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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.64   2020年4月
リスクに備える

 中国の武漢で発生したといわれるコロナウイルス、日本国内でも感染拡大が始まりました。
これを読まれる時期には更に拡大していることでしょう。
中国で製造されている便器やシステムキッチンなど住宅設備機器の納期が未定となり、住宅業界にも大きな影響が出始めています。
先ほど4月中旬に予定していたガイソーの表彰旅行も残念ながら延期の指示を出したところです。

危機に備えたフレキシブルな対応を

 過去にもSARSやMERSなどの流行感染症はありましたが、コロナウイルスは私たちが生きた時代の中で最大の被害をもたらす流行感染症となるのではないでしょうか。
パンデミックとは実際に発生してみないと気が付けない大きなリスクがあります。
平和ボケしている日本人には大きなインパクトになったのではないでしょうか。
当たり前のことですが、手洗いやアルコール消毒、マスクの着用など細心の注意を払わなければなりません。
また、不用意に人ごみに行くことも避けなければなりません。
会社の出勤時間をずらしたり滞在時間を最小にしたりすることも必要でしょう。
危機の時には体裁にこだわらずにフレキシブルに対応することが重要です。幸い現代はITやSNSが広がり、人と相対しなくてもビジネスはできます。
直行直帰など出退勤を無くしたり完全にテレワーク化することなどもあげられます。
私は出張が多いため普段からメールやチャットワーク、LINEやメッセンジャーなどのSNSでほとんどの仕事ができるようになっています。
これを機に経営者だけではなく全社員が同じように仕事ができるようにすることも課題となることでしょう。

インバウンド依存から学ぶバランス感覚

 事業の経営リスクとして過去に起こった出来事としては、リーマンショックや東日本大震災がありました。
2019年頃からリーマンショック級の世界的な金融危機が噂されています。
世界経済の調整は過去にも10年に1度の周期で発生しています。そう考えると、私は経済の専門家ではありませんが、いつ経済危機が発生してもおかしくない時期であると思います。
危機を想定して備えることの重要性を再認識しましょう。
今回のコロナウイルスの流行は想定外の出来事でした。残念なことに、観光などインバウンドに依存した業界の企業では甚大な影響を受けて大規模なリストラを行った会社が出てきています。
中国人旅行客を中心として営業していた旅館や飲食店やバス会社などがあげられますが、事実上の廃業と言ってもいいでしょう。
今後益々外国人観光客は増え、インバウンドは拡大すると思われますが、インバウンドに依存をするということには大きな警鐘を鳴らす必要があります。
急激に拡大した事業は急激に縮小する。
ブームはいつまでも続かない。
その様な背反したバランス感覚を持っておく必要性を学ばされます。
もしかしたら自社の事業も長期的に見るとこのような状況に該当するのではないかと備えることです。
私たちの事業経営の旅路の天候がいつも晴天であるとは限りません。
雨天や暴風雨に巻き込まれる可能性もあります。備えあれば憂いなしと言えます。
今、私は飛行機の中でこの原稿を書いていますが、沖縄から関空に向かう途中、エンジンが凍る機体トラブルのため福岡に着陸するそうです。
私の今日の予定は吹っ飛ぶ様相です。余裕のない計画は、うまく予定通りに進まないときにトラブル発生の元となりますね。
余裕をもって危機に備えられるように考えるきっかけにしましょう。

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