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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.105   2023年9月
リフォームにおいても先義後利の考え方が重要

 私は大学を卒業して22歳でこの業界に入りました。
バブル経済の余韻を充分に感じられる時代で、バブルがはじけて景気が悪いと言われても家は「直す時代」ではなくて「建て替える時代」でした。


 

“訪問販売”ではなく理念なき会社が悪

当時は住宅における「リフォーム」という言葉の定義すら曖昧で、ハウスメーカーや工務店もリフォームなどは新築に比べると儲からないので手が空いている時にやる感じでした。
ハウスメーカーで家を建てた人も、建てた会社に連絡してもアフターや修繕だけではなくリフォームすら対応してくれない有様だったのです。
当時はまだインターネットも無かったため、修理修繕をどこにお願いしたらいいか分からない人が多く、たまたまお願いした業者が悪徳業者で、騙されて泣き寝入りする人も多い状態でした。
また、コンプライアンスの概念も薄く、契約における義務や権利も曖昧でした。
まさに建築業界はクレーム産業と言われた所以であると思います。
私が社会人になって最初の仕事は外壁塗装の飛び込み営業でした。
毎日足を棒にして何百件もピンポンして、やっといただけた仕事の有り難さは言いようがありません。
私にお任せいただいた以上は絶対に後悔させない。
絶対に良い仕事をするという気持ちに燃えていました。
しかし、私が在籍していた会社は売上至上主義でした。
先輩や上司からは過去の顧客を訪問するとクレームを拾うから行くなと教えられました。
決して訪問販売が悪いわけではない。
理念なき会社が悪いのです。
お客様を大切にできない会社に未来はありません。
正義のない会社は退場させられます。

商売は損得ではなく善悪で行う

私は27歳で独立起業しオリバーを立ち上げました。
前職で感じた嫌なことはしたくない。
住宅で困っている人のお役に立ちたい。
私たちを信じてお仕事をお任せいただいたお客様の家がある以上は生涯のお付き合いをさせていただける会社にしようと心に誓いました。
前職と同様に外壁塗装の事業で起業しましたが、外壁塗装以外に家の修理修繕でお困りの方は沢山いらっしゃいます。
ハウスメーカーが面倒臭がって対応してくれない細かな仕事も迅速に一生懸命に対応させていただきました。
自分達の欲しい仕事を1件いただくためには5件ほど細かな修理修繕も混ざってきます。
大いに結構じゃありませんか。
自分の欲しい仕事ばかりいただけるわけではありません。
利益にもならないような細かい仕事にも一生懸命に取り組む。
困っている人のお役に立つことが私たちのスタンスであると割り切って取り組むことでお客様が一気に信用してくださる。
次にリフォームをするならばこの人達にお願いしようと思ってくださる。
例えば過去に、社員が屋根瓦の差し替えなどで「また何かあったときで結構ですから」とお金もいただかずに爽やかに帰ったところ、その後3000万円の大改修を指名でいただいたこともありました。
このように、人のお役に立ちたいというスタンスで頑張るととてもいいオーラが出るのです。
自分の欲しい仕事がなかなかいただけなかったとしても神様は見ているのです。
沢山の人のお役に立つことによって不思議と義の貯金も貯まるのでしょう。
商売は損得ではなく善悪で行わなければいけません。
テクニカルな部分に終始している人は上手でかっこいいかも知れませんが、いいオーラは出ていません。
オリバーの社員は決して派手で話し上手な必要はありません。
真面目で地道で一生懸命なお客様想いのスタンスがしっかり確立していれば、愛すべき最高の社員であると思います。


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