を決めることが大切です。

そこで今回は、外壁塗装の施工日数や各工程でどのようなことが行われるのかを解説したうえで、外壁塗装の期間における注意点なども解説します。これから外壁塗装をしようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

外壁塗装の施工日数は7~14日前後


30坪2階建ての一般的な住宅の場合、外壁塗装にかかる日数は約7〜10日ですが、外壁と屋根塗装を同時に行う場合は約10〜14日ほどかかります。

なお、住宅が大きくなるに連れて、塗装面積や下地処理を行う面積も増えるので、その分作業時間も長くなります。50坪以上の住宅の場合、2〜3週間程度は施工期間として見込んでおく必要があるでしょう。

【全10ステップ】外壁塗装の各工程の内容と日数


外壁塗装といえば、単に塗料を外壁に塗るイメージがあるかもしれません。しかし、塗料を塗る前後にさまざまな工程があり、大まかに約10工程に分けられます。
 
ここでは、外壁塗装の各工程の内容と必要な日数について解説します。
 

ステップ1:着工前の近隣あいさつ(期間:1日)

近隣住民の方へ挨拶するのが最初のステップとなります。

外壁塗装工事は少なくとも1週間以上の工期が必要なので、近隣住民の方に何の相談もなく始めてしまうと苦情などのトラブルになりかねません。工事車両の出入りや作業音、塗料の臭いなどでストレスを感じる住民の方も多いので、きちんと挨拶してから作業を始めるようにしましょう。

近隣住民の方への挨拶で、最低限伝えるべきことは以下の通りです。

・工事期間
・工事を行う時間帯
・休日に工事を行うことがあるのか

可能なら工程表やタオルなどの粗品を渡すと、快諾してもらいやすくなるでしょう。

また、近隣住民の方への挨拶は基本的に外壁塗装業者が行ってくれますが、挨拶に同行するなどして施主からも直接挨拶しておくと安心です。
 

ステップ2:足場組み立て(期間:1日~)

外壁塗装は高所作業を伴うため、職人が安全かつ安定した体制で作業できるようにするために、足場が欠かせません。住宅の大きさや階数によりますが、半日〜1日かけて作業が行われます。

なお、足場は鉄のパイプを組みたてていくので、「カンカン」という音がしたり、材料を持ち込むのに工事車両が何度も出入りしたりするので騒がしくなりがちです。リモートで会議の予定が入っている場合などは、自宅以外の場所を確保しておくようにしましょう。
 

ステップ3:高圧洗浄(期間:1~3日)

次に外壁表面をきれいにするための高圧洗浄が行われます。

外壁は常に雨風や紫外線にさらされているので、外壁表面に多くの汚れが付着しているほか、カビやコケが発生していることもあります。また、古い外壁塗装の塗膜が残ったままの状態で塗装すると仕上がりに影響するため、高圧洗浄が行われます。

高圧洗浄の作業自体は1日程度で済みますが、洗浄後に最低でも24時間の乾燥時間が必要です。下地や天候によっては48時間の乾燥時間が必要になることもあり、高圧洗浄の工程は1〜3日必要となります。
 

ステップ4:養生(期間:1日)

塗料を付着させたくない箇所をビニールなどでカバーすることを養生と言います。外壁塗装では窓のサッシや植栽、カーポート、雨樋、玄関ポーチなど、塗装が不要であるものの、塗料が付着する可能性のある箇所をすべて養生して保護します。

なお、養生は塗料が不要なところに付着するのを防止するだけでなく、塗料を隅々まできれいに塗るためにも必要なものです。作業は半日〜1日ほどかかるのが一般的です。
 

ステップ5:下地処理(期間:1日)

塗装工程に入る直前のステップとして、約1日かけて下地処理が行われます。

下地処理とは、外壁表面のほこりや汚れを取ったり、劣化している部分を補修したりする工程のことで、外壁材の種類や状態に合わせて適切な作業をしなければなりません。

下地処理は外壁材や屋根材の種類や状態に合わせてシーリングの補修やクラック補修、サビを落とすためのケレンといった作業が行われます。

下地処理が不十分なまま塗装すると、汚れや傷の上から塗料を塗ることになり、塗料が密着せず施工不良の原因になります。
 

ステップ6:下塗り(期間:1日)

外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の合計3回の塗装工程があり、その中の最初の塗装工程にあたるのが下塗りです。

いわゆる塗料を塗る工程は中塗りと上塗りの2回であり、下塗りはシーラーやフィラーなどと呼ばれる専用の下塗り材が使われます。下塗りは、重ね塗りする塗料の密着度を高める役割があり、重要な工程の一つです。

外壁の劣化が激しい場合、下塗り材が吸収されてしまって重ね塗りが必要になることもありますが、基本的に1日で作業が終了します。下塗り完了後は、十分に乾燥させてから次の工程に移るのがポイントです。
 

ステップ7:中塗り(期間:1日)

下塗りを終えて十分に乾燥させたら、色の付いた塗料を塗る中塗りが1日かけて行われます。

中塗りと上塗りでは同じ塗料が使われますが、塗料の厚みを意味する「膜厚」を確保するために工程が分けられてます。

塗料メーカーの指定する膜厚が確保できていなければ、せっかく外壁塗装を行っても期待する機能が発揮できないうえに、耐用年数も短くなる可能性があります。ただ、無理に多くの塗料を塗ると、乾燥が不十分になってしまったり、塗りムラができてしまったりします。

つまり、あえて塗装工程を2回に分けることで、塗料本来の品質と作業効率のよさをバランスよく実現しているのです。
 

ステップ8:上塗り(期間:1日)

上塗りは塗装の最後の工程であり、外壁塗装の表面を形成するため仕上がりの美しさが求められます。

上塗りを終えたら再び塗料を乾燥させますが、完全に乾燥する前に養生が剥がされます。塗料が乾燥すると、養生を固定しているテープと一緒に塗膜が剥がれるリスクがあるため、やや乾燥している状態で養生をとるのです。

なお、中塗りと上塗りの工程を分けているとはいえ、同じ日に作業する業者はおすすめしません。作業日数を短縮できれば業者にとってメリットがありますが、塗料が完全に乾燥していない状態で重ね塗りすると施工不良につながります。
 

ステップ9:完了検査(期間:1日)

一連の作業を終えたら、施工業者による自主検査と施主による完了検査が行われます。

完了検査では、塗りムラや塗り残しがないかを確認したり、不要な箇所に塗料が付着していないか確認するようにしましょう。気になる箇所があるなら質問し、必要に応じて補修してもらえます。

もちろん、業者によるチェックも行われていますが、完了検査で少しでも気になる箇所があれば、積極的に質問してみることが大切です。完了検査を終えると、不備が無いと同意している状態でなので補修してもらうハードルが高くなり、追加費用が発生してしまう可能性もあります。
 

ステップ10:足場解体&完成(期間:1日)

完了検査が無事終了したら、足場が解体されて外壁塗装完成となります。

足場の解体のほか、周囲にある作業道具や作業員のゴミなどもすべて回収してもらって終了となります。

以上が外壁塗装の一般的な流れとなり、全10工程で7〜10日前後かかるのが一般的です。

外壁塗装は期間が延びることもある


外壁塗装にかかる日数は約7〜10日、外壁と屋根塗装を同時に行う場合は約10〜14日が一般的な施工期間だと解説しましたが、必ずしも1〜2週間で外壁塗装が完了するとは限りません。

ここでは、外壁塗装の期間が伸びる原因について解説します。

工事期間中に雨や雪が降った場合

外壁塗装は1年中いつでも施工できるわけではなく、施工可能な気候条件が決まっています。

・気温が5℃以上
・湿度が85%以下

このような条件があり、氷点下や雨が降っているときは施工できません。

というのも、湿度が高過ぎたり、気温が低すぎたりすると塗料が乾燥しなくなるのが理由です。また、雨が降っていて塗装面が濡れてしまうと、塗料に水分が混ざって施工不良につながるほか、強風の日も塗装面にホコリやゴミが付着するため作業できないケースが多いでしょう。

このように、外壁塗装は気候条件がそろわなければ作業できないため、悪天候で工期を延長せざるを得ないことがあるのです。

日照時間の短い季節に施工する場合

外壁塗装は3度の塗装工程がありますが、塗料が十分に乾燥しなければ次の塗装工程に進めません。

冬場などの日照時間が短い季節に施工すると、作業時間が短くなることに加え、乾燥に時間がかかる傾向にあり、春や秋などに比べて工期が1〜2日ほど伸びやすいといえます。また、梅雨や夏は日照時間が長いものの、雨が多く湿度が高いため工期が伸びやすい傾向にあります。

外壁の劣化がひどい場合

外壁塗装の工期が伸びるのは天候による影響だけでなく、外壁の劣化状態が深刻な場合も工期が伸びる原因となります。
 
外壁塗装は塗装を行う前に下地処理が行われますが、劣化のひどい外壁は下地処理に時間がかかります。本来なら1日で終わる大きさの住宅でも、外壁の状態によっては下地処理だけで数日かかることがあり、その分工期が伸びてしまいます。

乾燥に時間がかかる塗料を採用した場合

外壁塗装の塗料は、メーカーが適切な乾燥時間を定めていますが、塗料の種類によって指定されている乾燥時間が異なります。
 

乾燥時間の長い塗料を選ぶと、その分工期に影響します。また、光触媒塗料は上塗りが完了したらコーティングを行う必要があり、一般的な外壁塗装と比較すると工期が1日プラスされます。

工期の短さを最優先に考えるなら、塗料の乾燥時間を意識しておくとよいでしょう。

外壁塗装の期間について注意すべきポイント


最後に、外壁塗装の期間に関する注意点を解説します。

外壁塗装期間が短い業者はあやしい

外壁塗装の工程からもわかるように、最低でも約7〜10日の施工日数が必要です。

しかし、「1週間以内で外壁塗装ができます」など、工期の短さをアピールしている業者も存在します。工期が短いのは魅力的に感じるかもしれませんが、工期が短すぎると必要な工程を省いていたり、塗料を乾燥させずに重ね塗りしたりしている可能性が疑われます。

本来必要な工程を省いたり、無理に短縮したりした外壁塗装は、塗装が長持ちせず短期間で劣化症状が表れることがあり、結果的に時間とお金を無駄にすることになります。

必要な工程・日数が確保されており、時間はかかっても丁寧に施工してくれる業者に依頼するようにしましょう。

近隣住民への挨拶は必ず実施する

外壁塗装を行うときは、必ず近隣住民の方へ挨拶を実施してから工事を始めるようにしましょう。

外壁塗装は工事期間が長いうえに、工事車両の出入りや騒音、臭いなどで迷惑をかけることになります。必要なメンテナンスなので仕方ないものの、きちんと挨拶しておくことでトラブルを防止できます。

まとめ

今回は外壁塗装の施工期間と工程について解説しました。

外壁塗装にかかる日数は約7〜10日、外壁と屋根塗装を同時に行う場合は約10〜14日ほどかかります。あらかじめ日数と工程を把握したうえで、施工日を決めるとよいでしょう。

また、工事が始まる前には近隣住民の方への挨拶を行う、施工期間が短すぎる業者は悪徳業者である可能性が高いことなども意識しながら、外壁塗装を進めてみてください。

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