先日、高知県へ視察に行ってきました。
まだ行ったことのない唯一の県が高知でしたので感無量です。
土佐ジローという地鶏の視察が目的でしたが岩崎弥太郎の生家や中岡慎太郎の生家にも訪問しました。
もちろん桂浜へ行き坂本龍馬像も拝んできました。
でかかったなぁ。
坂本龍馬が高知県民の一番の誇りであることが一目瞭然です。
最後にひろめ市場で鰹のたたきを食べ、高知の魅力を満喫してきました。
高知県民は維新の志士達の様に男女共に行動力のある方が多いようです。
是非にガイソーのパートナーも増えることを期待し再訪を誓いました。
私はこれで日本全国47都道府県を巡ったことになります。
役得と言いますか全国に訪問する機会があるということはとても有り難いことです。
当たり前ですがどこに行っても同じ日本ですし、交通標識もルールも同じです。
方言に多少の違いがあるだけで、同じ日本語を話し意思疎通も問題ありません。
列島は長いので気候の違いによって魚や野菜、酒など名物の違いを楽しめます。
住宅様式も沖縄と北海道を除いてはほぼ同じです。
積雪による耐震基準や断熱等級などの違いはありますが木造の2階建ての家が大半です。
どこに住もうがどこで商売をしようが法にさえ触れなければなんでも自由であることが実感できました。
改めて平和で豊かな国に住んでいることに感謝します。
2023年を振り返って
さて、今年を振り返って業界を考えると3つのポイントが挙げられます。
まずは記録的な猛暑の影響で下期に大きな悪影響が出ている会社が多いことです。
リフォームビジネスも世の中の平和で安定的な生活の上に成り立っていることが理解できます。
今後、中東の紛争が大きくなり原油が入ってこないなどということになると、想像のできない状況が起きる可能性があります。
次に、家電量販店の販売の拡大が進んでいます。
水回りリフォームなど住設の販売のシェアをどんどん伸ばしています。
外壁塗装なども外部との提携を進め受注を増やしているようです。
外装リフォームにおいても今後我々の競合先になってくることが予想されます。
そして3つ目は、新築着工棟数の明らかな減少が始まり、工務店の倒産が増えています。
この2年ずっと、昨対比-10%が続いています。
国も補助金などで新築の後押しを続けてきましたが原価の上昇と人口減の影響でピークアウトから一気に崩れ落ちる予感です。
割と冷静に考えてもこれから10年で新築を施工する工務店は半分になるかも知れません。
変化をチャンスと捉える
もちろん新築からリフォームへシフトする工務店も増えてくることでしょう。
リフォーム業界はまだまだ競争が続きます。
首都圏など都市部から競争激化は既に始まっていますが地方においても都市部で通用するようなレベルの実力を身につけていく必要があると思います。
来年から法律の変更があることも分かってきています。
省エネ基準適合義務化に備える断熱改修リフォームへの対策や4合特例の縮小に伴う対策が近々に求められます。
また仮設足場のルールも変更されますので、こちらも速やかな対応をしていかねばなりません。
現在アスベスト対策に対応を始めている会社が多いと思いますが上記変更点を含めて変化に対応できない会社は一気に置いていかれます。
このことをチャンスと捉え地域で信頼される有力工事店を目指し頑張っていきましょう。
また来年元気でお会いしましょう。