ラグビーワールドカップが開催され、日本×ロシア戦において話題になった出来事がありました。
日本人の観戦者が試合前に相手国であるロシアの国歌を練習をしていたことがSNSで投稿され世界中から共感を得たという話です。
また、2018年開催のサッカーワールドカップ ロシア大会においてもベルギーに試合で負けた日本人選手がロッカールームをピカピカにして「スパシーバ!(ありがとう)」のメモを残したことが話題になりました。
相手のことを考えて気遣いができる国に生まれて良かったと思える出来事です。
東京五輪を来年に控え日本のおもてなし文化がいよいよ注目されてきました。
世界から日本への訪日外国人は年々増加し2011年に621万人だったのが2018年には3100万人と約5倍に増加しています。
2019年は更に増えることでしょう。
日本のおもてなし文化に感動し、素晴らしい国であることを知っていただき楽しんでお帰りいただきたいものです。
リアンコーポレーション様の徹底したおもてなし
先日、ガイソー恒例の企業視察ツアーで宇都宮のリアンコーポレーション様に行ってきました。
同社はお客様へのおもてなしに力を入れていて、参加者全員が驚愕するレベルのおもてなしを通常のルーチンワークとして実践されています。
来客時には店舗の外でスタッフさんが立って待っていらっしゃることに始まり、駐車場では来場者専用ウエルカムボードが用意されています。
案内された席には自分の名前やイニシャルがプリントされた飲み物とコースターがあり、上質なお菓子が入った袋のリボンにも英字で名前が書かれているという念の入れ様で、さらにテーブルに置かれたポストカードにはそれぞれに来社いただいたことへの感謝が綴られています。
おもてなしは店内のいたるところに見られ、心地よい時間を過ごせるよう工夫が凝らされているのを感じることができます。
同社で工事をされたお客様はきっとあらゆる場面で会社のおもてなし精神が詰まった接客や対応を受けることになることでしょう。
新築業界は少子高齢化の影響もあり着工棟数はますます減少の一途をたどります。
もちろん競争は激化していますが同社は破竹の勢いで短期間のうちに受注棟数を伸ばしてきました。
驚くべきことに建築業界未経験の素人に近い営業社員が商品である住宅について一切説明をせずに販売しているそうです。
リアンコーポレーション様のお客様に対する想いや同社の理念に惚れ込んで家が売れるということです。
理念や方針をアップデートする
何事も徹底が大切ですが、他者を圧倒する程の徹底ぶりがお客様の気持ちを感動させ信頼を勝ち取るのでしょう。
私たちも気が付くと商品説明に終始し価格競争にどっぷりと浸かっているのではないでしょうか。
私たちは何をいくらで買うかよりも誰から買うかで選ばれる企業になる必要があります。
その為にはスタッフの教育以外に近道はありません。
しかし、何を教育するのか?なぜそうしなければいけないのか?これには会社の理念や考え方を深めていく事が求められます。
今までの企業が掲げた理念はとかく社長の覚悟を語ったものが多かったのかもしれません。
社員全員がどうあるべきなのか?何を目指していくのかを追求していかなければいけませんね。
令和元年も残すところあと僅かとなりました。会社の理念や方針も令和という新しい時代に合わせたアップデートが欠かせません。
是非、リアンコーポレーション様に学び、おもてなし精神をふんだんに取り入れていきたいものです。