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外壁
2021年07月16日
外壁コーキングの増し打ち・打ち替えとは?
コーキングは、住宅の外壁材であるサイディングやALCなどのつなぎ目に使用されているものです。
その隙間を充填することで、外壁材の隙間から水の侵入を防ぎ、地震の揺れによる住宅への負担も軽減できるなど、様々な効果を発揮します。
コーキングは約10年で寿命を迎え、次第に劣化が目立つようになります。
劣化が生じたコーキングは、隙間やヒビ割れが発生し、剥がれや黒ずみの原因につながるのです。
また、劣化の状態を放置していると、水の侵入をはじめとした様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
そのため、コーキングの劣化が目立ち始めたタイミングで、コーキング工事を検討することが大切です。

そして、このコーキング工事には、「増し打ち」と「打ち替え」という2種類の施工方法があることを、ご存じでしょうか。
専門業者に依頼する場合は、施工方法を予め知っておくことで、より満足のいく工事を実現できるでしょう。
そこで今回は、外壁コーキングの増し打ちと打ち替えについて、ご紹介させていただきます。
その後、接着剤のような役割をする、プライマーを塗ります。
次に、コーキング材を充填してから、ヘラでならすといった流れで作業を行うのです。


上記の工程で、古いコーキングの上から新しいコーキング材を補充することを、増し打ちといいます。
増し打ちで施工を行う場合は、古いコーキングが劣化によって損傷していないことが、必須条件です。
もし、古いコーキングに損傷が生じていると、新しいコーキングを増し打ちしても効果を得ることができません。
一方で、古いコーキングをカッターなどで全て撤去してから、新しいコーキング材を充填する施工が打ち替えです。
一口にコーキングの工事といっても、その方法は大きく異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
そのため、施工方法を決める際は、それぞれの特徴を事前にチェックしておきましょう。
そのため、撤去にかかる費用や時間を抑えることができます。
また、コーキングを撤去する場合には、カッターなどを使用するため、誤って建物を傷つけてしまう場合もまれにあります。
しかし、増し打ちではカッターを使わないため、こうしたリスクを回避することができるのです。
具体的には、窓やドアには増し打ちが適しているとされています。
窓やドア周辺の場合は、古いコーキングを撤去する際に誤って防水紙を傷つけてしまい、雨漏りを引き起こすことがあります。
そのため、カッターを使わない増し打ちが、適しているのです。
以上の特徴がありますが、新しく補充したコーキング材と古いコーキング材が、必ずしもなじむわけではないという点にも注意が必要です。
もし、両者の相性が悪い場合は、新しく補充したコーキングが徐々に剥がれ落ちてしまい、結果として古いコーキングよりも劣化が早まる可能性があります。
また、古いコーキングの状態を詳しく見ることができないというデメリットもあります。
そのため、万が一古いコーキングの裏側などに劣化が生じていても、それに気が付くことができません。
このような理由から、増し打ちしたコーキングの寿命は、2年から5年とされています。

打ち替えで施工したコーキング材の寿命は、7年から10年とされています。
そのため、コーキングは打ち替えの方が、長持ちするのです。
一からの作業であるため、目地の隙間を埋めて、きれいにコーキングすることができます。
打ち替えで作業を行うと、防水性や柔軟性をしっかりと確保した施工が可能になるのです。
しかし、古いコーキング材を撤去しなければいけないため、その分費用が高くなってしまいます。
さらに、撤去の際にはカッターを使用するため、施工箇所周辺に傷がついてしまうというリスクもあります。


2種類ある施工方法には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
しかし、施工後の寿命やトラブルの回避を考えると、オススメできるのは打ち替え工事です。
ただし、施工する環境や状況によって、増し打ちが適している場合もあります。
施工方法を選択することは難しいため、困った場合は専門業者に相談してみましょう。
専門業者であれば、数多くの現場に携わった豊富な経験があるため、どちらの方法が適しているのかをアドバイスしてくれます。
コーキング工事でお悩みの際は、専門業者に相談することで、適切なメンテナンスを行いましょう。
その隙間を充填することで、外壁材の隙間から水の侵入を防ぎ、地震の揺れによる住宅への負担も軽減できるなど、様々な効果を発揮します。
コーキングは約10年で寿命を迎え、次第に劣化が目立つようになります。
劣化が生じたコーキングは、隙間やヒビ割れが発生し、剥がれや黒ずみの原因につながるのです。
また、劣化の状態を放置していると、水の侵入をはじめとした様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
そのため、コーキングの劣化が目立ち始めたタイミングで、コーキング工事を検討することが大切です。


そして、このコーキング工事には、「増し打ち」と「打ち替え」という2種類の施工方法があることを、ご存じでしょうか。
専門業者に依頼する場合は、施工方法を予め知っておくことで、より満足のいく工事を実現できるでしょう。
そこで今回は、外壁コーキングの増し打ちと打ち替えについて、ご紹介させていただきます。
増し打ちと打ち替えってどんな方法?違いはあるの?
コーキングを施工する場合の大まかな流れは、まず外壁にコーキング材が付着しないように養生を行います。その後、接着剤のような役割をする、プライマーを塗ります。
次に、コーキング材を充填してから、ヘラでならすといった流れで作業を行うのです。




上記の工程で、古いコーキングの上から新しいコーキング材を補充することを、増し打ちといいます。
増し打ちで施工を行う場合は、古いコーキングが劣化によって損傷していないことが、必須条件です。
もし、古いコーキングに損傷が生じていると、新しいコーキングを増し打ちしても効果を得ることができません。
一方で、古いコーキングをカッターなどで全て撤去してから、新しいコーキング材を充填する施工が打ち替えです。
一口にコーキングの工事といっても、その方法は大きく異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
そのため、施工方法を決める際は、それぞれの特徴を事前にチェックしておきましょう。
増し打ちのメリットとデメリット
増し打ちで施工する場合、古いコーキングを撤去する必要がなくなります。そのため、撤去にかかる費用や時間を抑えることができます。
また、コーキングを撤去する場合には、カッターなどを使用するため、誤って建物を傷つけてしまう場合もまれにあります。
しかし、増し打ちではカッターを使わないため、こうしたリスクを回避することができるのです。
具体的には、窓やドアには増し打ちが適しているとされています。
窓やドア周辺の場合は、古いコーキングを撤去する際に誤って防水紙を傷つけてしまい、雨漏りを引き起こすことがあります。
そのため、カッターを使わない増し打ちが、適しているのです。
以上の特徴がありますが、新しく補充したコーキング材と古いコーキング材が、必ずしもなじむわけではないという点にも注意が必要です。
もし、両者の相性が悪い場合は、新しく補充したコーキングが徐々に剥がれ落ちてしまい、結果として古いコーキングよりも劣化が早まる可能性があります。
また、古いコーキングの状態を詳しく見ることができないというデメリットもあります。
そのため、万が一古いコーキングの裏側などに劣化が生じていても、それに気が付くことができません。
このような理由から、増し打ちしたコーキングの寿命は、2年から5年とされています。

打ち替えのメリットとデメリット
カッターなどで古いコーキングを取り除いた後に、新しいコーキング材を充填する方法を打ち替えといいます。打ち替えで施工したコーキング材の寿命は、7年から10年とされています。
そのため、コーキングは打ち替えの方が、長持ちするのです。
一からの作業であるため、目地の隙間を埋めて、きれいにコーキングすることができます。
打ち替えで作業を行うと、防水性や柔軟性をしっかりと確保した施工が可能になるのです。
しかし、古いコーキング材を撤去しなければいけないため、その分費用が高くなってしまいます。
さらに、撤去の際にはカッターを使用するため、施工箇所周辺に傷がついてしまうというリスクもあります。

増し打ちと打ち替えはどちらがいいの?
増し打ちは、費用や施工時間が短くて済む反面、施工後の寿命が短いといった特徴があります。
打ち替えは施工後の寿命が長く、メンテナンスを含めてしっかりと施工ができる反面、施工にかかる費用が高額になり、施工にかかる時間も長くなってしまいます。
この2つの施工を比較すると、それぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらの方法で施工するべきか迷われている方も多いでしょう。
しかし、コーキングは打ち替えをお勧めいたします。
コーキングには、その効果を発揮するための基準として、メーカーが推奨する厚みがあります。
打ち替えで施工した場合、その厚み通りに施工することが可能です。
しかし、増し打ちの場合には古いコーキングの上からさらに補充するため、作業後のコーキングの厚さがどれくらいになったのかを把握することができません。
結果として、メーカーの推奨する厚みを確保することが難しいのです。
また、古いコーキングが劣化していた場合は、防水機能が低下してしまう可能性もあります。
そうなった場合は、そこから雨漏りが発生するなど、トラブルの原因につながってしまいます。
こうしたリスクを回避するためにも打ち替えをお勧めいたします。
打ち替えは施工後の寿命が長く、メンテナンスを含めてしっかりと施工ができる反面、施工にかかる費用が高額になり、施工にかかる時間も長くなってしまいます。
この2つの施工を比較すると、それぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらの方法で施工するべきか迷われている方も多いでしょう。
しかし、コーキングは打ち替えをお勧めいたします。
コーキングには、その効果を発揮するための基準として、メーカーが推奨する厚みがあります。
打ち替えで施工した場合、その厚み通りに施工することが可能です。
しかし、増し打ちの場合には古いコーキングの上からさらに補充するため、作業後のコーキングの厚さがどれくらいになったのかを把握することができません。
結果として、メーカーの推奨する厚みを確保することが難しいのです。
また、古いコーキングが劣化していた場合は、防水機能が低下してしまう可能性もあります。
そうなった場合は、そこから雨漏りが発生するなど、トラブルの原因につながってしまいます。
こうしたリスクを回避するためにも打ち替えをお勧めいたします。

まとめ
今回は、外壁コーキングの増し打ちと打ち替えについて、ご紹介させていただきました。2種類ある施工方法には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
しかし、施工後の寿命やトラブルの回避を考えると、オススメできるのは打ち替え工事です。
ただし、施工する環境や状況によって、増し打ちが適している場合もあります。
施工方法を選択することは難しいため、困った場合は専門業者に相談してみましょう。
専門業者であれば、数多くの現場に携わった豊富な経験があるため、どちらの方法が適しているのかをアドバイスしてくれます。
コーキング工事でお悩みの際は、専門業者に相談することで、適切なメンテナンスを行いましょう。
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