Requires a javascript capable browser.

ガイソー

コラム
屋根

屋根リフォームの方法や費用相場はいくら?時期やポイントなど疑問を解説

2021.06.05
住まいは年数が経つごとにさまざまな箇所が劣化するため、長く安心して住み続けるためにはメンテナンスが欠かせません。

とくに屋根は常に雨風や紫外線、太陽の熱にさらされているため、劣化しやすい箇所の一つです。

屋根材の種類や環境によって変化しますが、10〜30年に一度のリフォーム(メンテナンス)が推奨されており、必要なリフォームを行わなければ深刻な劣化症状が表れることもあります。

そこで今回は屋根リフォームの方法や費用相場、リフォームの前に確認したいポイントなどを解説します。「そろそろ屋根のリフォーム時期かな」と考えている方はぜひ最後までご覧ください。

屋根材別!リフォームを行うべき時期の目安


住宅の屋根を作っている屋根材には、スレートや瓦、ガルバリウム鋼板などさまざまな種類があります。

屋根材の種類によってリフォーム時期は異なるものの、基本的に10〜20年で何らかの劣化症状がみられ、塗装や補修、リフォームが必要となります。そこで、屋根材別のメンテナンス・リフォーム時期の目安について見ていきましょう。

屋根材 メンテナンス時期(塗装・部分補修など) 耐用年数(寿命)
スレート 7〜15年 15〜35年
陶器瓦 原則不要 40~60年
セメント瓦 10〜20年 20~40年
ガルバリウム鋼板 10〜20年 30~40年
トタン 6〜10年 10~20年
アスファルトシングル 10年前後 20~30年
 

日本瓦をのぞき、10〜20年前後で塗装などのメンテナンス、劣化した部分を補修するなどのメンテナンスが必要になります。また、屋根材には耐用年数(寿命)があり、定期的にメンテナンスしていたとしても、いつかは寿命を迎えるので葺き替えを行わなければなりません。

ただ、塗装などのメンテナンスを怠ると耐用年数が短くなるため、こまめに状態を確認し、必要に応じて対処していくことが大切です。とくにトタンやスレートは耐用年数が短めなので注意しましょう。

屋根リフォームの前に確認したい2つのポイント

 
 屋根のリフォームを一度もしたことがない、前回のメンテナンスから20年以上経過しているといった場合、なんとなく「年数が経っているから」という理由でリフォームを検討し始める方も多いでしょう。

しかし、年数だけを参考にいきなり業者に相談してしまうと、業者の提案だけを鵜呑みにしてしまいがちです。納得できる屋根リフォームを行うためにも、以下の2つのポイントを事前に確認したうえで、業者に相談するようにしましょう。
 
  • ポイント1:屋根修理の目的と予算
  • ポイント2:自宅の屋根材の種類

ポイント1:屋根修理の目的と予算

屋根のリフォームを行う際、一部分だけを工事する「部分補修」と全面的にメンテナンスを行う「リフォーム」に大別できます。

屋根の状態を点検してもらって判断する必要がありますが、希望としてどちらを行いたいか、予算を含めて決めておくことが大切です。

【部分補修】
「強風による飛来物が屋根にぶつかった可能性があるので、状態を見てほしい」
「できるだけ費用を抑えたい」
といった場合、部分補修は選択肢の一つとしておすすめです。

劣化や破損が見られる部分だけをメンテナンスするので、費用を抑えやすいのがポイントです。部分補修の内容によりますが、数万円〜50万円以内で済むことが大半でしょう。

ただし、屋根全体が劣化しているにもかかわらず、部分補修をするのはおすすめしません。いったん補修したとしてもすぐに別の箇所を補修しなければならず、結果的に手間とお金がかかる可能性が高いので、予算はもちろん、状態を見て判断しましょう。

【リフォーム】
新築の引き渡し、または前回のメンテナンスから数十年以上が経過し、屋根全体に劣化がみられる場合は部分補修ではなくリフォームがおすすめです。
 
  • 屋根のリフォームは以下の4つが代表的な方法です。
  • 塗り替え工事(屋根塗装)
  • カバー工法
  • 葺き替え工事
  • 葺き直し(瓦屋根)

どのようなリフォームを行うかは屋根の状態や屋根材の種類、予算、要望によって変わります。

方法によりますが、数十万円〜100万円、屋根の状態や家の大きさによっては200万円ほどかかるケースもあるため、高額な出費が発生することを意識しておかなければなりません。

ポイント2:自宅の屋根材の種類

屋根材の種類によって可能なリフォームの方法が変わるため、自宅で採用しているのがどの屋根材なのか把握しておくのが2つ目のポイントです。

一戸建てに採用される代表的な屋根材は以下の4つです。
  • スレート
  • 金属屋根
  • アスファルトシングル

スレート

スレートは「化粧スレート」と「天然スレート」があり、一般的な住宅の戸建てに採用されるのは化粧スレートが大半です。

セメントを主原料として板状に加工したものであり、1960年ごろから日本の住宅において主流の屋根材として採用され続けています。
特徴 軽い
板状の見た目をしている
単価が安く施工費用を抑えやすい
耐用年数 15〜35年
1㎡あたりの単価
5,000〜8,000円
 

瓦は「陶器瓦(粘土瓦)」と「セメント・コンクリート瓦」に大別できますが、セメント・コンクリート瓦は粘土瓦よりも耐用年数が短い、塗装が必要などのデメリットが多く、近年ではほとんど生産されていません。

一方、日本の伝統的な屋根材である陶器瓦は塗装が不要で耐用年数が長いのが最大のメリットですが、重い・施工費用が高いといった懸念点もあります。

【陶器瓦】
特徴 耐用年数が長い
瓦ならではの風合いやデザインがある
防音性・断熱性が高い
耐用年数 40〜60年
1㎡あたりの単価 6,000〜10,000円


金属屋根
金属屋根とは、金属板を薄く長い板状に加工した屋根のことです。

金属を加工するため、さまざまな屋根の形に合わせてデザインを変更できるのが特徴であり、金属屋根の中でも素材によって種類があります。

アルミニウムと亜鉛、シリコンでできた鋼板素材であるガルバリウム鋼板は、コストパフォーマンスに優れており、最も人気の屋根材です。スレート屋根よりも価格はやや高いものの、耐用年数が長く軽量であることが特徴です。

【ガルバリウム鋼板】
特徴 軽い
サビにくい
デザイン性が高くモダンな住宅に合う
耐用年数 30~40年
1㎡あたりの単価 6,000〜10,000円
 

アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けてシート状にしたものです。

日本ではあまり普及していませんが、北米では100年以上前から使用されている定番の屋根材です。柔らかいシート状になっているので割れない・サビないのが特徴ですが、強風で飛びやすい、表面の石粒が落ちやすいといったデメリットもあります。
 
特徴 軽い
割れない
複雑な屋根にも施工できる
耐用年数 20~30年
1㎡あたりの単価 3,500~12,000円

屋根リフォームにかかる費用相場

 


屋根リフォームを行う際、気になるのが費用面ではないでしょうか。

ホームプロの屋根リフォーム事例データを参考にすると、屋根リフォームにかかった費用の相場は以下の通りです。

出典:ホームプロの屋根リフォーム事例データ


約半数の家庭が100万円以下で屋根リフォームを行っていることがわかります。

ただし、屋根の大きさや形状、屋根材の種類、リフォームの方法などで費用が大きく変わります。
屋根リフォームの代表的な4つの方法と費用相場


屋根リフォームを行った方の約半数が100万円以下であることがわかりましたが、あくまで全体の相場であり、方法によっても相場が変わります。

屋根を全面的にリフォームする場合は、以下の4つの方法が一般的です。
  • 塗り替え工事(屋根塗装)
  • カバー工法
  • 葺き替え
  • 工事葺き直し(瓦屋根)
ここでは、それぞれどのような方法なのか、費用相場を含めて解説します。

塗り替え工事(屋根塗装):40~80万円

屋根全体をリフォームする方法では、塗り替え工事(屋根塗装)が最も相場が安い傾向にあります。

ただし、塗り替え工事は屋根の劣化や破損を修復するというよりも、美観を維持したり、劣化しにくくしたりと現状維持を目的とする場合に適した方法です。そのため、すでに雨漏りしている等、劣化が進んでいる場合には実施できません。

適切なタイミングで塗り替え工事を行うと、屋根が劣化を防止でき、寿命を伸ばすことができます。

実施できる屋根材 スレート屋根
金属屋根
メリット 全面的な屋根リフォームの中では安価
施工期間が比較的短い
デメリット 劣化や不具合を回復させることはできない
劣化が深刻な屋根には施工できない
 

カバー工法:80~120万円

カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい防水シートを施工し、その上に新たな屋根材を重ねる方法のことです。

屋根材が二重になるため構造躯体への負荷が大きく、金属屋根などの軽い屋根材でしか採用できません。

塗り替え工事では対応できない劣化具合の屋根にも施工できるうえに、既存の屋根材を撤去・処分する手間が不要なので、葺き替えよりも安いというバランスの良さが魅力です。

ただし、下地まで傷んでいると施工できないので、カバー工法が可能かどうかは業者に点検してもらって判断するのがおすすめです。

実施できる屋根材 スレート屋根
金属屋根
アスファルトシングル
メリット 葺き替えよりも安価
遮熱性や断熱性が向上する
デメリット 既存の屋根の劣化を修復できるわけではない
下地まで劣化しているなど、状態によっては施工できない
屋根が二重になるので構造躯体へ負荷がかかる

葺き替え工事:150~200万円

葺き替え工事は屋根リフォームの中で最も大規模であり、費用も高いですが、屋根を全交換できるので劣化や不具合を根本解決できます。

既存の屋根材と下地を撤去し、新しい下地と屋根材を施工します。工数がかかるうえに、撤去費用や新しく設置する下地や屋根材の材料費などがかかるので、150~200万円が相場となっており、費用面の負担が大きいのがデメリットです。

ただし、長年メンテナンスしておらず、雨漏れが発生しているような深刻な劣化症状の屋根にも対応可能で、屋根材の種類も限定されません。

実施できる屋根材 瓦屋根
スレート屋根
金属屋根
アスファルトシングル
メリット 不具合や劣化症状を根本解決できる
現状とは異なる屋根材を採用できる
屋根の状態が悪くても施工可能
さまざまな種類の屋根材で施工可能
デメリット 工期が長い
施工費用が高額
 
 

葺き直し(瓦屋根):150~250万円

葺き直しは、耐久性の高い瓦屋根だけが実施できるリフォーム方法です。

葺き替えと葺き直しの違いは以下の通りです。
  • 葺き替え:既存の下地と屋根材を撤去し、新しい下地と屋根材設置する
  • 葺き直し:既存の下地と屋根材を撤去し、下地だけを新しくして再び既存の屋根材を設置する

瓦は耐用年数が40〜60年と寿命が長いですが、下地の寿命は15〜20年ほどなので、下地だけを取り替えることでよい屋根の状態を維持できます。また、瓦を再利用するので、撤去費用や材料費を抑えられ、葺き替えよりも施工費用を抑えやすいのがメリットです。

実施できる屋根材 瓦屋根
メリット 葺き替えよりも施工費用を抑えやすい
家の見た目が変わらない
デメリット 瓦の寿命が近いときは実施できない

部分的な屋根リフォームの方法と費用相場


漆喰の補修工事:10~30万円

瓦屋根に使用されている瓦自体は40~60年の耐用年数があり劣化しにくいですが、瓦を接着したり、棟の土台を覆い水の浸入を防いだりする役割を担っている漆喰については、15~20年に一度を目安に補修工事が必要です。

古くなった漆喰を剥がし、新しいものに塗り替える工事であり、10〜30万円ほどが相場です。

漆喰が劣化したまま放置すると、次第に隙間ができて雨水が侵入したり腐食したりする原因となるため、瓦自体はきれいであっても定期的に点検し、必要に応じて漆喰の補修を行いましょう。

屋根材の修繕:3~30万円

スレート屋根や瓦屋根、金属屋根などは、強風や飛来物がぶつかったなどが原因で、部分的に破損したり剥がれたりするケースがあります。
 
屋根材や下地全体には劣化が見られず、屋根材の一部だけが破損している場合、表面の一部を差し替えることが可能です。補修範囲によりますが、3~30万円が相場であり、それほど高額でないことがメリットです。

ただし、一部分を差し替えるため、周囲の屋根材とはやや異なる色味になる可能性があるので注意しましょう。
 

棟板金の交換:10~30万円

屋根の頂上部分に覆いかぶさるように取り付けられている金属製のフタを棟板金と言い、スレート屋根・金属屋根の場合は15年に一度を目安に交換が必要です。

棟板金に使用されている釘が緩んだり、サビたりするほか、棟板金の裏にある下地が腐食するなど劣化しやすい箇所であり、放っておくと強風などで飛ばされるリスクがあります。

既存の棟板金と下地を取り外し、新しいものに交換するのが基本の作業内容であり、10〜30万円が相場です。

雨どいの修理・交換:3~60万円

屋根から流れ落ちる雨水を集めて排水させる筒状の建材を雨どいと言い、落ち葉が詰まったり、固定器具が劣化したりして不具合が発生しやすいため、10〜20年に一度を目安に修理・交換が必要です。

雨どいを補修しないまま放っておくと、外壁の劣化が早まったり、雨水が屋根から直接地面に落ちたりして音がうるさく感じたりします。

ただ、修理・交換費用は3~30万円ほどですが、雨どいだけを補修することは少なく、屋根リフォームや外壁塗装と合わせて行うのが一般的です。

まとめ

今回は屋根リフォームについて解説しました。

屋根リフォームにはさまざまな方法があり、全面的なリフォーム4種類、部分的なリフォーム4種類のなかから、屋根材の種類や状態などに合わせて方法を選ぶのが一般的です。適切なリフォームの種類とタイミングの見極めがむずかしいため、予算や要望を明確にしたうえで、相談しましょう。

費用を抑えることに注目しがちですが、費用面だけで判断するのではなく、リフォーム方法ごとの特徴やメリット・デメリットを踏まえて、最適な屋根リフォームを選ぶことが大切です。

 
 
関連コラム

屋根カバー工法の優位性について

近頃よく聞くようになった『カバー工法』という言葉。 外装リフォームをご検討の方であれば一度は聞いた事があるのでは...
2017.03.25

建坪が30坪の家なのに見積書には屋根40...

屋根の塗装工事や葺き替え工事をご検討の方の中には、複数の施工会社へお見積もり依頼をされている方がいらっしゃると...
2022.01.07

遮熱塗料を選ぶ指標の1つ”日射反射率”...

真夏の室内の暑さを解消する手段のひとつに、屋根や外壁の塗装に「遮熱塗料」を使用する方法があります。 しかし、遮熱...
2021.12.07

雨漏り修理に火災保険は使える?適用条...

雨漏りは放っておくと家の劣化をどんどん進めてしまいます。雨漏りが発生した際はすぐに修理をする必要がありますが、屋...
2023.12.01
YouTube ガイソーチャンネル
最適プランをご提案します!
外壁・屋根塗装のことなら
まずは、お気軽にご相談ください。
無料見積もりを依頼する
ガイソー全国受付窓口 受付時間 9:00~17:00
0120-578-032
住まいの外装リフォーム GAISO(ガイソー) トップ
> コラム
屋根
> 屋根リフォームの方法や費用相場はいくら?時期やポイントなど疑問を解説
最適プランをご提案します!無料見積もりを依頼する
0120-578-032
受付時間
9:00~17:00