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屋根修理費用の相場はいくら?雨漏りや台風で屋根の修理をする場合の費用目安

2022.11.21
「雨漏りが発生した..」「台風で屋根が飛ばされた..」といったように、屋根の修理が必要な時は急に訪れます。急いで修理して欲しい気持ちはわかりますが、屋根修理費用は相場や単価がさまざまなので、あらかじめ相場感を掴んでおくことが大切です。
この記事では、屋根修理にかかる費用から信頼できる業者の探し方まで、屋根修理に関して幅広く解説していきます。
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屋根修理の費用相場

屋根修理の費用相場は、修理する箇所や修理範囲によってかなり異なります。屋根の修理は屋根全てを修理する全面修理と、屋根材や付帯設備などの一部を修理する部分修理の2種類に分かれており、全面修理の場合は100万円〜で、部分修理の場合は10万円〜30万円が相場です。
ただ、修理する内容や箇所によっても大きく費用相場は異なるので、以下では修理内容に応じて費用相場を解説していきます。

全面修理の費用相場

まずは、屋根を全面修理する場合の費用相場です。全面修理の場合だと、総額100万円〜が費用相場になっています。
 

塗装


屋根の塗料がはげてきたり、築年数が10年ほど経ったタイミングでは屋根塗装が必要になります。屋根の劣化を防止して雨漏りを防いだり、外観を美しく保つ効果があります。屋根塗装は、使う塗料や塗装する面積によって費用相場が異なります。日本の一軒家は30坪が多くなっており、その場合の費用相場は60~70万円ほどです。
坪数 塗装面積 費用相場
20坪 36〜40㎡ 30万円~45万円
30坪 54〜60㎡ 60万円~70万円
50坪 90〜100㎡ 90万円〜140万円
70坪 127〜140㎡ 115万円〜180万円
100坪 184〜200㎡ 130万円〜200万円

葺き替え


屋根の葺き替えとは、今の屋根材をすべて取り替えて新しい屋根にする工事のことです。下地部分からすべて新品に取り替えます。なお、下地部分や前の屋根材など、葺き替え前の屋根の廃棄費用がかかってきます。
葺き替え前と葺き替え後でどんな種類の屋根材を使うかにもよって変わってきます。例えば、スレート屋根やトタン屋根のケースだと安くなりますが、ガルバリウム鋼板などに吹き替える場合は費用が高くなります。どういった屋根材を使う場合でも、費用の相場はおおよそ100〜200万円ほどです。
項目 費用相場
葺き替え 100〜200万円
 

カバー工法


カバー工法とは、古い屋根の上に軽い屋根を張ることで、外側を新しくする屋根修理方法です。一般住宅の場合は、主にスレート屋根に対して行われることが多く、スレート屋根の上からガルバリウム鋼板でカバー工法工事をすると言うケースが多いです。
葺き替え工事とは異なり、下地の交換等は行わない分少し安くなっていますが、上から新しい屋根をのせるため、家の構造や築年数によっては対応できない場合もあります。
項目 費用相場
カバー工法 70〜150万円

部分修理の費用相場

続いて、屋根の部分修理をする場合の費用相場を紹介します。修理する範囲や修理箇所にもよりますが、費用相場は10万円〜30万円となっています。
なお、当初は部分修理の予定だったが、実際に工事が始まると下地や素材も含めて全て回収する必要があることがわかり、全面修理になると言うケースもあります。
 

瓦部分補修・差し替え


瓦の一部が飛ばされたり、飛来物が飛んで瓦が傷ついたりした場合は、瓦の補修や差し替えが必要になります。補修が必要な部分1枚だけを差し替えるのではなく、周りの数枚も一緒に交換し、うまく馴染むように取り付けます。
項目 費用相場
瓦の差し替え 3万円〜6万円
 

屋根材のひび割れ・差し替え

瓦屋根以外のスレート屋根やトタン屋根の場合、強風や飛来物で屋根の一部がひび割れたり、はがれたりすることがあります。そのまま放置すると雨漏りにつながってしまうため、補修部分を差し替え作業を行う必要があります。
項目 費用相場
屋根材の差し替え 1万円〜4万円

漆喰補修・詰め直し


河原を繋ぎ止めるための漆喰を補修する部分修理工事です。瓦よりも早く劣化するため、通常瓦よりも短いスパンで漆喰補修をおこないます。
なお漆喰補修の場合、一部だけ詰め直したり補修したりすることは可能ですが、だいたいの場合で漆喰全体が劣化しているケースが多くなっているので、漆喰全体を詰め直すことがおすすめです。
項目 費用相場
漆喰補修 5万円〜20万円

棟の取り直し


棟とは、瓦屋根の山・頂点部分にあたり、この部分は地震や暴風、漆喰の劣化などで少しずつずれてしまうことがあります。棟がずれると、そのずれた部分から雨漏りが発生したり、屋根の基礎全体がゆがんでしまって結果的に全面修理が必要になることもあるため、できるだけ早めに補修工事が必要になります。
棟の取り直しは、取り直す範囲によって費用相場は異なります。
項目 費用相場
棟の取り直し 5万円〜40万円
 

板金交換


屋根材を固定している板金を交換するための費用です。主にスレート屋根やトタン屋根の山部分に被せられている金属板のことを指し、この板金にひびが入ってしまうと雨漏りにつながりやすくなります。
項目 費用相場
板金交換 3万円〜10万円
 

雨樋交換


屋根から流れた雨を受け取り、地上に流すための雨桶を交換するための費用です。雨桶は一見必要なさそうに見えますが、雨が全て外壁を伝ってしまうため外壁の劣化を早めてしまいます。外壁塗装の劣化を早めないために、雨桶を設置しておく必要があります。
項目 費用相場
雨桶交換 1万円〜3万円

足場代はどの工事でも必要


足場とは、工事をおこなうために家の周りに設置する組み立てのことを指します。工事中の廃棄物や細かなちりが周りに飛来するのを防いだり、職人さんが安全に作業するうえで、足場の設置は必須になります。

足場代は、1㎡あたり約500〜800円となっており、設置面積は家の外周より0.5mほど余裕を持って、(外周の長さ + 0.5)×(家の高さ + 0.5)で計算します。
なお、坪数ごとの足場代の目安は以下の表を参考にしてみてください。
坪数 足場面積 足場料金
20坪 155〜170㎡ 12万〜13万5千円
30坪 185〜200㎡ 14万8千円〜15万9千円
40坪 215〜230㎡ 17万円〜18万円
50坪 245〜260㎡ 19万6千円〜20万7千円
※足場代の単価を800/㎡にして計算しています
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屋根修理の状況別費用シミュレーション

続いて、屋根修理が必要になった場合の費用シミュレーションを3つの状況に合わせて紹介します。

雨漏りが発生した場合(部分補修)

  費用項目 費用
工事費用 屋根材のひび割れ
(シーリング補修)
20,000円
  板金交換 50,000円
足場代 足場設置費用 150,000円
     
合計   220,000円

雨漏りが発生した場合は、雨漏り原因によって費用相場がかなり異なります。雨漏りの多くは、屋根材がひび割れたり、板金が外れかかってるという部分修理で対応できるケースが多いです。なお、場合によっては雨桶交換や広範囲のシーリング補修で費用が大幅に増える可能性もあります。
今回のケースだと、屋根材のひび割れ補修と板金交換のみで対応できるため、おおよそ22万円ほどで対応可能です。

台風で屋根の一部が飛ばされた場合(全面補修)

  費用項目 費用
工事費用 屋根の葺き替え
(スレート→ガルバリウム鋼板)
1,600,000円
足場代 足場設置費用 150,000円
     
合計   1,750,000円
台風で屋根の一部飛ばされた場合、ひび割れ箇所や飛ばされた部分の修理だけだと部分修理ですみますが、その部分から雨漏りが発生したりサビついていたりすると、下地部分から帰る必要があるため全面補修が必要になることもあります。
ここでは、スレート屋根からガルバリウム鋼板に屋根を葺き替えるときの費用例を紹介します。葺き替えの場合は費用が100万円を超える場合が多くなっています。
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屋根修理費用を安く抑える方法


屋根修理費用は全面修理だと100万円以上とかなり高額になってきます。ここでは、屋根修理費用を安く抑える方法を紹介します。

火災保険を利用する

地震や火災・台風などの災害によって屋根が破損して修理する場合は、ご自宅で加入されている火災保険制度の適用対象になります。火災保険制度を利用することで、全額火災保険制度の補償金でまかなうことができ、自己負担0円で屋根修理をおこなうことができます。
  • 経年劣化ではなく、災害によって屋根が破損したこと
  • 被災から3年以内に申請を出すこと
  • 火災保険制度の免責額を超える補修費用が発生していること
火災保険制度を利用するためには、上記3つの条件を満たしておく必要があります。

外壁塗装工事と一緒に行う

外壁塗装工事もまとめておこなうことで、総工事費用を安く抑えることが可能です。これは、足場の設置代を1回にまとめることができるためです。外壁塗装工事も屋根修理工事も、同じ足場でおこなうことができるため、まとめて工事依頼することで足場設置費用を1回に済ますことができます。

補助金・助成金を活用する

屋根塗装や屋根の葺き替えの場合は、補助金・助成金制度を使うことができるケースがあります。地域によって名称や呼称は異なりますが、「リフォーム費用補助事業」「住宅簡易工事費助成」といった制度が用意されており、これらの制度を活用することで工事費用の10%〜30%ほどを補填してもらうことができます。都道府県や市区町村によって支給条件や支給金額が異なるので、詳しくは市区町村のホームページなどで確認してみましょう。

複数社に見積りを出して比較する

屋根修理費用を見積もる際は、複数社に相談して見積もりを出し、比較するようにしましょう。1社にしか相談していない場合だと、工事内容が適切なのか、工事費用が不当に高くないかといった判断がつかず、知らぬ間にぼったくられてしまうと言うケースもあり得ます。そのため、最低2社以上から見積もりを出してもらって比較し、費用・工事内容が妥当な業者に依頼するようにしましょう。
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屋根修理費用が足りない場合はどうすればいい?


屋根修理費用は、数十〜数百万円と決して安い金額ではありません。そこで、ここでは屋根修理費用を手元に用意できない場合にとれる対処法を4つ紹介します。

自分で屋根修理をする

修理部分が一部だけの場合は、自分で屋根修理をすると言う方法もあります。瓦屋根の場合は自分で瓦を取り替えたり、スレート屋根の場合はコーキング剤で傷を埋めることで修理することが可能です。
ただし、転落や怪我などのリスクや、後々全面修理になった際に火災保険が効かないリスクもあるので、あまりおすすめはできません。

部分修理に切り替える

全面修理費用が払えないと言う場合は、応急処置的に部分修理に切り替えると言う方法もあります。一時的に屋根の一部を差し替えるだけで雨漏りを防げたり、棟を取り直して屋根の劣化を遅めたりすることができるため、費用を捻出できない場合は部分修理に切り替えたいという相談をしてみても良いでしょう。
ただし、本来全面修理が必要な場合に部分修理をするのは、あくまでも応急処置としての対応です。そのため、1~2年以内には屋根の葺き替えやカバー工法などの方法を取る必要はあります。

安い時期に依頼する

屋根修理業者には繁忙期があります。それは、梅雨に入る前の4~5月や年末の駆け込みがある12月です。これらの時期はお客さんも多く、業者が値下げ交渉や部分修理への切り替えなどに取り合ってくれないこともあります。
一方、それ以外の時期は比較的空いている場合もあるため、必要最低限の工事に済ませる方法を相談に乗ってくれることもあります。そのため、緊急で屋根修理が必要でない場合は、少し待ってみて安い時期に相談してみるという手もあります。

支払い方法をローンにする

支払い方法をローン払いにすることで、一括で現金を用意する必要がなくなり、月々少しずつ支払っていくことができます。民間のリフォームローンや施工業者が紹介してくれるローンなどさまざまなものがあり、基本的にどの業者もローンでの支払いに対応しています。金利が発生する分支払い総額は多くなりますが、手元に現金を用意できない場合は、ローン払いも検討してみても良いでしょう。
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信頼できる屋根修理業者の見分け方


屋根修理業者の中には、不当に高く費用を請求したり、手抜き工事をしてすぐに修理が必要になるように仕向けたりする悪徳業者がいることも事実です。ここでは、信頼できる屋根修理業者の見分け方を紹介します。

見積もりの根拠を1つずつ説明してくれる

見積もりを取った際に、その見積もりの根拠を丁寧に説明してくれる業者だと安心できます。相談する際には、下記2点に注目して質問しておくことがおすすめです。
  • 各費用項目が丁寧に書かれてあるか
  • 各費用項目について質問すると、どんな費用なのか説明してくれるか
もし、見積書の費用項目がかなり曖昧であったり、「その他費用」としてよくわからない費用がある場合は、1つずつ確認しましょう。優良業者であれば、それぞれの費用項目の内訳と金額を丁寧に説明してくれますが、不当に高い費用を請求してくる業者は曖昧になっている分説明できません。
よくわからない金額や曖昧な金額があればそのまま放置することなく、1つずつ確認するようにしましょう。

値引きやキャンペーンを過度におこなっていないか

施工業者の中には、頻繁に値引きをおこなっていたり、「足場代無料」などのキャンペーンをおこなっているところもありますが、こういった業者には注意が必要です。値引きをおこなった結果手抜き工事をされたり、そもそも不当な価格で見積もりを出しておいて値引きすることで、あたかも安く見せているようなケースもあるためです。
本来、屋根修理は屋根材の原価や足場設置にかかる原価など、原価が多くかかる分大幅な値下げはしづらく、最大でも20~30%ほどの利益しか発生しません。複数者に見積もりを出しておき、値引きやキャンペーン後の価格・工事内容が妥当なのかどうかを判断するようにしましょう。

施工管理者がいるかどうか

修理業者の中には、職人さんだけで運営しているところもあれば、職人と施工管理者・営業担当者で分業して運営しているところもあり、さまざまです。信頼できる業者の多くは職人と施工管理者を分けていることが多いです。
職人さんが工事に関する仕事だけをおこない、施工管理者がお客様の対応やフォローをすることで、きめ細かい対応をすることができるため、施工管理者がいる業者の方が安全なのです。職人さんだけの業者の場合、対応やフォローが少し雑になってしまうこともあるため、質問や相談をした際に丁寧な対応をしてくれるかどうかを確認するようにしましょう。

訪問営業や飛び込み営業で不安を煽ってこないか

業者の中には、飛び込み営業や訪問営業で直接家に訪れ、「今修理しないと危険」「もうすぐ雨漏りしそうなので、今なら安く工事できる」といった営業をしてくるところもあります。こういった業者は、本来屋根修理の必要がないのに無理やり工事させようとするところもあるため、注意しておきましょう。特に、その場で即決させようとする業者には注意が必要です。営業に来てその場で契約させられそうになったら、必ず一度持ち帰って検討するようにしましょう。
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屋根修理費用に関するまとめ

この記事では、屋根修理費用に関して幅広く解説してきました。屋根修理は、全面修理か部分修理かによって大幅に費用が異なってくるため、見積もりを取った際には「本当にその工事が必要なのか」「妥当な工事金額なのか」の2点を確認しておく必要があります。ただ、屋根修理は修理箇所の特定や修理範囲がわかりづらいこともあり、きちんと判断できないケースがあることも事実です。

ガイソーでは、メールでの相談や無料のお見積り依頼を承っています。豊富な実績をもとに、お住まいの住宅のケースの妥当な金額でお見積もりを出せますので、お気軽にお問い合わせください。
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