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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.65   2020年5月
最悪を想定し非常事態に備えよう


新型コロナウイルスの感染者が都心部を中心に拡大しています。
この原稿を書いている今日は3月30日ですが、来月早々に東京でロックダウンが起こると噂されています。
首都東京がロックダウンされることは、日本経済にとって計り知れない甚大な打撃になります。
目先はインバウンド系や観光産業、飲食業などの業種では倒産する企業が急増することでしょう。
その他にも全産業が影響を受けます。
私たち住宅リフォーム業界は不況に強い業界ではありますが、今回は悪影響を避けることができないでしょう。
直営店でも3月の集客は3~5割減っています。
本来であれば春の繁忙期が始まっていますが、4月以降も集客は減り続けることが予想されます。
春の稼ぎ時に大変な状況になってしまいました。

先を想定した企業体勢を作っておく

日本政策金融公庫などが3月17日から特別な融資制度を実施していますが、民間企業にも枠を広げ無利子で融資を受けられるようになりますので、至急この制度を活用し、資金繰りの心配がいらない状態を作る必要があります(※融資制度などは随時要確認)。
分かりやすく言うと、資金ショートを起こさないよう借りられるだけ借りておくということです。
使わなかったら終息後に返せばいいだけのことですから。
現金があれば会社は倒産することはありません。
仮に1年程売り上げが昨対比で半減したとしても、潤沢な運転資金を用意し、ドンと構えていられる状況を作り出すことが必要です。
現在、中国が終息に向かっている報道から推測すると、今現在では6ヶ月くらいで収束するのではと予測しています。
もちろん更に長期化する可能性もあるため、状況を見守り続ける必要があります。


 

今の行動が、難局を乗り越える鍵に

しかし、首都圏など休業要請される地域以外は売り上げがゼロになるわけではありません。
幸い私達外装リフォームは屋外で行われるため、あまり気にせずにご依頼いただけるお客様も多いです。
仕事量が減る場合は、目の前にいらっしゃるお客様により時間や手間暇をかけて対応させていただくことが信頼作りに繋がります。
受注減よりも重要なことは、社内で感染者を出さないということです。
上場企業や大企業はコンプライアンスに対する意識が中小企業の比ではなく、厳重な感染防止策が徹底されています。
とある大手保険会社では、客先には行かない、仕事は社内でできることを電話やリモートワークで行う、出張の禁止、酒場など人ごみでの外食の禁止、手洗いの徹底、時差出勤などの策が講じられています。
営業の人間が客先に行けないのは企業にとって大きな痛手になりますが、社内で感染者を出したり、万が一クラスターの発生などを起こしてしまうと取り返しがつかなくなります。
私たちも社内で感染者を出すと、自粛ではなく強制的に封鎖及び隔離に追い込まれます。
また、地域での評判に関わりますので、最悪の状態を想定することが大切です。
経営者においては、夜のお付き合いや交流も仕事のうちですが、リスクを理解して自粛されることをお勧めします。
直営店やオリバーでは、マスクやアルコール消毒のような基本的な感染対策以外にも、一日三回の店舗内の除菌清掃を実施しています。
やるべきことは全てやり、冷静に社員全員で団結して戦うことが大切です。
難局を乗り越えて終息後の明るい未来に向けて歩みを進めていきたいと思います。
皆様のお見舞いを申し上げるとともに、更なる奮起をお願いいたします。
 
 

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