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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.17   2016年5月
想定外を想定する

春になり、一気に現場が忙しくなってきたので職人を募集しました。何気なく募集対象年齢を18歳か ら60歳の範囲に設定し、公共職業安定所に出したところ、人柄が良く技術力も高い 44 歳のベテラン 職人の採用ができました。応募理由を聞いてみると、沢山の募集があってもほとんどの会社が 40 歳ま での年齢制限を設けてあったそうです。こうした話を聞くと私自信も対象年齢外に当てはまってしまいま すが、40 代といえばまだまだ働き盛りです。人手不足の今、ベテランはもちろんのことシルバーや女性 を上手に活用する以外に人手不足解消の手立てはないと感じます。

土俵の真ん中で相撲をとる


さて、先日九州への出張中に熊本で震災が発生しました。まず最初に、被災者の方々に心よりお見舞 い申し上げます。現在もなお、非常事態が続いています。経済活動がストップし、ライフラインも分断され、 住宅や建築物にも広範囲に渡り甚大な被害がありました。九州在住の知人から伺った話ですが、もとも と九州は地震の少ない地域なため、地震保険に加入している人はほとんどいないそうです。歴史を調べ てみると、確かに内陸部での大きな地震は少ないようですが、大まかに百年に一度くらいは発生し、近 海などの同地域も含めると数十年に一度は発生しています。今回のような大きな震災は地震大国である 日本に住んでいる以上は、いつどこで発生してもおかしくない状況なのです。平和な日々に慣らされてし まった人間は、まさか自分に災いが訪れるとは日頃思っていません。地震の他にも、火山噴火、津波、台風、 長雨など自然現象はもちろん、戦争、原発事故、公害、感染症や病気、交通事故など様々な危機や不 安要素は存在します。日本の戦後、平穏で豊かな中で生まれ生活をしてきた我々ではありますが、世界的・ 歴史的に見ると、これからどんな災いが起こるかわかりません。何が起こるかわからないからこそ、実 は危険と隣り合わせであることを自覚し、常にいろいろな事に関心を持ち、危機感を持って生きていく 事が必要とされます。自身を守るために想定外を想定できるだけの見識と心積りが重要なわけですが、 そう考えると我々の発想は「ギリギリ」ではいけません。土俵際ではなく土俵の真ん中で相撲がとれる 余裕を持った生き方や発想こそが、有事の際にも対応できる余力を生み出すのではないでしょうか。

真っ先に思い浮かべてもらえる存在に


大震災とは規模が違うかと思いますが、先日富山県内で風速38mの暴風による風災が発生しました。 瓦や屋根・板金の損害やガラスの破損など多くの大きな被害がありました。ここで気がついた事がありま した。会社や個人携帯には、お困りのお客様から沢山のお電話をいただきました。しかし、新規の案件 はごく僅かだという点です。お客様は、困った時に真っ先に思い浮かぶ会社や人に修理を依頼するのでしょ う。困った状況が発生し急を要する場合は、誰でも良いわけではなく、安心して任せることができ信頼 できる会社に頼るのであり、そんな存在になるためにも日頃から意識してお客様や地域とお付き合いする 必要があります。リフォームに関わる我々は、日々の仕事でマンネリに陥らず、一生懸命お客様に尽くす 事でより良い人間関係をつくり、維持していくことが大切であると再確認しました。

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