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外壁コーキング補修の費用相場はいくら?打ち替えと増し打ちの違いや注意点も解説

2023.05.13
 建物の外壁や屋根の継ぎ目には、コーキング(シーリング)と呼ばれる材料が使われています。このコーキングは年月の経過や紫外線などの影響により劣化していくため、建物の耐久性や防水性を保つためには、定期的なコーキングの補修が必要です。

コーキングの劣化症状が気になってきた方や、外壁塗装を行うから同じタイミングでコーキングの補修をした方がよいのか?と悩んでいる方に向けて、外壁コーキング補修を行う際の工法や費用相場についてご紹介します。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁のコーキング(シーリング)とは


外壁の「コーキング」とは、サイディングパネルやタイルなどの外壁材の継ぎ目やすき間に重鎮する防水材料のことを指します。業者によっては「シーリング」と呼ばれることもありますが、基本的には同じものと思っていただいて問題ありません。

シリコンやポリウレタンなどの弾性材料で出来ており、外壁の継ぎ目から雨水などが侵入することを防ぐことを目的とします。また、コーキングは紫外線や熱などによって劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要です。コーキングの補修を行うことで、外壁の耐久性や防水性の向上も期待できます。

外壁コーキング補修の「打ち替え」と「増し打ち」の違い

外壁のコーキング補修の工法としては、「打ち替え」と「増し打ち」の大きく2パターン存在します。

古いコーキングをカッターなどですべて撤去してから、新しいコーキングを充填する方法が「打ち替え」です。一方で、古いコーキングの上から新しいコーキングを補充する方法を「増し打ち」といいます。

これらは劣化状態や施工箇所によって使い分けられています。たとえば、窓やドア周辺の場合はカッターで古いコーキングを撤去する際に誤って防水紙を傷つけてしまうリスクがあるため、増し打ちが適しているとされています。

詳しくは外壁コーキングの増し打ち・打ち替えとは?の記事でも解説しておりますので、ご覧ください。
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外壁コーキング補修の費用相場

外壁のコーキング補修を行う場合の費用は、「打ち替え」か「増し打ち」かによって異なります。コーキング材の種類や、施工面積にも左右されますが、おおよその相場は次の通りです。

  単価(m) 費用相場
打ち替え工法 800〜1200円 30万円〜45万円
増し打ち工法 500〜900円 25万円〜35万円

2階以上など高い箇所のコーキングを行う際には足場の設置が必要になるため、工事費用に加えて足場代が15~20万円ほどかかります。
 

外壁コーキングの打ち替えの費用相場

30坪程度、目地(継ぎ目)の長さが約180mの住宅の場合でシミュレーションしてみましょう。


打ち替え工法の費用相場としては、
 
「800~1200円(/m)」 × 180(m) =15万~22万円

これに足場代が加わり、おおよそ30万~45万円程度が相場です。打ち替え工法では古いコーキング材の撤去費用がかかるため、増し打ち工法よりも単価が高くなります。
 

外壁コーキングの増し打ちの費用相場

同様の施工面積で、増し打ちの場合は次のような計算になります。
 
「500~900円(/m)」 × 180(m) = 9万~16万円

これに足場代の15~20万円が加わり、おおよそ25万~35万円が相場となります。

あくまで相場ですので、詳しい費用が知りたい方は業者に見積り依頼をしてみると良いでしょう。屋根や外壁の塗装などと合わせて施工することが多いですが、コーキング補修のみの工事も可能です。
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外壁コーキングの劣化症状・補修すべきタイミング

外壁のコーキング材は外壁材同士のすき間を埋めて防水性を高めるたけでなく、外壁材のズレを吸収して微調整するという重要な役割があります。コーキングがあることで雨風や地震があっても、外壁材がズレることなく建物の耐久性が保たれているのです。

外壁自体を長持ちさせ、建物の耐久性を保つためにも、次のような劣化症状が見られた際にはメンテナンスを行うことをおすすめします。
 

ひび割れ


コーキングが劣化している際の初期症状としてよく見られるのがひび割れです。コーキング材が紫外線などを浴びたことによって硬くなり、素材の柔軟性が低くなることでこうしたひび割れが起こります。

放置していると、さらに亀裂が深くなり真ん中が切れてしまう「破断」という状態につながるため、ひび割れを見つけたら2~3年以内には補修を行うようにしましょう。
 

肉やせ・剥がれ


経年劣化によってシーリングの弾力が失われ、画像のようにやせ細ってくることを「肉やせ」といいます。経年劣化以外にも、コーキング材の充填量が少なかったり、接着性が落ちてきたりすると、このような「肉やせ」や「剥がれ」という劣化症状が現れてきます。

このまま放置しておくと雨漏りにつながる恐れがあるため、なるべく早くメンテナンスをするようにしましょう。
 

屋根や外壁塗装を行うときの同時施工もおすすめ

コーキングの補修を行う際には、安全な施工のために足場の設置などを行う必要があります。足場設置代だけで10万円~15万円ほどかかり、コーキングの補修費用とほぼ同額のため、屋根や外壁の塗装を行うタイミングで同時にコーキングも補修をする方が費用を抑えることができます。

上記のような劣化症状が出ていなくとも、屋根や外壁をリフォームするタイミングがあれば合わせてコーキングのメンテナンスも検討してみてください。

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外壁コーキング補修を行う際の注意点

最後に、外壁のコーキング補修を行う際の注意点を3つご紹介します。
 

増し打ちではなく打ち替えが基本

増し打ちは古いコーキングの撤去が不要のため、費用や作業時間を抑えられるといったメリットがありますが、コーキングの補修では打ち替えが基本的にはおすすめです。

理由としては次の3つです。
 

打ち替えの方が長持ちする

古いコーキング材を残したまま補修を行う増し打ちの場合、寿命は3~5年程度です。一方で、打ち替えであれば7~10年は持つとされており、長期的に見たときにメンテナンスの回数を抑えることができます。
 

古いコーキング材と新しいコーキング材が必ずしも馴染むわけではない

万が一、両者の相性が悪かった場合には、新しいコーキング材が剥がれ落ちてしまい、結果的に劣化が早まるリスクがあります。
 

増し打ちでは、古いコーキング材の状態を細かく確認できない

既存コーキングの裏側や、内部の方にまで劣化症状が生じていたとしても、古いコーキングを撤去しない増し打ちでは詳細を確認することができません。

表面上は目立ったダメージがないように見えていても、内部が傷んでいる状態では防水機能の低下を防ぐことができないため、ある程度年数が経っている場合はやはり打ち替えをおすすめします。
 

DIYでの施工は避けた方が無難

コーキング材や、充填するために使う道具(コーキングガン)、充填後に平らにならすためのヘラなど、コーキングで使われる材料はホームセンターなどでも入手可能なため、節約のために自分で施工しようと考える方もいるかもしれません。

たしかに、窓や排水溝など、ちょっとしたすき間を埋めるだけであればホームセンターで揃えた道具で施工することもできます。ただし、外壁用のコーキング材は専門店でなければ取り扱いがなかったり、入手できたとしても技術不足ですぐに剥がれてしまったりと、DIYとしては難易度が高いため、避けた方が無難でしょう。

また、高い箇所を施工するには足場の設置が必要です。足場の設置や解体には資格が必要になるため、やはり専門業者に依頼することをおすすめします。
 

有資格者のいる業者を選ぶ

コーキング材を適切に施工する知識や技能を有していることを証明する国家認定資格として、「防水施工技能士」があります。2級は実務経験2年以上、1級は実務経験7年以上を必要とするため、この資格を有している人が在籍している業者であれば一定の施工品質が期待できるでしょう。

信頼できる業者かどうか迷った際には、こうした資格の有無で判断してみるというのも1つの方法です。

ガイソーでは外壁のコーキング補修の実績も多くあります。無料見積もりも受け付けておりますので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください。
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