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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.54   2019年6月
屋根リフォームの今後の展望についての考察

屋根リフォーム業界の現状像する人が大半であると思います。
それだけ外壁塗装のニーズがあることも間違いないでしょう。
実際にWEB集客における検索数で比較しても「屋根工事」に対して「外壁塗装」の方が3倍多いのは確かです。
このことからも外壁塗装を中心に事業に取り組んでいる事業者も多いわけですが、果たしてそれだけで良いのでしょうか?
美観を重視するならば外壁をピカピカに保った方が良い。
しかし、住宅を長期間維持管理していく上で、部位ごとの重要性を表すと私は3:1で屋根の方が外壁よりも重要であると考えます。
木造住宅は雨漏りを起こすと生活に影響するだけではなく、構造の腐敗が進みシロアリの被害にも直結するからです。

屋根リフォーム業界の現状

 外壁塗装においては塗装工事店の元請け化の事例が多くありますが、屋根工事店の元請け化の話はあまり耳にすることはありません。
それは屋根工事店が下請けでも仕事が途切れることがなく十分な収益を取れている会社が多いことを意味しています。
実際に仕事には困らないことから価格交渉に強気の業者も多く存在します。
ただし、瓦工事店に限定した場合、新築における瓦の採用率が下がり事業の縮小もしくは転換を求められています。
東日本大震災以降に耐震性能を考えると屋根の軽量化を重視する傾向にあるのはやむを得ないことでしょう。
屋根リフォームにおいて、私たちの今後の主戦場となるのは膨大に建ち尽くしているスレート屋根の改修です。
東北や西日本の一部を除いてはここ30年以内に建築された家の過半数にはスレート屋根が採用されています。
スレート屋根はアスベストが含有されておりそれによって強度を保たれていた部分が大きかったのですが、1990年代から無石綿化が進み結果として脆弱なスレート屋根が大量に施工されることになりました。
屋根の上を歩くだけで割れる屋根材はこれにあたります。

真の外装リフォーム専門家とは

 脆弱な無石綿スレート屋根は、塗装するだけでは家を長期間維持できないので、張替えもしくはカバー工法によって改修する必要があります。
しかしながら、張替えやカバー工法を施工できる屋根職人の数が不足しているのが現状です。
スレート屋根の改修工事を行うのは板金職人が理想ですが特に板金職人は高齢化が進み激減しているという問題を抱えているため、熟練した職人でなくても簡単に施工できる建材や工法が求められます。
更にそのための知識も広く伝え日本全国で屋根の改修工事をしていけるようにしなければいけません。
塗装工事に比べ屋根の改修工事は高度な技術や知識が必要になります。
しかし、私たちはその課題から逃げずに積極的に自社施工もしくは自社管理施工を行えるようにしていかなければプロの外装リフォーマーとは言えません。
ガイソーグループでは今年から屋根改修のための専門知識を学ぶことができる「屋根リフォームマスター」を新しくキックオフしました。
これによって、屋根職人だけの聖域のようになっていた屋根改修工事の知識を沢山の人に学んでもらいたいと思います。
塗装に張替え、そしてカバー工法と工事の全てのカテゴリーに対して深い知識を身に着け抜群の競争力を身に着けてこそ外装リフォーム専門家として活躍できると私は確証しています。
屋根工事は衰退しているどころか、カバー工法などは今が導入期であり、これからの時代こそ大きく普及が始まります。
確定している業界の流れに乗り遅れないように積極的に取り組みましょう。

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