Requires a javascript capable browser.
日本外装リフォームネットワークGAISO(ガイソー)加盟店募集トップページ小川コラム > オーダーメイドとオーバースペックの脱却という観点

COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.110   2024年2月
オーダーメイドとオーバースペックの脱却という観点

2024年は新築ニーズの減少が明らかとなり大きな岐路に立たされています。
昨年から工務店の倒産が増えているのです。
全てのお客様が大手ハウスメーカーで契約するわけではないので、客数が多ければ規模の小さな工務店でもある一定数の注文を受注することができました。
仕入原価がスケールメリットで劣る工務店でも、注文建築を手がける中で利益を獲得できました。
しかしながら、原材料費の高騰により、同じ家でもコロナ前と比較して500万円ものコスト増となり価格が上がりました。
土地なし客にとってはローン上限を簡単に超えてしまいます。
少子高齢化により住宅建築客数が減少していますが、コスト増により新築住宅を建てられる客数は輪をかけて激減していきます。

工務店業界の再編

工務店業界は今年大きな再編が起こります。
今まで当たり前であった「注文住宅」とは、当然フルオーダーであり、100人100様の家を設計し建築することでした。
間取りだけではなく、建材の仕上げ材や設備機器など全て打ち合わせしながら選びます。
時間と共に人は学び洗練されますから、何度も何度も仕様を変更しながら工事は進みます。
その都度、仕入も変更となりニッチな工事は仕入値が高く建築総コストに反映されていきます。
そして、業者もお客様もやっとの想いで完成させた家ですが、日々の生活になるとそれは日常の当たり前の景色となります。
その時のブームや好みで選定した仕上げ材も年数が経つとブームも好みも変わるものです。
そして、最終的にはシンプルでベーシックなモノが失敗のないことに気がつきます。
また、色々考えて練り上げた設計プランが既に規格化された商品に類似することも多々あります。
注文住宅で建てるよりも規格住宅で建てた方が間接経費は大きく下がります。
規格住宅で理想に近い生活ができるモノであれば充分に目的を達成することができるのです。
昨今、設計プランだけではなくデザインやインテリアの情報もSNSやWEBの世界に溢れています。
大きなお金を使う買い物ですから、無駄のない購入の仕方を選ぶべきでしょう。
 

 オーバースペックなサービスになっていないか俯瞰で見つめる

世の中の変化の中であらゆる概念が変わりつつあります。
例えば、以前はコンビニで弁当を買うと、ビニール袋に入れて、箸とおしぼりとスプーンも一緒に入れてくれました。
しかし、既に東京では箸もおしぼりも言わないと付けてくれません。
最近ではセブンイレブンの箸の中から爪楊枝がなくなりました。
私にとっては重要なことですが、爪楊枝を使わない人もいるでしょうし、それが無くても購入の決断の要素にはなり得ません。
店員さんがレジで対応してくれるサービスも近いうちに終了するでしょう。
私たちのサービスの中にもフルオーダーの必要のない工事はないだろうか。
必要とされていない人にまで診断書やカラーシミュレーションを作ることを義務的に盲信している人はいないだろうか。
もちろん、買う気の薄い参考見積りのお客様に現地調査をして見積りを提出することは無料で行っているでしょうが、本当に無料で
良いのだろうか。
そもそも不必要なことであれば、断る勇気を持つ必要があるのではないだろうか。
売らない商品や売らない色、やらない工種、対応しない客層など考えれば幾つもあるかもしれません。
あれやこれやとオーバースペックなサービスを展開し、その結果会社が儲からず、社員の賃金も上げることができないのであれば本末転倒です。
自分の会社を俯瞰して考える機会となれば幸いです。

お電話でのお問い合わせはこちら

ガイソー サポートデスク

[受付時間] 10:00~17:00 土・日・祝も受付

VCへのご加盟は、エリア制であり事前審査が必要なことから、ご加盟を希望 していただいてもご期待に添いかねることがございます。 あらかじめご了承ください。

Copyright (c) GAISO GROUP. All rights reserved.

arrow_drop_down_circle