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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.107   2023年11月
新しい強みを生み出そう

外装リフォーム業界にポータルサイトが出現して7~8年。
はじめの頃は外壁塗装をネットで購入することに懐疑的な人が多かったのではないでしょうか。
それはもちろん現地調査をしたり家の傷みを診断したりとプロとしての知見が重要だからです。
しかしながら一般ユーザーが気軽に見積り依頼をして比較検討する窓口として当たり前に利用する時代になってきました。
もちろんポータルサイト事業者も全てシステマティックに事業を進められるわけではなく、引き合いを獲得した後にコールセンターのアポインターが電話をして話をまとめる作業はとても泥臭くも見えます。
ポータルサイト同士の競争も熾烈を極める中、業界の変化は明らかに進んでいます。

工事業者としての強みの鍵とは

特に変わったのは今まで工事店として下請けをしていた会社の元請け化が進んだことでしょう。
営業などしたことなかった工事店でも、ポータルサイトで無数の案件を購入し営業の訓練を重ねる中で仕事がとれるようになってきました。
お客様の中には会社の規模や信用性などは気にせずに、とにかく価格さえ安ければよいという人も少なくはありません。
手探りで始めた元請け受注も1~2年も苦しみながら訓練すればそれなりにとれるようになってきます。
特に都市部における外壁塗装の価格競争は熾烈になっており、従来行っていた樹脂のグレード別の松竹梅提案では差別化できなくなっています。
小手先のテクニックや営業トークだけではお客様も納得しません。
ネットでいくらでも工事の内容を学ぶこともできます。
ですから、それぞれの会社は何かしらの具体的な強みを増やしていくことが求められています。
外壁塗装の職人は技術的にも短期間で仕事を覚えられることから職人としての参入障壁は低く、職人の高齢化が指摘される現在においても労働力が余っている状況です。
同じ工事職人でも、左官工事や板金工事になると希少価値が明らかに上がります。
外装リフォームにおいて塗装工事は必須として、左官工事や板金工事、さらには屋上防水工事やアルミエクステリア工事など得意なカテゴリーを如何に増やしていけるかが工事業としての強みの鍵になります。

自社の新たな強みを考える

また、住宅を建ててから15年ほどで外壁塗装などは必要になりますが、同じ時期に修理が必要になるものに給湯器の交換があります。
給湯器はお風呂に入るという毎日必要な行為でありライフラインのひとつです。
当たり前にお湯が出るということはとても重要です。
外装リフォームとセットで販売をしたり、給湯器の交換から外装リフォームを提案したりと仕事のパターンが広がります。
外装リフォーム専門店だからといってその他のリフォームを手がけてはいけないということは全くありません。
外装の専門家であるという気概ももちろん大切ですが、住宅を守るプロと考えれば他にできる工事や得意分野を増やすことはとても重要です。
まったく異業種に進出することは十分な注意が必要ですが住宅リフォームにおいては関連工事であるものが多くトータルな提案力を身につければ鬼に金棒となります。
外装工事はこれから閑散期を迎えますが、冬に繁忙期を迎える給湯器事業などを立ち上げると思いもよらぬ受注に繋がる可能性が高いですね。
潤沢なエコキュート交換のマーケットが目の前に広がっています。
日々勉強して各社新しい強みを生み出しましょう。


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