昨今、外装リフォーム業界も凄いスピードで変化しています。それに合わせて集客手法や営業方法など も変革を行いながらお客様のニーズに応えて行かなければいけません。私自身も10 年前とは違い、楽に は勝てなくなってきていると年々感じています。どんな時代にあっても仕事の溢れる繁盛店として健全な経 営をしていきたいですね。 ポータルサイトからの紹介案件が多いことからも分かるように、お客様の物の買い方のレベルが上がってい ます。家電等は店舗で商品を選び、価格.COM で価格を比較してより安くお買い物をされる方がほとんど というのが実状です。このように同じ物であれば1円でも安いところで買おうとする時代に突入しています。 購入にあたってのストレスも軽減でき、費やす時間も節約できます。そして、何よりも高額商品の購入で失 敗したくないという気持ちが一番にあるからでしょう。

競争社会で生き抜くための「ずらす戦略」

選ばれるために必要なこと

従来のセールスの現場では、その場でご契約をいただく「即決」を目指していましたが、数社による 価格比較をなされる場面では、お客様に客観的に選んでもらうための価値の向上が求められます。もち ろん価格は大切ですが、外壁リフォームにおいては、イニシャルコスト重視の最安値で購入するとは限り ません。長い目で見て安心できるランニングコスト重視の考え方も大切だからです。　 しかし、価格以外で明らかに他社と差別化できる付加価値をどれだけ用意しているでしょうか。選ばれる には、価格・商品・施工内容・お客様対応・サービス・アフターフォロー・会社の魅力・提案内容・プ レゼン内容・知名度など高い価値を感じられるトータルパッケージを作り上げる必要があります。資料ひ とつ取っても分かりやすく、デザイン性を感じられる資料を提供できているかが求められます。また、最 終的には「いくらで買うか」よりも「誰から買うか」が重視されるため、選ばれるための人間力を高めて いくことも必要です。社長以下全社員が会社の企業価値に重きを置いて、やる気をもって元気に健全に 活動しているかどうかが大切なのです。他社と同じ価格で競うなら、絶対に自分達が選ばれると自信を持 てるような社員教育と社風作りが必要ですね。競争も厳しくなってきていますが、客観的に自社を見つめ ることができたならば改善しなければならない点が山のように出てくるのではないかと思います。さあ、 人生は短く時間は有限です。小さなことをひとつずつ改善し事業を進めましょう。