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塗料
2022年04月25日
良く聞くセラミック系塗料ってどんな塗料?
外壁塗装に使用する塗料では、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などがよく知られていますが、「セラミック(系)塗料」と呼ばれるものがあることを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
セラミック系塗料は一般的に高機能な塗料といわれていますが、悪質な業者が契約を勧めるツールとしてよく利用することでも知られています。
そこで本記事では、間違った知識で塗料選びをすることがないように、セラミック系塗料の特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。
セラミックとは焼き物のことをいい、陶磁器のほかにガラスやセメントなどを含みます。
そしてセラミック系塗料とは、原料にセラミックが含まれている塗料のことをいい、砂や石、セラミックビーズなどの微粒子が配合された塗料を指します。
100%セラミックであれば非常に耐久性の高い塗料になるのですが、セラミックには粘性・柔軟性がないため、他の素材と混ぜなければ塗料として使用することができません。
また配合する砂や石は「無機物」なので、セラミック塗料は無機塗料や無機系塗料、無機ハイブリット塗料などとも呼ばれています。
塗料に断熱性や耐火性(耐熱性)、意匠性などの特定の効果を発揮させるために、メーカーごとに様々な方法でセラミックを配合しています。
しかしセラミック塗料に明確な定義はなく、あくまでもセラミックは塗料の原料のひとつで、ほんのわずかでもセラミックが含まれていればセラミック塗料と呼ばれています。
外壁や屋根の塗装に使用される塗料には、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などがありますが、セラミック(系)塗料とはこのいずれかにセラミックが配合されたものになります。
したがって必ずしも「セラミック(系)塗料=耐久性の高い塗料」という訳ではなく、業者から「セラミック塗料なので長持ちします」といわれたからといって、正しいとは限らないので注意が必要です。
セラミック塗料は、セラミックを配合することによって「石材調の見た目になる」「断熱・遮熱効果がある」「低汚染性に優れている」などの特殊な効果を発揮します。
石材調の見た目になるものとしてはエスケー化研「エレガンストーン」、断熱・遮熱効果があるものとしては日新産業「ガイナ」、低汚染性に優れているものとしては日本ペイント「ファイン4Fセラミック」などが代表的な塗料になります。
悪質な業者に騙されることがないようにするためにも、セラミック系塗料のメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。
〇セラミック塗料のメリット
・デザイン性が向上する
・断熱、遮熱性能が向上する
・防汚性が高い
・硬度が高い
・紫外線に強い
以上の特徴がありますが、全てのセラミック系塗料にあてはまるわけではないので注意が必要です。
ひとまとめにセラミック系塗料と呼ばれていますが、塗料に含まれるセラミック成分は塗料の種類によって様々です。
したがって同じセラミック塗料と呼ばれているものであっても、塗料によって得られる効果が異なります。
配合されているセラミック成分の違いによって、塗料の特徴が異なることを知っておくことが大切です。
また中にはセラミックの含有量が低く、安価である一方で性能の低いものがあることを知っておくと良いでしょう。
そして塗料の耐久性は、基本的には樹脂によって決まります。
耐久性の高いものからフッ素樹脂>シリコン樹脂>ウレタン樹脂>アクリル樹脂になりますが、セラミックは樹脂ではありません。
セラミックが配合された塗料であれば全てセラミック(系)塗料と呼ばれています。
したがってセラミックが含まれていることで耐用年数が上がるわけではないので注意が必要です。
〇セラミック塗料のデメリット
・価格が高い
・ツヤの選択肢が少ない
・塗りムラが出やすい
・セラミックの形状によっては汚れがつきやすい
・硬い塗膜のためひび割れしやすい
セラミック塗料の一番のデメリットは価格が高いことです。
セラミック塗料の種類によっては耐久性の高いフッ素塗料と同価格帯もしくはそれ以上になることもあるので、非常に高いと思われる方が多いと思います。
また、セラミックの形状によっては表面に凸凹があるので、排気ガスなどの影響を受けて汚れがつきやすくなります。
セルフクリーニング効果のあるセラミック塗料もありますが、全てのセラミック塗料が該当する訳ではありません。
そしてセラミック塗料の塗膜表面は硬くなるため、大きな地震が起きた際などにはひび割れしやすいといえます。
このような悪徳業者のセールストークに騙されないようにすることが大切です。
またセラミック系塗料は、前述したようにどの塗料を選んでも同じ効果が得られる訳ではありません。
断熱・遮熱効果が得られるものもあれば汚れが落ちやすいものもあるので、セラミック系塗料を選ぶ際には、どのような性能を持つ塗料を使用したいのかをよく確認してから決定する必要があります。
そしてセラミック系塗料の耐久性は、ベースになる塗料の樹脂によって決まります。
例えばフッ素塗料の方がアクリル塗料よりも耐久性が高いため、フッ素塗料がベースになるものとアクリル塗料がベースになるものを比べると、フッ素塗料をベースにしたセラミック塗料の方が、格段に耐久性が高くなります。
同じセラミック系塗料と呼ばれるものであっても、その耐久性は塗料によって大きく異なることを知っておきましょう。
またセラミック系塗料の価格や耐用年数はセラミック成分の配合率で決まるものではなく、ベースとなる樹脂塗料によることがほとんどです。
したがってベースとなる樹脂塗料の価格や特徴を理解しておくことが非常に重要です。
悪徳業者にセラミック塗料を勧められて、高額な費用を支払った割には期待したほどの効果が得られなかったということにならないように、セラミック塗料に関する正しい知識を身に付けておくことが大切です。
セラミック系塗料は一般的に高機能な塗料といわれていますが、悪質な業者が契約を勧めるツールとしてよく利用することでも知られています。
そこで本記事では、間違った知識で塗料選びをすることがないように、セラミック系塗料の特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。

セラミック系塗料とはどんな塗料?
セラミック系塗料とはどんな塗料なのでしょうか。セラミックとは焼き物のことをいい、陶磁器のほかにガラスやセメントなどを含みます。
そしてセラミック系塗料とは、原料にセラミックが含まれている塗料のことをいい、砂や石、セラミックビーズなどの微粒子が配合された塗料を指します。
100%セラミックであれば非常に耐久性の高い塗料になるのですが、セラミックには粘性・柔軟性がないため、他の素材と混ぜなければ塗料として使用することができません。
また配合する砂や石は「無機物」なので、セラミック塗料は無機塗料や無機系塗料、無機ハイブリット塗料などとも呼ばれています。

塗料に断熱性や耐火性(耐熱性)、意匠性などの特定の効果を発揮させるために、メーカーごとに様々な方法でセラミックを配合しています。
しかしセラミック塗料に明確な定義はなく、あくまでもセラミックは塗料の原料のひとつで、ほんのわずかでもセラミックが含まれていればセラミック塗料と呼ばれています。
外壁や屋根の塗装に使用される塗料には、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などがありますが、セラミック(系)塗料とはこのいずれかにセラミックが配合されたものになります。
したがって必ずしも「セラミック(系)塗料=耐久性の高い塗料」という訳ではなく、業者から「セラミック塗料なので長持ちします」といわれたからといって、正しいとは限らないので注意が必要です。
セラミック塗料は、セラミックを配合することによって「石材調の見た目になる」「断熱・遮熱効果がある」「低汚染性に優れている」などの特殊な効果を発揮します。
石材調の見た目になるものとしてはエスケー化研「エレガンストーン」、断熱・遮熱効果があるものとしては日新産業「ガイナ」、低汚染性に優れているものとしては日本ペイント「ファイン4Fセラミック」などが代表的な塗料になります。

セラミック系塗料のメリットとデメリット
セラミック系塗料は、悪質な業者が勧めてくるケースが数多く見受けられます。悪質な業者に騙されることがないようにするためにも、セラミック系塗料のメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。
〇セラミック塗料のメリット
・デザイン性が向上する
・断熱、遮熱性能が向上する
・防汚性が高い
・硬度が高い
・紫外線に強い
以上の特徴がありますが、全てのセラミック系塗料にあてはまるわけではないので注意が必要です。
ひとまとめにセラミック系塗料と呼ばれていますが、塗料に含まれるセラミック成分は塗料の種類によって様々です。
したがって同じセラミック塗料と呼ばれているものであっても、塗料によって得られる効果が異なります。
配合されているセラミック成分の違いによって、塗料の特徴が異なることを知っておくことが大切です。
また中にはセラミックの含有量が低く、安価である一方で性能の低いものがあることを知っておくと良いでしょう。
そして塗料の耐久性は、基本的には樹脂によって決まります。
耐久性の高いものからフッ素樹脂>シリコン樹脂>ウレタン樹脂>アクリル樹脂になりますが、セラミックは樹脂ではありません。
セラミックが配合された塗料であれば全てセラミック(系)塗料と呼ばれています。
したがってセラミックが含まれていることで耐用年数が上がるわけではないので注意が必要です。
〇セラミック塗料のデメリット
・価格が高い
・ツヤの選択肢が少ない
・塗りムラが出やすい
・セラミックの形状によっては汚れがつきやすい
・硬い塗膜のためひび割れしやすい
セラミック塗料の一番のデメリットは価格が高いことです。
セラミック塗料の種類によっては耐久性の高いフッ素塗料と同価格帯もしくはそれ以上になることもあるので、非常に高いと思われる方が多いと思います。
また、セラミックの形状によっては表面に凸凹があるので、排気ガスなどの影響を受けて汚れがつきやすくなります。
セルフクリーニング効果のあるセラミック塗料もありますが、全てのセラミック塗料が該当する訳ではありません。
そしてセラミック塗料の塗膜表面は硬くなるため、大きな地震が起きた際などにはひび割れしやすいといえます。
セラミック系塗料を使用する際の注意点
セラミック系塗料は高性能・高機能な塗料というイメージがあるため、飛び込みで訪問してくる悪徳業者のセールスマンが低品質なセラミック系塗料を高額で売りつけるケースが少なくありません。このような悪徳業者のセールストークに騙されないようにすることが大切です。
またセラミック系塗料は、前述したようにどの塗料を選んでも同じ効果が得られる訳ではありません。
断熱・遮熱効果が得られるものもあれば汚れが落ちやすいものもあるので、セラミック系塗料を選ぶ際には、どのような性能を持つ塗料を使用したいのかをよく確認してから決定する必要があります。
そしてセラミック系塗料の耐久性は、ベースになる塗料の樹脂によって決まります。
例えばフッ素塗料の方がアクリル塗料よりも耐久性が高いため、フッ素塗料がベースになるものとアクリル塗料がベースになるものを比べると、フッ素塗料をベースにしたセラミック塗料の方が、格段に耐久性が高くなります。
同じセラミック系塗料と呼ばれるものであっても、その耐久性は塗料によって大きく異なることを知っておきましょう。

まとめ
セラミックはあくまでも塗料に配合されている成分のことで、セラミック系塗料の全てが必ずしも耐久性の高い塗料というわけではありません。またセラミック系塗料の価格や耐用年数はセラミック成分の配合率で決まるものではなく、ベースとなる樹脂塗料によることがほとんどです。
したがってベースとなる樹脂塗料の価格や特徴を理解しておくことが非常に重要です。
悪徳業者にセラミック塗料を勧められて、高額な費用を支払った割には期待したほどの効果が得られなかったということにならないように、セラミック塗料に関する正しい知識を身に付けておくことが大切です。

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