Requires a javascript capable browser.

COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.14   2016年2月
評価制度はシンプルに

新しい年が明けたと思えばそろそろ春の繁忙期に向けた準備に忙しい時期ではないかと思いますが、 皆 様いかがお過ごしでしょうか。景 況 感 の向上につれ、人材の 採 用マーケットが 盛り上 がっています。 外装事業においても事業拡大のためには採用が不可欠ですので、ある程度思い切った予算を使うことを お勧めします。求人情報誌に広告を出して空振りに終わることも多いかもしれませんが、通年で広告を 掲載し、年に一人でも戦力になる人材を採用できたならば成功であると言えるでしょう。

安定的な組織体制に欠かせない評価制度


安定的な組織体制を作るために賃金規定を歩合給から固定給へ変更し、また、等級制を取り入れる ために評価制度の導入を検討される方も多いのではないでしょうか。社員が安心して働くためには、歩 合給よりも固定給の方が安定した仕事ができるようになります。というのも、歩合給など売上だけが評 価される組織では営業マンはお客様のことなど二の次になってしまい、自分の売上にしか興味がなくなっ てしまうからです。そのような営業マンがいる組織では、お客様から支持され高い顧客満足度を得られ るような地域密着の経営をしていけません。短期的に見ると売上が業績に直結することは確かですが、 中長期的に考えると、お客様満足や施工品質、社員の業務の正確さやお客様対応のレベルなど様々な 要素を向上させることが後々の業績に繋がるのです。

評価制度導入に必要なこと


経営者の皆様は「売上は非常に高いがクレームが多くお客様満足の低い社員」と「売上はそこそこだ が仕事が正確でお客様満足の高い社員」がいたならば、どちらを高く評価するでしょうか。会社の中で の優先事項によって判断は分かれるところかと思いますが、どちらも素晴らしい社員であると私は考えま す。とは言え、評価基準が定まっておらず、賃金規定と評価基準が連動していなければ社員はどのよう に仕事をしてよいか分かりません。評価基準において目先の利益を優先したとすれば、多少クレームが 出ても売上を上げてくることができれば有難いことかもしれません。しかし、どんなに売上が高くてもお 客様満足や施工品質が高くなければ評価されないだけでなく賃金にも反映されないとしたらどうでしょ う。売上・品質ともにバランスのよい仕事に変化していくことが期待できますし、会社としてもその様に 指導していくことが自然と必要になってきます。営業マンの人数が増えることを考えると、評価制度導入 がどこかで必要になるわけですが、最初から過度に気張らず極力シンプルなものから作ることをお勧め 致します。評価制度や賃金制度の導入を専門で行うコンサル会社などは、かなり詳細で難解な制度を提 案してくることもありますが、重要なのは作成よりも運営です。あまり難解な制度にしてしまって運用す ることが嫌になるようでは本末転 倒です。あくまでも身の丈に合わせたもので 十 分と考えましょう。本 当に重要視したい項目を抽出し、集計しやすいまとめ方をして運用していくことが評価制度導入のための 考え方であると思います。 人材採用の難しい今ですから、人材が離職しない安定した組織を作ることが採用と同様に重要となりま すので一度ご検討をされてみてはいかがでしょうか。

お電話でのお問い合わせはこちら

ガイソー サポートデスク

[受付時間] 10:00~17:00 土・日・祝も受付

VCへのご加盟は、エリア制であり事前審査が必要なことから、ご加盟を希望 していただいてもご期待に添いかねることがございます。 あらかじめご了承ください。

Copyright (c) GAISO GROUP. All rights reserved.

arrow_drop_down_circle