先日、窯業サイディング年鑑研修を開催しました。
この企画はガイソーグループの立ち上げ当初から企画しており、いくつかのパートナーとも画策しました。
しかし、調べれば調べるほど編集の難しさを知り、先送りというよりもお蔵入りになっていました。
窯業系サイディングボードが膨大な量であり、資料も残っておらず調査も進まないことから、外壁塗装マスターや屋根リフォームマスターの認定資格講座が先に進みました。
その後、比較的数の少ない屋根材の窯業屋根建材研修が完成し、窯業サイディング年鑑研修はその後も困難を極めました。
この企画は安達顧問との出会いがなければ絶対に実現しませんでした。
安達顧問の過去の経験と知識はさることながら、この企画の価値に対して共感いただき猛烈なエネルギーを燃やしていただいた血と汗の結晶です。
今回はオンラインで60人ほどの受講者でしたが、まだこの企画の価値に気がついていない人が多いようです。
窯業サイディングボードは、日本住宅の外壁の80％以上を占めています。
この年鑑には過去に国内で販売された窯業系サイディングボードの大半を調べて編集されています。
間違いなく外壁リフォームにおける提案内容の価値を大きく高めることになります。
外壁材の種類だけでなく、既存サイディングの表面の塗装の種類まで突き止めることができます。
もちろんアスベストの含有についても網羅されているので改修時に根拠をもって工事を進められます。
これは外装リフォーマーにとっては手放せないバイブルとなることでしょう。
そして、競合他社との競争においても圧倒的なアドバンテージを得ることになるでしょう。
ガイソーグループの営業担当の方には全員に受講していただくことをお勧めします。

提案内容の価値を高める研修会を活用

また、屋上防水マスター講座を本年度より開始しました。
外装リフォームを専門でやっているにも関わらず、屋上防水工事は防水屋に丸投げしている人も多いのではないでしょうか。
屋上防水は始めてみると意外に簡単です。
しかし、雨漏りに繋がる重要な防水工事だけに様々な事例や知識を備える必要があります。
工事の工法パターンは幾つかに限られるのでしっかりと勉強すれば簡単に感じる人が多いのではないかと思います。
使用する材料が限定されることから材料支給・手間発注に切り替えても外壁塗装に比べロスも少なく運用も簡単です。

地道な努力が自社のアドバンテージに繋がる

私たちは現状に満足せずにできることを増やすことが大切です。
売り物を増やす。得意工事を増やす。
提案の切り口を増やす。
そんな積み上げが必ずや強い会社作りへと大きな効果を生み出します。
競合他社も必死に頑張っています。
他社との価格競争に飲み込まれ相手の土俵で相撲を取っている人はいませんか？
価格競争の先には品質の低下、または利益を量で補うために社員の過酷な労働しか残りません。
外装リフォームは1件1件丁寧に間違いのない工事を手がけていかなければなりません。
お客様も価格だけ安い業者ではなく、安心と信頼のできる業者に任せたいと思っています。
私たちは外装工事の専門家としてしっかりとした知識や技術を身につけていきます。
日々の地道な努力の全てが自社のアドバンテージに繋がります。
作業に追われて日々の業務に忙殺されずに確実に積み上げる経営の実践をしていきましょう。