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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.74   2021年2月
変異(MUTATION)することを考察する


 
 皆様、新型コロナウィルスに感染せず、健康を維持されていますでしょうか?
今月号の発刊時期である2月には、収束していることを心より願います。

さて、年明けムードも終え、そろそろ春に向けて忙しくしていかねばならない時期ですね。
今年一年の成果として、ニューノーマル時代と呼ばれる中で、自社なりの変異を遂げる必要があります。
MUTANTは聞き慣れていますが、日本語でいうと「変異体」、MUTATIONは「変異」となります。
今年私たちは、MUTATIONすることが求められている時期であることを認識しましょう。
会社としての在り方や働き方、営業の仕方など、あらゆることを変革するには「またとないチャンス」ではないでしょうか。
 

変化に対応し、トップ自ら変異を起こそう

 MUTATIONの定義とは、変化に対応すること。
そもそもの自身を大きく変え、変異することです。
脱皮できない蛇は生きていくことができません。
まさに今は昭和の時代から脈々と続いた日本人の働き方を大きく変え、自身が変異するチャンスなのです。
しかし、同時に人間は変化したくない生き物でもあります。
例えば、ダイエットをしても、潜在意識が体重を元に戻そうとしてリバウンドします。
人間は安全に生きていくために、本来変化を嫌います。
しかし、デジタル時代が来た今、目まぐるしいテクノロジーの開発や競争が起こっています。
昨年はDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代が幕開けし、5G(最新の超高速データ通信システム)も今後一気に普及することでしょう。
さらに新型コロナウイルスが蔓延し、我々の生活の在り方がゼロから見直される時代がやって来ているのです。
私たちはどんな変異をしましょうか。
やはり、まずは経営者やリーダーが率先して変わることが大切です。
私も今年一年かけ、新しくチャレンジすることが2つほどあります。
このことは、追々ご報告することとしましょう。


 

小さなことから経営状況の見直しを

 大きな変化ではなくても、現状の経営状況の見直しをすることは大切です。
予算や経営資源の配分の優先順位はしっかりと確認しましょう。
毎年データを分析しながら、良いモノは伸ばし、悪いものは縮小します。
昨対比だけではなく、2期連続で悪くなっているモノは、時代背景的に限界が近い場合もあります。
また、割合は少なくとも新しい芽が出てきている場合は、注目して伸ばしていきます。
このようなデータは、円グラフにしてポートフォリオを組み、割合を確認していくことが有益です。
ポートフォリオとは、投資における金融資産の最適な組み合わせを見つけ出す手法ですが、会社経営においても有効です。
集客ルートを例に挙げてみましょう。
集客はチラシやWEB、ポスティング、相談会、来店、提携団体、下請けなど、様々にあると思いますが、自社の市場からの見られ方が一目瞭然となります。
そして、ルート別予算を組み、1件当たりの集客費用を捻出し、コストパフォーマンスの良し悪しを常にチェックすることが必要です。
更に、受注している工事内容も確認してみると、塗装や金属サイディング、屋根カバー、瓦工事、水回り、修理など、年度ごとに比較すると違いがあるはずです。
得意なモノを伸ばすのは簡単です。
しかし、得意だったはずのモノが売れないとなると、何かテコ入れが必要です。
競合の状況などによって、パワーバランスが変化している可能性も十分にありますから、時代の流れや会社の成長に応じて、商売の中身を変異させていくことは重要なのです。
売り方や在り方、経営理念や方針など、様々な変異をすることが可能です。
さあ、こんな時代であるからこそ、楽しみながら生きようではありませんか。


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