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外壁塗装のピンホールとは?発生する原因や対処法を解説

2023.05.28
外壁塗装が終わってしばらく経ってから、ふと外壁を見るとたくさんの穴が開いていて驚いている方もいるでしょう。このような針でつついたような小さな穴のことを「ピンホール」と言います。

「ピンホールって放っておいて大丈夫なの?」
「なんでピンホールができるの?」
など、さまざまな疑問が浮かぶのではないでしょうか。

そこで今回は、外壁塗装のピンホールとは何か、発生する原因や対処法について解説します。

ピンホールとは


ピンホールとは、塗装や印刷物、タイルなどに発生する、針でつついたような小さな穴のことを指します。

外壁塗装におけるピンホールは、施工後しばらく時間が経ったときに、外壁表面の塗膜に発生します。なお、ピンホールは気泡と表現されることもありますが、同じものを指します。

ピンホールは施工不良と問題のないケースがある


外壁塗装の塗膜部分にピンホールができたら、施工不良なのか心配になる方も多いでしょう。

結論として、ピンホールは施工不良である場合と、問題ない場合があります。

たとえば、広い範囲に数個のピンホールが発生している程度なら、とくに問題ありません。
一方で、数えきれないくらいのピンホールが発生している場合は、美観を損ねるだけでなく、 ピンホールから雨水が侵入しやすくなるなどの機能面で問題が発生します。

また、ピンホールが多く発生するのは、業者の施工不良によるものです。大量のピンホールが発生したら、施工業者に問い合わせて補修してもらうなどの対策を行いましょう。

なお、外壁塗装にピンホールが発生するのは、施工完了から7〜10日後一般的です。塗装したてのタイミングではきれいに見えても、しばらく時間が経つとピンホールが発生する可能性があるため、施工後7〜14日程度は外壁の状態を確認するようにしてください。

施工不良でピンホールができる原因


外壁塗装の施工後、しばらく時間が経ってから数多くのピンホールが発生した場合、施工不良の可能性が高いといえます。

しかし、ひとえに施工不良といっても、さまざまな原因があります。では、施工不良でピンホールができる原因を具体的に見ていきましょう。

下地調整が不十分だった

まず、下地調整が不十分であった可能性が考えられます。

外壁塗装に置ける下地調整とは、塗装工程に入る前に外壁表面をきれいにすることを指します。たとえば、高圧洗浄で汚れを落としたり、サビを落としたりするほか、クラック補修などが行われます。

塗装表面に汚れやサビ、ひび割れが残ったまま塗装すると、塗料が密着せず適切な塗膜が形成されないうえに、ピンホールが発生する原因にもなります。

悪条件の天候で塗装を行なった

外壁塗装は年中いつでも施工できるわけではなく、塗装に適さない気候条件があります。

たとえば、気温が低すぎたり、湿度が低すぎたりすると、塗料の乾燥が不十分になってピンホールが発生する原因となります。また、気温が高すぎると、塗料の表面だけが乾燥して内側との乾燥具合にムラができるため施工には適しません。

つまり、施工業者が工期を伸ばしたくないなどの理由で、悪条件の天候で塗装を行うと、ピンホールが発生する原因となるのです。

塗料の乾燥時間が短い

外壁塗装の塗装工程は、下塗り、中塗り、上塗りといったように、合計3回の重ね塗りを行います。

塗料を重ね塗りするときは、先に塗った塗料を十分に乾燥させることがポイントです。仮に塗料が十分に乾燥していないまま重ね塗りを行うと、内側の塗料に含まれている水分が乾燥する際、外側の塗膜に穴を開けてしまい、ピンホールが発生する原因となります。

塗料を塗り過ぎている

外壁塗装の塗料は、塗装面積に対してどのくらいの塗料を塗布するべきかが決められています。塗料をたくさん塗ると、丈夫な塗膜が形成されるというイメージがあるかもしれませんが、規定塗布量よりも多いとピンホールの発生原因になります。

また、規定塗布量よりも少なすぎる場合も、施工不良になってピンホールの発生につながります。

塗料の希釈率を間違えている

外壁塗装に使用する塗料は、原液に水やシンナーといった希釈材を入れ、薄めて使用します。

しかし、希釈具合は適当ではなく、具体的にどのくらい薄めるべきかという希釈率をメーカーが定めています。さらに、メーカーが定めている希釈率をもとに、気温や湿度、日照時間などに合わせて現場で調整しなければなりません。

希釈率が決まっているとはいえ、状況に応じて調整しなければならず、作業員の経験に左右されやすいといえます。そのため、希釈率を誤り、施工不良となってピンホールになるケースがあります。


塗装道具の選定を間違えている

外壁塗装は、ローラーやスプレーガンといった道具を使って塗料を塗布します。

塗装に使用する道具は、外壁材や外壁の状態、どのような仕上がりがよいかなどで適切なものを選ばなければなりません。塗装胴部の選定を間違えていると、施工不良につながります。

また、ローラーの使い方が適切ではなかったり、スプレーガンの内側が汚れていたりすると、ピンホールの発生につながる可能性があります。

塗料の中に不純物が混入した

外壁塗装で使用する塗料の中に、砂やホコリ、ゴミといった不純物が混入したことも原因として考えられます。

下地処理で外壁表面をきれいにできていたとしても、新しい塗料の中に不純物が入っていては、適正な塗膜が形成されずピンホールができやすくなるのです。

ピンホールを放置するとどうなる?


外壁にできたピンホールをそのまま放置していると、美観を損ねるだけでなく、外壁塗装の機能を損ねるという問題が発生します。

外壁塗装は塗膜を形成することで、耐久性や断熱性、遮熱性、防汚性窓を向上させる役割があります。しかし、ピンホールが多く発生した状態だと、小さな穴から雨水が外壁の下地部分まで浸透し、住宅の構造躯体を腐敗させてしまう恐れがあります。

また、住宅内に湿気が溜まりやすくなるため、シロアリが発生しやすくなるリスクもあるでしょう。

そのため、ピンホールが発生しているのを見つけたら、できるだけ早めに対処することが大切です。

ピンホールを見つけたときの対処法


ピンホールが大量に発生しているときは施工不良が原因である可能性が高いものの、どのように対処すべきかわからない方も多いでしょう。

ここでは、ピンホールを見つけたときの対処法を解説します。

施工不良かを確認する

外壁塗装の施工後にピンホールを見つけたら、施工不良かを確認しましょう。

たとえば、外壁全体に複数のピンホールがある場合、施工不良の可能性が高いといえます。
判断するのがむずかしい場合、信頼できるほかの業者に点検を依頼してみてください。

施工してくれた業者に確認する方法もありますが、悪徳業者であった場合、施工不良を認めずトラブルになる可能性があるため、ほかの業者の見解を確認してみるとよいでしょう。

保証書を確認する

ピンホールの原因が施工不良によるものである可能性が高い場合、すぐに業者に連絡するのではなく、保証書を確認するのが最初のステップです。

通常、外壁塗装工事には、施工業者による補償が付帯しています。保証期間内であれば、施工不良で起こった不具合は修正や再施工が保証されていることが多いです。

保証書には、保証期間、保証の範囲、必要な手続き方法が記載されていますので、これらの情報を把握しておくとスムーズです。

施工業者に依頼する

保証書を確認し、保証範囲である可能性が高いと確認できたら、施工業者に連絡しましょう。

その際、ピンホールの位置や状態を明確に伝えることが大切です。また、写真や動画で状態を撮影しておくと具体的な状況を伝えやすくなります。

通常、業者の施工不良によってピンホールが発生している可能性が高く、なおかつ保証範囲内であれば、無料で修正や再施工をしてくれるはずです。

ただ、問い合わせを無視したり、施工不良を認めなかったりするような悪徳業者もいるため、トラブルを避けるためにも、やりとりは文書で残すことをおすすめします。

第三者機関に相談する

施工業者との話し合いで解決しない場合や、施工業者の対応に問題がある場合は、第三者機関に相談することも対処の一つです。

消費者センターや弁護士など、外壁塗装に関するトラブルを相談できる第三者機関を利用しましょう。

中立的な立場からの評価を得ることで、より適切な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ


今回は、外壁塗装のピンホールについて解説しました。

外壁塗装でピンホールが発生するのは、主に施工不良が原因です。たとえば、塗料の乾燥不足や下地処理が不十分であったことなどが原因で施工不良となり、ピンホールの発生につながります。

業者のミスによってピンホールが発生した場合、保証制度によって無償で修理・再施工してもらえる可能性があるため、まずは保証書を確認してみてください。

ぜひ今回の記事を参考に、ピンホールの最適な対処法を検討してみてください。
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