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屋根塗装の見積もりの適正価格と良い見積もりを見極めるチェックポイントを解説!

2023.12.13
屋根塗装の見積もりをお持ちの方の中には「この見積もりは適正価格なの?」「この業者の見積もりは大丈夫か?」など不安に思われる方も多いことでしょう。屋根塗装の業者を選ぶときには業者からもらった見積もりの内容が重要な判断材料になります。また、見積もりの内容によってその業者に任せていいかどうかがわかります。
この記事では屋根塗装の見積もりの適正価格やもらった見積もりのチェックポイントなどを解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
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屋根塗装の見積もりの適正価格はいくら?

一般的な2階建ての住宅の場合、屋根塗装は60万円〜80万円前後が相場です。そのため、業者からもらった見積もりの総額が60万円〜80万円前後であれば適正価格といえるでしょう。
しかし、屋根塗装は屋根の面積や屋根の勾配、使用する塗料、補修工事の多さによって大きく変動しますので注意しましょう。

屋根塗装の費用が変動する要因

屋根の面積

屋根面積が多くなればなるほど必要な塗料が増えるため、費用が上がります。同じ延床面積30坪の住宅でも平屋と2階建てでは平屋のほうが屋根面積が多いのでその分費用が高くなります。

屋根の勾配

屋根の勾配は「緩勾配」「並勾配」「急勾配」の3種類あり、勾配が急であればあるほど屋根面積が増えるため、費用が高くなります。

使用する塗料

塗料の種類によって耐用年数や機能性が異なるため、高機能な塗料であればあるほど単価が上がります。塗料の説明は2章で解説しています。

補修工事の多さ

屋根塗装では現状の屋根の劣化を補修したうえで塗装を行うため、劣化状態が深刻なほど補修工事が増えてしまい、費用が高くなります。

>>屋根塗装の費用相場は?目安や内訳ごとの単価、費用が変わる要因などを解説
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屋根塗装の見積もり項目別の適正価格

続いては屋根塗装の見積もりの項目別の適正価格(工事単価)について解説します。実際にお持ちの見積もりと見比べながら価格を確認してみてください。

項目 工事単価
塗料代 2,000〜5,000円/㎡
※種類によって異なります
養生代 200〜300円/㎡
高圧洗浄 200〜300円/㎡
下地調整(板金、屋根部分) 4,00円〜1,500円/㎡
他スペーサー設置(縁切り) 250〜300円/㎡
足場代 500〜800円/㎡
諸経費・運搬費 全体の5〜10%

塗料代

屋根塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」という合計3回の塗装工程があります。ここでは4種類の塗料別に3回塗りを行った場合の単価を算出しています。

塗料の種類 塗料の単価(2階建て30坪の住宅の場合)
ウレタン塗料 1,500〜2,000円
シリコン塗料 2,300〜3,000円
フッ素塗料 3,800〜4,800円
無機塗料 4,500〜5,500円

最初に行う「下塗り」は屋根に塗料がよくつくようにシーラーという材料を塗ります。その後、「中塗り・上塗り」の2回にわけて塗料を塗ります。塗料にはさまざまな種類がありますが、塗料のグレードが高くなればなるほど単価がアップします。一方、塗料のグレードが上がればその分機能性が高くなるため、塗装が長持ちします。価格と機能性のバランスを考えて塗料を選ぶようにしましょう。

養生代

養生は屋根の塗料が塗装する箇所以外に付着しないようにシートでカバーすることです。施工単価は200円〜300円/㎡です。

高圧洗浄代

高圧洗浄は屋根塗装する前に屋根の汚れやカビ・コケ、チョーキングなどを落としていく作業です。古い汚れが残っていると新たに上から塗料を塗っても付着しづらかったり、仕上がりが悪くなったりします。そのため、屋根塗装を行う際には必ず高圧洗浄を行います。
施工単価は200円〜300円/㎡です。

下地調整(板金、屋根部分)

屋根塗装をする前の下地調整は主に棟板金やシーリング、ひび割れの補修などです。この下地調整を行わないと新しく塗装をしても長持ちしなくなってしまいます。
施工単価は400円〜1,500円/㎡です。

タスペーサー設置(縁切り)

画像出典:株式会社セイム

タスペーサー(縁切り)の設置はスレート屋根の塗装のときに必要な作業です。タスペーサーの設置は屋根材の間に隙間を作る作業です。隙間を作ることで雨の際に屋根の内側に入り込んだ水の出口ができるため、内部の腐食や雨漏りを防ぐことができます。
施工単価は250円〜300円/㎡です。

足場代

屋根塗装は高所作業なのでどの現場でも安全かつ安定した体制で作業するために足場の設置をします。足場は自宅の延床面積と階数によって変わってきます。
施工単価は500円〜800円/㎡です。

諸経費・運搬費

屋根塗装の見積もりで必ず組み込まれているのが諸経費・運搬費です。これは業者の事務処理代、車のガソリン代、駐車場代などが含まれています。一般的にはここまでの合計の5〜10%が目安となります。
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屋根塗装の見積もりのチェックポイント


続いては実際にもらった見積もりが信頼できるものかを確認するためのチェックポイントを解説します。業者によって見積もりのつくり方が違うため、信頼できる見積もりかそうでないかは自身で見極める必要があります。以下のチェックポイントを踏まえて、見積もりの詳細を見ていきましょう。

工事内容が「〇〇一式」の表記になっていないか

屋根塗装の見積もりにおいて「〇〇一式」という表記は注意が必要です。このような「一式」の表記は、具体的な作業内容やそれにかかる費用の詳細が不透明であることを示しています。例えば、「屋根塗装工事一式」と記載されている場合、具体的にどのような下地処理、洗浄、塗装の工程が含まれるのか、またそれにどれくらいの費用がかかるのかがわかりません。

信頼性のある見積もりでは、下地処理、洗浄、下塗り、中塗り、上塗りなど、それぞれの工程が個別に記載され、工程ごとに工事単価が明記されています。このような見積もりであればどこにどれくらいの費用がかかるのかを把握できて安心です。また、工事内容が明確になることで品質の確保や工程管理もしやすくなります。

塗装面積(㎡)が明記されているか

屋根塗装の見積もりにおいて、塗装面積の明記はとても重要です。見積もりに塗装面積が㎡単位で正確に記載されていることは、見積もりの透明性と正確性を担保してくれます。塗装面積が明記されていない場合は、実際の塗装面積よりも多く費用が上乗せされることもあるので注意しましょう。

塗装面積は屋根の形状や傾斜、障害物の有無などによって異なります。そのため、見積もりをとるときは正確に面積を測定してもらい、自分でも確認するようにしましょう。また、複数の業者から見積もりを取って塗装面積を測定してもらうと自宅の塗装面積の相場がわかるのでおすすめです。

使う塗料のメーカーと商品名が明記されているか

屋根塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があります。塗料の種類は工事の品質と耐久性に直接影響するため、見積もりの中で塗料メーカーと商品名の明記は非常に重要です。これにより、顧客側は塗料の品質、性能、耐久性を事前に把握でき、適切な選択が可能になります。また、特定のメーカーや商品によって価格が異なるため、これらの情報があれば見積もりの妥当性を判断するのにも役立ちます。

高品質な塗料は耐久性や耐候性があり、色の持続性があることで塗装が長持ちするため、メンテナンスコストの削減につながります。一方で、低品質の塗料を使用すると塗装の劣化が早まることから再塗装の必要が出てくるので、長期的にみてコストが増加する可能性があります。正しい塗料選びができるように見積もりには塗料の情報をしっかり記載してもらいましょう。

保証期間やアフターサービスについて明記されているか

保証期間の記載があることで、施工後の品質が一定期間保証されることを意味し、万が一の問題が生じた場合に追加費用なしで修正や再塗装をしてもらえます。
アフターサービスに関する記載も同様に重要です。アフターサービスとは定期的なメンテナンスや緊急時の対応、問い合わせへの対応方法などが含まれます。アフターサービスの内容が明確であれば、将来的な問題やメンテナンスの際に迅速かつ適切な対応をしてもらえます。
見積もりに保証期間やアフターサービスが明記されていない場合、その後の不具合や問題に対して自己責任となるリスクを負う可能性があります。そのため、これらの点が明確に記載されていることを必ず確認しましょう。
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屋根塗装で信頼できる業者の選ぶ際の注意点

最後に屋根塗装をする際に信頼できる業者を選ぶときの注意点を解説します。業者によって金額や仕上がりも変わってくるので業者選びは慎重に行うようにしましょう。

2〜3社から相見積もりをとる

屋根塗装で信頼できる業者を選ぶためには2〜3社から相見積もりを取るようにしましょう。複数の業者から見積もりを取ることで、各業者の価格設定、提案内容、サービス範囲の違いを比較検討できます。
相見積もりを取る際は、単に価格だけでなく、提案内容や工事の品質、使用する材料、保証期間、アフターサービスなども比較することが重要です。最安値の業者が必ずしも最良の選択とは限らないため、価格と品質のバランスを見極めることが肝心です。また、見積もりを通じて業者の対応や専門性を評価することもできます。

営業担当者の人柄やビジネスマナーに注目する

営業担当者の人柄やビジネスマナーを見極めることも大切です。営業担当者の対応はその業者のサービス品質や信頼性を反映する重要な指標となります。担当者が親切、丁寧で、詳細な説明をしてくれる業者がおすすめです。
また、専門的な知識が豊富な営業担当者であれば、屋根の状態をみてベストな提案をしてくれるでしょう。さらに担当者の人柄やビジネスマナーが良い業者は顧客との長期的な関係を重視し、信頼関係を大事にしているため、工事後のアフターサービスも手厚いのがみりょくです。そのため、営業担当者の対応を見極めるようにしましょう。

業者の施工事例をチェックする

屋根塗装業者を選定する際は必ずその業者の過去の施工事例をチェックするようにしましょう。施工事例は業者の技術力、経験、専門性をみるための重要な指標になります。具体的な事例を通じて、業者がどのような工事を手掛けてきたか、仕上がりはどうか、顧客の特殊な要望にどのように対応しているかを確認できます。事例は使用した材料の種類、作業の範囲、最終的な仕上がりの写真など、詳細な情報が掲載されているものを見るのが良いでしょう。


契約を急かしてくる業者は避ける

屋根塗装をする際には契約を急かしてくる業者は避けましょう。信頼できる業者は通常顧客がちゃんと納得感を持って契約できるように説明をしてくれたり、サポートしてくれます。
契約を急かす業者は見積もりや契約に隠れた費用や不明瞭な条件を隠している可能性があります。契約に不安を感じている場合は急いで契約をする必要はありませんので、業者の圧力に負けないようにしましょう。

大幅な値引きをうたっている業者は避ける

大幅な値引きをうたっている業者には警戒が必要です。極端な値引きを提案してくる業者は、品質を落とした低コストの工事をしてくる可能性があります。品質が低下すると塗装の耐久性が損なわれ、結果的に将来的な追加の修理費用や再塗装の必要性が生じる可能性が高まります
値引きには低品質の材料の使用、施工の手抜き、必要な工程の省略などが隠されている可能性があります。また、今回の工事費用が安くて魅力的に見えても、長期的な観点でみるとメンテナンスコストがかさみ、最終的な総コストが高くつくことも考えられます。そのため、工事の品質とコストのバランスを考慮し、適切な価格で信頼できる業者を選択することが大切です。
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まとめ

本記事では屋根塗装の適正な見積もり価格や見積もりのチェックポイント、信頼できる業者の選び方などについて解説してきました。業者によって見積もりの出し方や詳細さが異なるのでできるだけ細かく記載してくれている業者を選ぶようにしましょう。
また、屋根塗装をご検討中であればぜひ弊社にお任せください。ガイソーでは無料で見積もり相談を受けつけています。屋根工事をお考えの方はぜひ一度お問い合わせください。
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