住まいの外装リフォーム GAISO(ガイソー) トップ > コラム > 外壁 > 外壁補修の症状別費用目安|DIYでできるケースも紹介
外壁
2023年11月10日
外壁補修の症状別費用目安|DIYでできるケースも紹介
「外壁の劣化が目立つけれど、どのくらいの費用で修理できるんだろう」「補修内容によって費用が異なると聞いたけれど、うちはどのくらいだろう」と疑問に思う方は多くいらっしゃいます。基本的には、工事の範囲によって外壁補修の費用相場は異なってきます。この記事では、外壁劣化の症状別に補修費用の相場を紹介していきます。症状が劣化しないためにも、早めに相談して補修しておくことが大切です。
ただ、もしひび割れやサビなどの劣化が目立っている場合は、早めに業者に相談して補修しておくようにしておいた方が得策です。と言うのも、劣化した部分から腐食や劣化の拡大が始まってしまい、気がついたら張り替えなどの大規模な工事が必要になってしまうと言うケースがあるためです。
少しずつ定期的にメンテナンスしておくことで、長い目で見てコストを抑えることが可能になります。
ひびが0.3mm以下の場合は、まだそこまで急いで工事を行う必要はありません。ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下のひびは、外壁の表面の塗膜にひびが入っている状態なので、様子を見つつ必要に応じて外壁塗装をおこないます。
ひび割れが0.3mm以上と広く、また深さも3mm以上の場合は構造部分までひびが入っている可能性があります。「構造クラック」と呼ばれ、外壁自体が歪んでしまっている可能性があります。ひびわれた部分に水が侵食したりシロアリが入ってしまい、外壁の下地・基礎部分にまで害が及ぶ可能性がありますので、早めに工事を依頼しましょう。
なお、構造クラックを修理する際は樹脂注入工法という方法で、樹脂で作られたシーリング材をひび部分に注入することで工事を行います。
なおひびわれが0.3mm以上でも、ひびの深さが深くない場合は塗膜だけのひびである可能性が高いため、そこまで急いで工事をする必要はありません。
ひび割れの幅が1.0mm以上の場合は、外壁の下地や構造部分にまでゆがみ・ひびが発生してしまっている可能性があります。場合によっては壁の張り替えなどの大規模な工事が必要になる可能性もあるので、はやめに業者に相談して工事を依頼するようにしましょう。
ひび割れ箇所が1.0mm以上と広い場合は、ひびに合わせて外壁を堀り、広くシーリング材を補填して埋め合わせるカットシーリング充填工法という方法で工事が行われます。
なお、ひび割れ箇所が多く大幅な修繕が必要な場合は、カバー工法や張り替えを行う場合もあります。
外壁は、10〜20年ほど経つとどうしてもサビや色褪せが発生します。サビや色褪せが発生した時は、外壁の塗り替えや塗装をおこないます。
サビを落としたり色褪せを洗浄してある程度綺麗にしたのち、一旦乾燥させて塗装を行います。
また、サビの補修の場合は、まずサビを落とすケレン作業という工事を行ったのち、サビどめ専用の塗装を塗布して補修を行います。
コーキング(シーリング)とは、外壁材の間を埋めている箇所になります。ゴムのような素材で外壁の間が埋められているのを見たことがあるかもしれません。
このコーキング部分も、日々紫外線や雨にさらされることで劣化し、ひび割れを起こすことがあります。ひび割れ部分から外壁の内部へと水やシロアリが侵入することがあるため、早めに工事を依頼すると良いでしょう。
なお、コーキングを補修する際は、コーキング剤を入れ替える打ち替えという方法と、既存のコーキング剤の上から充填する増し打ちという2通りの方法があります。
なお、カビや藻・コケが発生している場合、外壁材が劣化していることもあるため、場合によっては外壁の塗り替えや塗装を行い外壁材の耐水・耐熱性を再度アップデートするという手もあります。
チョーキングとは外壁を手で触った時に白い粉が手につく状態のことを指します。チョーキングは、外壁の塗膜が劣化して原料が分離していることにより発生します。つまり、塗料剤が劣化してしまっていることが原因です。
そのため、外壁の塗り替えや塗装を検討するようにしましょう。
表面の塗膜の浮きやはがれ、反りが発生している場合は外壁の塗り替えや張り替えが必要になります。一部が剥がれている場合は部分補修で張り替え、塗装を行うだけで問題ない場合が多いですが、浮きや反りが起きている場合は、塗膜と下地の間に隙間ができ、内部に水や空気が入ってしまっている可能性があります。
一度浮きや反りが起きてしまうと元の状態には戻せないため、外壁の張り替えを行う必要があります。
そのまま放置してしまうと、家屋の構造部分にまで侵食してしまう可能性がありますので、できるだけ早く業者に相談するようにしましょう。
外壁補修の費用に合わせて、足場代や飛散防止ネット代などが追加でかかってくるため、下で紹介する費用に合わせて20〜30万円ほどが追加してかかってくることを知っておきましょう。
一般的には、坪数を平米に変換し、そこに1.2をかけるとおおよその費用の目安を算出できます。1坪=3.3平米なので、坪数 × 3.3 × 1.2で塗装面積を算出できます。
基本的に坪数が大きくなるほど塗装面積が大きくなるため、費用は高くなります。また、塗料によっても単価は異なるので注意しておきましょう。
使う外壁材や戸建ての面積、階数によって異なりますが、30坪の戸建て住宅で120~200万円が相場です。
外壁の撤去や処分代がかかってくるためカバー工法よりも費用は高くなり、150〜250万円ほどが費用相場です。
After
外壁と屋根が劣化し、はげて欠け始めていたため、ガイソーにて外壁塗装工事を行いました。劣化のひどい部分とそうでない部分がかなり分かれていたため、劣化のひどい部分に関してはカバー・ひどくないところには塗装と組み合わせて提案させていただきました。
劣化の箇所や範囲によって柔軟な提案をさせていただきますので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
事例を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
After
クリーム色のデザインの外壁が色褪せていたため、同じ塗料を用いて外壁塗装を行いました。清潔感のある色合いになり、見た目も清潔さが取り戻されている様子が伺えます。
外壁塗装をするタイミングで外壁の色を変えることも可能ですので、好みの色・塗装剤を業者と相談してみてくださいね。
事例を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
After
こちらの事例では、外壁をはりかえて濃い茶色の外壁材「Danサイディング」に変更しました。以前は明るい茶色のデザインだった外壁が、シックなデザインの家になりました。
ガイソーでは、さまざまなデザイン・色の外壁材を選ぶことができますので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
事例を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ぜひここで紹介する注意点を把握しておき、自分でできる工事の場合はトライしてみてはいかがでしょうか。
・部分塗装
・一部分のコーキング
・サビ、コケ、藻の清掃
などの、そこまで広範囲でない外壁補修は自分で可能です。逆に、全体の塗装やカバー工法などは業者に依頼しないとそもそも対応できない工事内容もあるので、一度業者に相談するようにしましょう。
DIYで外壁補修工事をするうえで必要なもの
続いて、DIYで外壁補修工事をする際に必要なものを紹介します。工事内容別に必要なものは異なります。
上で紹介した器具以外にも、どの工事でも外壁を補修するために登る脚立、足場は必要になります。
高所に登って工事を行うとなると、慣れない梯子・足場で踏み外して転倒してしまうリスクがあり、実際多くの方がDIYで外壁補修工事をして転倒するという事故が発生しています。
また、適切にネットを張ったり周りに塗料、工事物が飛ばないようにしておかないと、近隣住民に迷惑がかかってしまうこともあります。
そのため、外壁補修工事をする際は、極力業者に一度相談して建物の補修内容の診断をしてもらい、どんな工事が必要か見てもらうことがおすすめです。
続いて、外壁補修の費用を抑えるポイントを紹介します。
火災保険が適用される条件としては以下の3つです。
1.外壁の破損が自然災害の影響であること
2.被災から3年以内であること
3.工事費用が火災保険の面積金額を超えること
これらの外傷によって外壁が壊れた場合は、補修費用を火災保険で補填することが可能です。もちろん、経年劣化や寿命による補修工事では適用されません。
なお、火災保険には約20万円の免責金額があります。この金額を超える工事だけが火災保険の適用を受けることができますので、注意しておきましょう。
また、もし万が一悪徳業者に相談してしまっていた場合に、他の業者の見積もりと比較しておかないと、適正価格なのかどうかを見極めることができません。
そのため、相見積もりをとって外壁塗装の相場感を把握し、納得のいく金額で工事ができるようにしましょう。
逆にいうと、その時期は工事を行う人が少ないため、業者側も工事をするために少し価格を低くして工事を行うということもあります。
そのため、外壁塗装を行う際に同時に屋根塗装工事も行ってもらうことで、1度の足場設置で両方の工事をしてもらえるため、本来別々だと一回かかってくる足場代を抑えることができます。
外壁補修は必要?
「外壁が少し劣化しているけど、補修した方が良い?」「うちは大丈夫じゃないの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。外壁の補修は、劣化が目立ったタイミングでは遅く、ある程度綺麗なうちから定期的にメンテナンスをしておくことが必要です。おおよその目安は10~20年に1度と言われています。ただ、もしひび割れやサビなどの劣化が目立っている場合は、早めに業者に相談して補修しておくようにしておいた方が得策です。と言うのも、劣化した部分から腐食や劣化の拡大が始まってしまい、気がついたら張り替えなどの大規模な工事が必要になってしまうと言うケースがあるためです。
少しずつ定期的にメンテナンスしておくことで、長い目で見てコストを抑えることが可能になります。
外壁補修の症状別工事方法
外壁の劣化症状別に、どんな工事をするべきか解説していきます。ひび割れ
外壁のひび割れは、ひびの大きさや深さによって補修内容が異なってきます。ひび割れのサイズによっては急ぎで補修する必要がない場合もありますので、ここで確認しておきましょう。ひび割れの幅が0.3mm以下の場合

ひびが0.3mm以下の場合は、まだそこまで急いで工事を行う必要はありません。ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下のひびは、外壁の表面の塗膜にひびが入っている状態なので、様子を見つつ必要に応じて外壁塗装をおこないます。
ひび割れの幅が0.3mm〜1mm、深さ3〜5mm以上の場合

ひび割れが0.3mm以上と広く、また深さも3mm以上の場合は構造部分までひびが入っている可能性があります。「構造クラック」と呼ばれ、外壁自体が歪んでしまっている可能性があります。ひびわれた部分に水が侵食したりシロアリが入ってしまい、外壁の下地・基礎部分にまで害が及ぶ可能性がありますので、早めに工事を依頼しましょう。
なお、構造クラックを修理する際は樹脂注入工法という方法で、樹脂で作られたシーリング材をひび部分に注入することで工事を行います。
なおひびわれが0.3mm以上でも、ひびの深さが深くない場合は塗膜だけのひびである可能性が高いため、そこまで急いで工事をする必要はありません。
ひび割れの幅が1.0mm以上の場合

ひび割れの幅が1.0mm以上の場合は、外壁の下地や構造部分にまでゆがみ・ひびが発生してしまっている可能性があります。場合によっては壁の張り替えなどの大規模な工事が必要になる可能性もあるので、はやめに業者に相談して工事を依頼するようにしましょう。
ひび割れ箇所が1.0mm以上と広い場合は、ひびに合わせて外壁を堀り、広くシーリング材を補填して埋め合わせるカットシーリング充填工法という方法で工事が行われます。
なお、ひび割れ箇所が多く大幅な修繕が必要な場合は、カバー工法や張り替えを行う場合もあります。
サビや色褪せ

外壁は、10〜20年ほど経つとどうしてもサビや色褪せが発生します。サビや色褪せが発生した時は、外壁の塗り替えや塗装をおこないます。
サビを落としたり色褪せを洗浄してある程度綺麗にしたのち、一旦乾燥させて塗装を行います。
また、サビの補修の場合は、まずサビを落とすケレン作業という工事を行ったのち、サビどめ専用の塗装を塗布して補修を行います。
コーキングの割れ

コーキング(シーリング)とは、外壁材の間を埋めている箇所になります。ゴムのような素材で外壁の間が埋められているのを見たことがあるかもしれません。
このコーキング部分も、日々紫外線や雨にさらされることで劣化し、ひび割れを起こすことがあります。ひび割れ部分から外壁の内部へと水やシロアリが侵入することがあるため、早めに工事を依頼すると良いでしょう。
なお、コーキングを補修する際は、コーキング剤を入れ替える打ち替えという方法と、既存のコーキング剤の上から充填する増し打ちという2通りの方法があります。
カビ・藻・コケ
カビや藻、コケが発生している場合は、基本的に洗浄だけの対応で問題ありません。ご自身で洗浄するという手もありますし、範囲が広かったり汚れが頑固な場合は、業者に依頼して高圧洗浄を依頼するという手もあります。なお、カビや藻・コケが発生している場合、外壁材が劣化していることもあるため、場合によっては外壁の塗り替えや塗装を行い外壁材の耐水・耐熱性を再度アップデートするという手もあります。
チョーキング

チョーキングとは外壁を手で触った時に白い粉が手につく状態のことを指します。チョーキングは、外壁の塗膜が劣化して原料が分離していることにより発生します。つまり、塗料剤が劣化してしまっていることが原因です。
そのため、外壁の塗り替えや塗装を検討するようにしましょう。
塗膜の浮きや剥がれ・反り

表面の塗膜の浮きやはがれ、反りが発生している場合は外壁の塗り替えや張り替えが必要になります。一部が剥がれている場合は部分補修で張り替え、塗装を行うだけで問題ない場合が多いですが、浮きや反りが起きている場合は、塗膜と下地の間に隙間ができ、内部に水や空気が入ってしまっている可能性があります。
一度浮きや反りが起きてしまうと元の状態には戻せないため、外壁の張り替えを行う必要があります。
雨漏り
外壁から雨漏りや浸水が起きている場合は、下地まで含めた外壁の張り替えが必要になります。雨漏りとなると、塗膜だけでなく、外壁の下地や構造部分まで害が及んでいる場合があるためです。そのまま放置してしまうと、家屋の構造部分にまで侵食してしまう可能性がありますので、できるだけ早く業者に相談するようにしましょう。
外壁補修の費用目安
続いて、外壁補修の工事内容別の費用目安を紹介します。外壁補修の費用に合わせて、足場代や飛散防止ネット代などが追加でかかってくるため、下で紹介する費用に合わせて20〜30万円ほどが追加してかかってくることを知っておきましょう。
部分補修
部分補修を行う場合は、工事内容によって費用が異なります。修繕箇所や内容を上の段落で確認しておき、どんな工事が必要なのかを見積もった上で費用を確認すると良いでしょう。工事内容 | 費用相場(平米単価) |
部分塗装 | 2,000〜5,000円(塗料による) |
高圧洗浄 | 300〜500円 |
ケレン作業 | 500〜800円 |
コーキング打ち替え | 800〜1,200円 |
コーキング増し打ち | 400〜800円 |
部分張り替え | 7,000〜10,000円 |
外壁塗装
外壁塗装の費用の目安は以下のとおりです。坪数 | 費用相場 |
30坪 | 約60〜90万円 |
50坪 | 約100〜150万円 |
70坪 | 約200〜300万円 |
一般的には、坪数を平米に変換し、そこに1.2をかけるとおおよその費用の目安を算出できます。1坪=3.3平米なので、坪数 × 3.3 × 1.2で塗装面積を算出できます。
基本的に坪数が大きくなるほど塗装面積が大きくなるため、費用は高くなります。また、塗料によっても単価は異なるので注意しておきましょう。
カバー工法
外壁の補修範囲が広い場合は、カバー工法を行います。カバー工法とは、古い外壁材の上から新しい外壁材を張ることで、新しい外壁にする方法です。使う外壁材や戸建ての面積、階数によって異なりますが、30坪の戸建て住宅で120~200万円が相場です。
張り替え
外壁の補修範囲が広く、下地や基礎部分まで修理を行う場合は、そもそも外壁を張り替えることになります。今の外壁を取り除いて処分し、新しい外壁を取り付けます。外壁の撤去や処分代がかかってくるためカバー工法よりも費用は高くなり、150〜250万円ほどが費用相場です。
外壁補修の工事事例
ここでは、実際にガイソーで請け負った外壁補修の工事事例を紹介します。外壁塗装やカバー工法、張り替えまでさまざまな事例を紹介していきます。屋根・外壁のカバー工事
Before
After

外壁と屋根が劣化し、はげて欠け始めていたため、ガイソーにて外壁塗装工事を行いました。劣化のひどい部分とそうでない部分がかなり分かれていたため、劣化のひどい部分に関してはカバー・ひどくないところには塗装と組み合わせて提案させていただきました。
劣化の箇所や範囲によって柔軟な提案をさせていただきますので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
工事内容 | 外壁屋根カバー工事 |
工期 | 40日間 |
工事費用 | 280万円 |
築年数 | 18年 |
坪数 | 55坪 |
事例を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
外壁の塗り替え
Before
After

クリーム色のデザインの外壁が色褪せていたため、同じ塗料を用いて外壁塗装を行いました。清潔感のある色合いになり、見た目も清潔さが取り戻されている様子が伺えます。
外壁塗装をするタイミングで外壁の色を変えることも可能ですので、好みの色・塗装剤を業者と相談してみてくださいね。
工事内容 | 外壁塗装工事 |
工期 | 約1ヶ月 |
事例を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
外壁の張り替え工事
Before
After

こちらの事例では、外壁をはりかえて濃い茶色の外壁材「Danサイディング」に変更しました。以前は明るい茶色のデザインだった外壁が、シックなデザインの家になりました。
ガイソーでは、さまざまなデザイン・色の外壁材を選ぶことができますので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
事例を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
DIYで外壁補修工事をする方法
続いて、DIYで外壁補修工事をする方法を紹介します。業者に相談すると高いと考え、自分でされる方は多くいらっしゃいます。ぜひここで紹介する注意点を把握しておき、自分でできる工事の場合はトライしてみてはいかがでしょうか。
DIYでできる症状の目安
DIYでの外壁補修は、そこまで範囲が広くない場合に留めておきましょう。例えば、・部分塗装
・一部分のコーキング
・サビ、コケ、藻の清掃
などの、そこまで広範囲でない外壁補修は自分で可能です。逆に、全体の塗装やカバー工法などは業者に依頼しないとそもそも対応できない工事内容もあるので、一度業者に相談するようにしましょう。
DIYで外壁補修工事をするうえで必要なもの
続いて、DIYで外壁補修工事をする際に必要なものを紹介します。工事内容別に必要なものは異なります。
補修内容 | 必要なもの |
コーキング補修 | コーキング材 コーキングガン ヘラ プライマー ハケ カッター 養生テープ |
外壁塗装 | ペンキ ペンキ用容器 ローラー ハケ 養生テープ |
ひび割れ補修 | セメントスプレー セメント粉体補修スティック 養生テープ |
上で紹介した器具以外にも、どの工事でも外壁を補修するために登る脚立、足場は必要になります。
DIYは危険!業者に依頼しよう
簡単な外壁補修はDIYでおこなうことができますが、広範囲にわたる外壁補修や高所に登って行う外壁補修は極力業者に依頼するようにしましょう。高所に登って工事を行うとなると、慣れない梯子・足場で踏み外して転倒してしまうリスクがあり、実際多くの方がDIYで外壁補修工事をして転倒するという事故が発生しています。
また、適切にネットを張ったり周りに塗料、工事物が飛ばないようにしておかないと、近隣住民に迷惑がかかってしまうこともあります。
そのため、外壁補修工事をする際は、極力業者に一度相談して建物の補修内容の診断をしてもらい、どんな工事が必要か見てもらうことがおすすめです。
外壁補修の費用を抑えるポイント

続いて、外壁補修の費用を抑えるポイントを紹介します。
火災保険を使えるか確認する
風災や火災などの自然災害によって外壁が破損した場合には、火災保険を利用して外壁補修を行うことができます。火災保険が適用される条件としては以下の3つです。
1.外壁の破損が自然災害の影響であること
2.被災から3年以内であること
3.工事費用が火災保険の面積金額を超えること
これらの外傷によって外壁が壊れた場合は、補修費用を火災保険で補填することが可能です。もちろん、経年劣化や寿命による補修工事では適用されません。
なお、火災保険には約20万円の免責金額があります。この金額を超える工事だけが火災保険の適用を受けることができますので、注意しておきましょう。
相見積もりをとる
外壁塗装の工事を検討する際には2〜3社程度から見積もりをもらって比較検討するようにしましょう。業者によって料金設定が異なるため、複数業者を見比べつつどのくらいの金額が適切なのかを見定めておく必要があります。また、もし万が一悪徳業者に相談してしまっていた場合に、他の業者の見積もりと比較しておかないと、適正価格なのかどうかを見極めることができません。
そのため、相見積もりをとって外壁塗装の相場感を把握し、納得のいく金額で工事ができるようにしましょう。
夏や冬の閑散期に工事を依頼する
外壁塗装は、夏や冬が閑散期になります。というのも、気温が低すぎたり雨が降ったりすると外壁塗装などの工事ができず、その分工期が長引いてしまうことが理由です。逆にいうと、その時期は工事を行う人が少ないため、業者側も工事をするために少し価格を低くして工事を行うということもあります。
屋根塗装も同時に行う
外壁塗装や屋根塗装をおこなうさいは、通常高所に登るために足場を設置して工事を行います。もちろんこの足場にも設置費用がかかりますので、極力少ない回数で多くの工事をしてもらうことがポイントになります。そのため、外壁塗装を行う際に同時に屋根塗装工事も行ってもらうことで、1度の足場設置で両方の工事をしてもらえるため、本来別々だと一回かかってくる足場代を抑えることができます。
まとめ
この記事では、外壁補修にかかる費用を症状の大きさ別に紹介してきました。ちょっとした穴あきやコーキングの割れは部分補修で修繕できることもありますが、雨漏りなど全般的な劣化がみられる場合はカバー工法・張り替えといった大規模な工事が必要です。なおガイソーでは、外壁の症状を確認する建物診断からおこない、補修の必要があるかどうかから確認させていただきますので、ぜひお気軽にお見積もりのご連絡をお待ちしています。関連コラム