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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.53   2019年5月
部課長制による組織づくりの大切さ

 先日、東京ビッグサイトで開催されたフランチャイズショーに行ってきました。
以前から興味のあった会社が展開するFCの仕組みを聞いてみたかったのです。
ありとあらゆるビジネスFCがブースを出展し、広い会場が人で溢れかえっていました。
フィットネスに保険、介護、そして人気が高いのはやはり飲食店ブース。
聞いたことのあるお店や誰もが知る有名店、魅力的なコンテンツが並んでいました。
「あの有名店」でも加盟するだけで簡単に出店できてしまうところがFCのメリットでしょう。
こうして様々な企業のFCを検証することはビジネスモデルを学ぶという点でも有意義です。
優れたビジネスモデルの検証は、自社のビジネスモデルとの比較によって様々な気付きを得られます 。
そして、商売のタネは沢山あっても自分自身が情熱を注いでやる必要があるかどうかは熟慮が必要です。
いつの時代も隣の芝は青く見えるものですから。

日本型経営が悪いのか

 昨今、部課長制の廃止や管理職のいないフラットな組織体系などが話題になっています。
権限のない中間管理職を置かないことによってスピード感のある経営が可能だそうです。
IT企業などはテレワーク勤務も増えており斬新な働き方がもてはやされているのでしょう。
戦後から高度経済成長期の日本を作ってきた日本型経営の代名詞である年功序列・終身雇用は21世紀に入り既に崩壊こそしているものの、果たして全てが悪いと言えるのでしょうか?
今までの商習慣を簡単に否定してしまうことはとても危険です。
日本を代表する大企業がグローバルな時代の中において、世界で敗北していることは事実ですが日本型経営自体が全て悪いわけではありません。
そもそも、未来が明るく生涯に渡り安心して働ける約束がされない会社で働きたいと思うでしょうか。
年功序列や終身雇用のような労使関係のバランスが保証されるからこそじっくりと腰を据えて仕事に邁進できるのではないかと考えます。

 

組織と人をつくる

 中小零細企業に重要な考え方は時間をかけて組織と人を作り上げることです。
組織と人を作ることは大変な手間暇がかかります。
そして組織の中でも、部課長制における階層ごとの役職者の育成が必須です。
社員が増えてきたら店長を育成しなければならず、店が増えれば店長を統括する上席管理職を育成しなければなりません。
さらに事業が拡大してきたならば部門を管理する部長、ゆくゆくは全体管理や戦略立案ができる経営ブレーンが必要になります。
課長など現場の管理職者は社員教育や理念の浸透を行い、部長など上席管理職は部門方針や予算の達成などを強力に推進しなければならず、長期に渡って安定した経営をしていくためにはこうした組織づくりが不可欠です。その為に経営幹部は日々の勉強が求められます。
人間は、いつまでも健康ではなく、また、同じことを長期間繰り返していると飽きがきてしまいます。
この事からも、常に組織の成長を目指すことが売上の拡大や業績向上に繋がることは間違いありません。
ビジネスの現場は泥臭く、基本を徹底しながら地道に社員の教育訓練を繰り返します。
しかし、ITの進化によって管理をするためのアプリやシステムが開発され、それに費やす労力は随分削減されているのではないかと思います。
小規模な事業者が悪いと言っているわけではありません。どこを目指し、未来のために今現在どんな種を撒いているかが大切ということです。
若い労働力が不足していくこれからの未来はしっかりと自社の行く先を具体化しビジョンを熱っぽく語れることが大切です。
私たちはそれぞれが小規模でも夢を持てるキラリと光る会社であり続けたいと考えます。
 

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