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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.34   2017年10月
自分の事業に使命感を持てるか

今年の夏は記録的に雨が降る日が多かったそうですね。商売というのは様々で、雨が多いと儲からな い商売もあれば、反対に雨が多いと儲かる商売もあります。さて、住宅リフォーム業界では、起業する にあたり許可や資格が特別になくても始めることができます(請負総額 500 万円未満の場合)。それだ けに取り組みやすい業界でありながら、未整備な業界であるとも言えます。需要も豊富なので仕事を選 ばず一生懸命に取り組めば仕事がなくなるということはないでしょう。しかし、そんな簡単そうに思える 住宅リフォーム業界であっても上手くいく人、上手くいかない人に分かれます。

事業立ち上げのために重要なTTP

私は常々、年商 10 億円までは TTP(徹底的にパクる)だけで到達できると話しています。ある程度上手くいっ ている事例を真似ることだけで事業として立ち上げることは難しくありません。3 ~ 5 億円位までの事業規模 であれば私も経験してきましたが、経営者にやる気さえあれば短期間で到達できると思います。しかし、そ んな中でも上手くいく人と上手くいかない人がいることも間違いのない事実です。自己流や好みなどは捨て、 周りの人から教えてもらうことで学び、そして素直に自社の経営に取り入れていくことが上手くいく秘訣ではな いでしょうか。考え悩むよりもまずは真似てみることが大切であると思います。かく言う私もTTP の達人ですし、 経営者仲間には TTP の猛者も沢山います。しかし、上手くいかない人にとっては、懲りるまで失敗することも 大切です。人間とは、自己流を貫いていては上手くいかないという事がわかるまで失敗を繰り返さないと懲り ないものです。中にはコテンパンにやられてやっとこだわりを捨て素直になれる人もいるでしょう。

使命感を持って取り組む覚悟はあるか

さて、TTP の話題も大切ですが、自身が運営する事業に使命感を持てるかどうかということについて お伝えしたいと思います。人間は「飽きる」という特性を持っています。厳密に言うと、飽きるというよりは、 その他の未知の世界に対する好奇心が沸いてくると言う方が適切かもしれません。「隣の芝が青く見える」 とよく言いますが、商売は儲かれば何でもいいと思いますか?それとも、飽きたら違う業種で商売をしま すか?皆様はどう考えるでしょうか。私が大切だと思うのは使命感を持って事業に従事できるかどうかだ と思います。特に住宅リフォーム業界などは誰でも参入できるので、特別な専門性を感じにくく、世の中 からも専門家としての評価を得にくい部分もあると言えます。ゼネコンやハウスメーカーと比較すると修 理や営繕として身分が下に見られることもあるかもしれません。また、せっかく自社は真面目に努力して いても業界には悪徳業者や未成熟な会社も多く荒っぽい業界に見られることもあるかもしれません。し かし、実際にリフォームをしなければいけない家は数え切れず、困っている人も多くいらっしゃいます。 この仕事に対してどれだけ本気で真面目に一生懸命やり続けられるのか。また、どれだけ意義や価値を 感じながら続けられるかが大切であると思います。もし事業において儲けを第一優先したいのであれば 金融の仕事をした方がいいでしょう。しかし、家を扱うこの仕事が好きであり、家で困っている人のお 役に立つことに遣り甲斐を感じているからこそ本気で打ち込めるのでしょう。最終的に事業が上手くいく かどうかは、そういった使命感を持って本気で取り組んでいる経営者であるかと言うことではないかと思 います。そんな人を周りの人も応援してくれるでしょうし、沢山の仲間も集まることでしょう。 もし、そうでなければ経営者の覚悟が決まってないのかもしれませんね。人生有限です。

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