Requires a javascript capable browser.

COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.39   2018年3月
先を読む力

  先日は東京都内で記録的な大雪が降り、交通は大混乱でした。車で移動中、カーナビの示す道順で 何気なく環七通り(主要幹線道路)に曲がったところ、経験したことのないほどの大渋滞。一つ先の交 差点で右折するまでの短距離で、通常であれば通過するのに 1 分ほどのところを 30 分もの時間を要し ました。環七ではなく別の路地を利用すれば渋滞に巻き込まれることもなかったのでしょうが油断しまし た。先読み力が足りませんでした。まだまだ修行が足りませんね。

先を読む力とは

経営者は一般の人と比べると危険予知力や緊張感が高いものです。刻々と変化する状況の中でぼんやりしていては、とっくに会社は倒産していることでしょう。おのずと必要になってくる重要なスキルは「先 を読む力」です。一緒に仕事をしていると一つずつしか業務をこなせない社員もいることに気づきますが、次に何を行うかを考えながら行動することが求められます。本来ならば、車で現場管理に行くにしても、現場へ到着してから何を確認して何を指示しなければいけないかを移動中に無意識にシミュレーションするものです。一つのことを済ませた後で次に何をするか考える人もいますが、朝会社を出る時に一日のや るべきことが決まっているのが望ましいですね。さらに言うと前日の夜の終業時にそれが決まっているべ きでしょう。日々のスケジュール管理やタスク管理など基礎的な事を真剣に行っていかないと業務効率 や生産性は上がりません。ちょっとした習慣ですが営業マンであれば、必ずや仕事量に直結し売上高に反映されてくることでしょう。さて、話を戻します。先を読む力とは、未来に何が起きてその後どんな展開になるかを読む力です。だからこそ、備えて様々な事前準備をしておく。もちろん備え損することも多々あるでしょうが、想定通りにスムーズ且つスマートに仕事が進んでいくことでしょう。

望む未来を引き寄せるために

仕事をしていく上では、自分一人ではなく必ず相手が存 在します。自身の管理は容 易いことですが、 他人を管理するのはとても難しいことです。相手の実力や諸能力、また行動習慣の元となる癖を読み切って配慮していかなければなりません。施工職人や外注先などにおいてもクレームや工事遅延が発生してからでは後の祭りとなってしまうので、クレームや遅延が起きないようにあらかじめしつこく確認することが大事です。もちろん、そこまで追い込まれないように土俵の真ん中で相撲をとる努力をする必要があり、土俵際経営ではアクシデントが起きると簡単に土俵を割ってしまいます。車の運転中、停車時に後ろから衝突された経験がある人もいるかもしれませんが、ビジネス的発想では衝突された自分も悪いのです。あらゆることを予測し、停車中も注意深くルームミラーで後続車に気をかけ、衝突の危険を感じた時は自分からブレーキを離し前進するぐらいの危険回避行動の準備が必要ですね。先を読む力は日々の生活から訓練する必要があります。今年であれば、消費増税の駆け込みや、それによる職人不足が想定されます。皆さんは何か手を打たれているでしょうか?弊社では受注の重点を繁忙期から閑散期に移し、年頭からトップスピードで受注活動に勤しんでいます。成る様になってしまってからではリカバリーできま せん。自分が望む未来を引き寄せるためには、こうありたいと願う未来をイメージし実現させるべく自ら先手を打っていく必要があります。皆さん緊張感を持って経営にあたりましょう。

お電話でのお問い合わせはこちら

ガイソー サポートデスク

[受付時間] 10:00~17:00 土・日・祝も受付

VCへのご加盟は、エリア制であり事前審査が必要なことから、ご加盟を希望 していただいてもご期待に添いかねることがございます。 あらかじめご了承ください。

Copyright (c) GAISO GROUP. All rights reserved.

arrow_drop_down_circle