先日、東日本ブロックミーティングを開催し60人ほどの方々にご参加いただきました。
メイン講座は札幌のトップランナーの齊藤社長。
昨年、彗星のごとく現れ、販売ランキングにおいて圧倒的な存在感を残されています。
そんな齊藤社長の講義だけに、多くの方が楽しみにされていたことでしょう。
私の印象は、誰しも徹底できていないような細かな部分を徹底して取り組む細やかさ。
齊藤社長の豪快な風貌からは連想できないような細部の徹底した積み重ねが圧倒的な実績に繋がっているようです。
スーパーマンは凡事徹底・些事追求の人でした。
参加された方々も目からウロコの連発だったのではないでしょうか。
まずは基本に忠実に、基本の徹底が求められることが結果に繋がることがわかる良い講義でした。

机上と頭の中の整理整頓状態はイコール

さて、基本といえば業務上の重要事項の中では整理整頓があげられます。
デスクの上を見ればその人が仕事のできる人なのかどうかが一目瞭然です。
沢山の書類が積み上がり、重要な資料やタスクは埋没して見えなくなってしまいます。
納期意識どころか、そのタスクのことすら忘れてしまいます。
様々なことに一丁噛みし、結局何もやりきることなく収拾がつかなくなる人がいます。
整理整頓とは机の上のことだけではなく、まさに頭の中や抱えているタスクの整理整頓とイコールなのです。
ですからデスクの上が整理整頓できていない人は仕事の優先順位をつけて納期意識をしっかり持って仕事をするという当たり前のことができない人ということになります。
また、整理整頓はデスクの上だけではなく、PCの中や鞄の中、そして車の中も同様なのです。
私は営業マンの車の中を観察します。
仕事に関係のないものは一切置かないように指導します。
レンタカーを毎日借りて乗っているような状態を継続することが最高だと思います。
ダメな人は普段使わない資料やカタログ、着替え、レジャーの道具、お風呂セット、整髪料にドライヤー、洗面道具など様々な積載品があります。
キャンプにでも行くのでしょうか。
また、営業マンにもかかわらず、万能職人のような道具が満載なことも問題があります。
作業に逃げて仕事をした気になってはいけません。
営業は職人の5倍以上の利益生産性をあげなければいけないので軽作業をすることもごく稀なはずです。
1週間以内に使わない物や仕事に関係のない物は全て片付けましょう。
当たり前ですが雑誌や漫画などがあるようでしたら大問題です。
スマホのサボりにも厳しい管理やルールが大切です。

確実にやり遂げる癖づけをする

仕事には優先順位が必要です。
毎日業務を抽出し直し、計画を組み直しながら確実にスピード感を持って仕事をこなしていきます。
そのためにはやりきる癖が大切。
整理整頓をする時間や心の余裕すらなくなる状態に追い込まれている人は、自分自身すらコントロールできず仕事のできない人である認識を持つべきです。
そんな人が現場のコントロールをできるわけがありませんし、仮に部下がいるとすれば同様です。
直接的にも間接的にもお客様や会社の仲間に様々な迷惑をかけ、悪影響をもたらすことでしょう。
仕事の応用は基本の積み重ねの上に成り立ちます。
しっかりと実績を残したいのであれば、実践することとしないことを明確にし、納期を決めて確実にやりきる習慣を身につけます。
一丁噛みせず、必要のないことは全て捨て去ります。
あなたが今本当にやるべきことは何ですか？