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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.60   2019年12月
人との関わり方で未来の会社の成長が決まる

すっかり秋らしい季節になりました。
今秋は台風が連続して大きな被害をもたらしたことは記憶に新しいかと思います。
昨年は西日本に大きな被害がありましたが、今年は千葉の風災、長野や千葉、福島の水害で大きな被害が発生しました。
日本人が災害に対して意識を変えさせられる大きなインパクトがあり、私たち住宅に携わる事業者の在り方も変えて行かなければならないと感じます。
風災に対する屋根や外装の耐久化、地震への耐震化、水害対策としては住宅の建築候補地の検証など様々です。
建築候補地に関しては、河川の氾濫などについて歴史をさかのぼり、その土地のリスクを検証するために水害の記録や治水対策などを勘案して決める必要があります。
戦後から平成までという日本の平和な時代を過ごした私たちはあらゆる危機に対して警戒心を持たなければいけないと改めて考えさせられます。

新卒6期生まで退職者がいない楓工務店

さて、先日西日本ブロックミーティングを開催し、メイン講座として楓工務店の田尻社長にご講演いただき参加者にとって素晴らしい学びをいただきました。
なんと、楓工務店では新卒6期生まで38人を採用して一人も辞めていないというのです。
働き方改革によって労務関係やハラスメントなどに敏感になっている世の中であっても甘やかすことなく厳しく指導するお考えをお持ちで、離職者が出るのは「人との関わりが薄いから」と田尻社長は断言されます。
どんなに厳しくても成長の実感があれば人は仕事への遣り甲斐を感じるものですね。
また、同社では後に入社してくる社員がいち早く一人前になるために、仕事のノウハウや手順を動画に残し、先輩たちが中身の詰まった業務のすべてを動画として残すことで同じ失敗をしなくてもいいように取り組んでいらっしゃいます。
さらに、田尻社長は入社してくる社員を本気で一人前に育成することをご両親に約束されるそうです。
「何があってもお子さんの手を私達から離すことはありません。絶対に一人前に育てるために本気で厳しく指導しますがよろしいでしょうか?」と。
その覚悟と決意はご両親も本気で感じられ「是非よろしくお願いします!どんどんしごいてやってください!」と、逆に応援されると言います。
それだけの育成プログラムや、人と人との関わりを大切にした愛に溢れる社風を理解しご両親も心から安心されるのでしょう。
 

時代の変化に合わせた人材育成

私たち建築業界は労働集約型のビジネスであり「人間の数×売上」の掛け算が成り立ちます。
人を得て人を育てられる会社だけが大きな組織を作り、売り上げを拡大していくことができます。
しかしながら、私たち建築業界はもしかして旧来型の人材育成をしている会社がほとんどなのではないでしょうか?
「見て盗め!」とか「結果を叱る!」など上からの指導や、上席者が苦労をしないような手抜き対応を平気で指導と呼んでいるのではないでしょうか。
その理由は私たちも昔同じように育てられたからにほかなりません。
しっかりと教えさえすれば人は育ちます。
教え方にも個人的な感情を込めずにストレスなく教える方法を考える必要があり、そのためには業務マニュアルやフローなど業務を分かりやすく抽出し可視化されたものが必要になります。
更にこれからの時代は動画の時代に変わることでしょう。
子供たちがYouTubeで必要な動画を自由に見ている姿が未来の姿を示しています。
皆さん、時代の変化に遅れないようにご注意くださいね。
 



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