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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.111   2024年3月
能登半島地震の震災が発生して感じること

2024年は元日から北陸で震災が発生しました。
私は毎年恒例の雄山神社での初詣の最中に地震に遭いました。
揺れの大きさから「ただごとで無い」事態が起きたとすぐに感じました。
2日から休みを切り上げ状況把握のため動き始めました。
当時は被害の全貌がまだ見えない状況でしたが、能登方面における甚大な被害や犠牲者の情報は報道の限りです。
立ち入りが許される能登付近の地域の被害状況の視察に行ってきましたが大きな被害が出ていました。
道路や石畳は揺れに対して何の抵抗も無いかのように変形しています。
うねうねと波打った状態になりあちらこちらで裂けたり陥没したりしています。
ブロック塀は簡単になすすべも無く倒れています。
建物は基礎から大きな被害を受けて家は傾いています。
倒壊を免れたとしても改修するのには莫大な費用が必要になることでしょう。
瓦屋根の棟瓦は崩れており雨漏りする前に修理が必要な状態です。
このような家は数多く見受けられます。

 
 

ライフラインの回復が最優先

もちろん最優先は人命の救助。
行方不明者の捜索のため倒壊した瓦礫を解体処分する作業が必要です。
同時に避難している被災者を断水や停電が襲います。
特に断水は厳しい状況です。
飲料水以外に入浴やトイレなどの使用ができません。
コンビニに行っても何も売っていませんしトイレも使えません。
ライフラインの回復が地域において最優先されます。
私たちリフォーム会社が活躍する住宅改修工事の出番は随分先の話になることでしょう。
甚大な被害の及ぶこのような緊急時において私たちは自分達の無力さを実感します。
私たちの守備範囲である外装においては瓦工事が既にパンク状態で、受付をしてもいつ工事できるか分からない状況です。
まだ、瓦を全部下ろして金属ルーフを張る方が早い復旧が見込めます。
外壁に関しては地震の終息を実感できるまでは手を付けられないと思います。
せっかく直してもまた割れる恐れがあるからです。
耐震補強や雨露をしのぐことが優先でそれ以外は落ち着いてからの工事が良いでしょう。
立ち入ることも限定される被災地では、できることが意外にも少ない。
最前線で活躍する自衛隊の皆様には本当に頭が下がります。

住宅の耐震性能の向上・災害に強い家造りへ

しかしながら、甚大な被害の出た最前線で瓦礫を処分することも、軽微な被害の地域で困った人へのサポートをすることも、混乱した世の中を回復させるという大きな視野で捉えると同義であるともいえます。
自分の与えられた地域で対応できる仕事に全うすることが大切であるとも思います。
被災地が落ち着いた状況になるには半年くらいかかるのでは無いかと感じます。
先はとても長く感じます。
このような災害が起きてあらためて実感できることが、住宅の耐震性能の向上や災害に強い家造りです。
そして日本列島には絶対に安全な所などはなくいつ地震が起きてもおかしくないのだと備えておくことが必要なのだと再認識いたしました。
今回の能登半島地震において日本外装リフォームネットワークガイソーのパートナーの皆様には当方のご協力依頼に対し快くブルーシートなど沢山の物資を供給いただき心より御礼申し上げます。
皆様の善意が石川県七尾市や富山県氷見市の被災された皆様のお役に立てましたことを再度こちらでご報告させていただきます。
大変な混乱から始まった一年ではありますが改めて今年一年の皆様のご発展を願っております。
宜しくお願いいたします。


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