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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.32   2017年8月
姿勢の正しい勉強熱心な会社が成長する

全体のパイの成長が無いまま、競争が激化する日本国内の経済は厳しさを増しています。全体を見る と市場は拡大するどころか人口減少による縮小傾向にあり、ある意味イス取りゲームで数の減ったイスを 奪い合っている様相を呈しています。しかし、リフォーム業界に於いて実情はどうでしょうか。約6 兆円 のマーケットに対してトップランナーの数社で1,000 億円前後の売上しか作れていないのが現状です。ま た、大手ハウスメーカー系トップランナーの業績拡大は明らかに鈍化しています。人材を得にくい今、技 術者を大量に育成し戦力化していくことが困難になっている事が原因と考えられます。また、これはリ フォーム事業の特性上、広く大きく成長していくことの難易度の高さを表しており、広域に渡っての一社 独占が難しいということです。すなわち、日本全国の中の各地域で考えると、群雄割拠の状況が続いて いるという事を指しているため、いち早く地域ナンバーワンの会社を作り上げるべきだと考えます。全体 の規模では足元にも及ばなくても、各地域においては十分にナンバーワンを作り上げることができます。 自社の営業地域を中心とする地元エリアにおいてはシェアナンバーワンの確立を目指すべきなのです。

選ばれる経営のための重要課題

 私達のリフォーム業界では、しばらく前までは下請け会社の見積もりにざっくりと30%ほどの利益を 上乗せして丸投げするブローカーの様な事が行われていました。しかし、年々お客様の要望や求められ る知識、能力が高まり業界のレベルも上がってきました。ここで重要なことは、自社だけではなく同時 に競合他社のレベルも上がっているという事であり、従来の体制では楽に勝てなくなってきている点で す。原価の構成やプラン内容はもちろん、営業マンのプレゼン能力、マーケティング戦略など同質化し てきています。どのように競合他社を上回り、お客様に選ばれる経営をしていくかが重要な課題となっ ています。仕入先や下請け業者に関しても、競争力のある業者とお付き合いをしていかなければ、同額 の利益を確保するにも売価で大きな差が出てくる事になります。

自社の未来のため教育訓練に注力を

時には外注先に業務効率化の手ほどきをする必要さえあります。そんな時代で差を付けるには、様々 なことの凡事徹底が必要です。挨拶やマナー・モラルなど基本的なことから、細やかなコミュニケーショ ン、お客様の暗黙知のニーズを引き出すヒアリング手法、手抜きの無い分かりやすい資料や丁寧なプレ ゼンテーションなど幅広く訓練されている営業マンが求められます。成熟した業界であるほど、事業拡 大のための近道や奥の手はないのです。1 件1 件のお客様から選ばれ、支持される仕事ができるかどう かは、地道かもしれませんが結果的に成長スピードに大きく関わります。経営者やリーダーは今こそ自 社の未来のために教育訓練に力を入れ、どこの会社と競合しても負けない営業やサービスを提供できる 社員を育成していくべきです。仕事のできない中途半端な社員が数多く存在するよりも鍛え抜かれた強 い社員の少数精鋭集団が大きな結果を生み出します。一人当たりの生産性にも大きく関わってくることで しょう。また、その教育訓練を実行するために真剣に取り組んだプロセスと結果こそが今後採用する社 員に対しての教育プログラムとして更新されていくことになります。目先の仕事に忙殺されて大切なこと を疎かにしないように注意しましょう。

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