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サイディングカバー工法の費用はいくら?メリット・デメリットと施工事例

2023.05.13
 外壁のリフォーム方法はいくつかありますが、古い外壁材の上からサイディング材を重ね張りする方法をサイディングカバー工法といいます。

全面的な張り替えなどと比べて、費用を抑えられるほか、工期も短く済むなどさまざまなメリットがあるサイディングカバー工法。一般的にいくらくらいかかるのか?また、どのようなデメリットがあるのか?など、これから施工を検討されている方であれば気になることがたくさんあるのではないでしょうか。

この記事では、サイディングカバー工法の費用やメリット・デメリット、施工事例などについて詳しく解説します。

この工事、わたしの家だといくらかかる?

サイディングカバー工法の費用

サイディングカバー工法の費用としては、30坪程度の戸建てで120~200万円程度が相場と言われています。

外壁をすべて張り替える場合には160~250万円程度かかりますが、古い外壁材の撤去などが不要な分、サイディングカバー工法の方が費用が安くなっています。

サイディングカバー工法にかかる費用の内訳

サイディングカバー工法にかかる費用の内訳としては、新しく取り付けるサイディングパネル代のほか、足場の設置代や、古い外壁材と新しい外壁材の間に設置する防水シートなどの土台工事費用、そのほか運搬費用などが含まれています。

たとえば、外壁面積120㎡の住宅の場合、次のような見積りとなります。単価などは塗装業者によって異なりますが、おおよその費用の参考としてご覧ください。

項目 単価 数量 単位 金額
カバー工法費用(サイディング代含む) 7,000 120 840,000
足場設置代 700 200 140,000
養生シート代 500 200 100,000
土台(糖質防水シート) 300 120 36,000
土台(水切り板金) 1500 120 180,000
土台(胴縁) 1500 120 180,000
シーリング 800 250 200,000
運搬費・諸経費     一式 100,000
      小計 177,600
      消費税 177,600
      合計 1,953,600

同じくらいの広さであったとしても、建物の状態や施工面積によって金額は異なるため、ご自身の家の場合どのくらいの費用がかかるのか知りたい方は見積りを依頼してみることをおすすめします。

ガイソーでは無料で見積り依頼を承っていますので、お気軽にお問合せください。

サイディングカバー工法で使用される外壁材の種類と内訳

既存の外壁材の上から新しいサイディングパネルを取り付けるサイディングカバー工法では、建物への負担や耐震性の観点から、軽量な金属系サイディングが主流です。

金属系サイディングとは、ガルバリウム鋼板などの金属を素材としており、窯業系サイディングに比べて軽量であることに加え、断熱性・遮音性が高いことも特徴。

金属系サイディング以外にもサイディングにはいくつか種類があり、それぞれの特徴と費用単価は次の通りです。

種類 1㎡単位 特徴
窯業系サイディング 4000〜6000円 普及率が高く、費用も手頃
金属系サイディング 5000〜7000円 断熱性・遮音性が高く、軽量
木質系サイディング 6000〜9000円 断熱性が高く、温もりのあるデザイン
樹脂系サイディング 7000〜10000円 耐候性が高く、メンテナンスフリー

金属系サイディング以外では、樹脂系サイディングも軽量のためカバー工法で使われることが多くなります。

金属系サイディングについて、詳しく知りたい方は優れた耐候性と断熱性!金属サイディングという外壁材の記事もご覧ください。

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サイディングカバー工法とは

サイディングカバー工法とは、外壁のメンテナンス方法の1種です。単純に「カバー工法」や、「重ね張り」とも呼ばれます。

古い外壁材の上から新しい外壁材を重ねて施工する方法であり、外壁材が二重になるため、建物に負担がかからないように軽量の金属系サイディングを使用する場合が主流です。

サイディングパネルは外壁材のなかでも種類が豊富で、木目調やタイル風、モルタル風など、さまざまなデザインがあり、外観の雰囲気を好みに合わせて変えたい場合にも有効なリフォーム手段です。


サイディングカバー工法のメリット・デメリットについて、詳しく見ていきましょう。

サイディングカバー工法のメリット

サイディングカバー工法のメリットは主に次の2点です

1.張り替えに比べて費用・工期を抑えられる
2.断熱性、遮音性が向上する

張り替えに比べて費用・工期を抑えられる

外壁の張り替えと比べて費用が安く抑えられることについては、この記事の冒頭でもご紹介した通りです。古い外壁の撤去作業が必要ない分、サイディングカバー工法の方が工期も短くなります。

また、外壁の張り替えを行う際の注意点として、2004年以前に建てられた建物の場合、外壁材にアスベストが含まれている可能性があります。古い外壁材にアスベストが使用されていた場合、特殊な撤去作業が必要になり、追加費用が発生しますが、カバー工法であればそうした追加の撤去費用も抑えることができるのもメリットの1つでしょう。

断熱性、遮音性が向上する

サイディングカバー工法で主に使用される金属系サイディングは、芯材に断熱材が使われており、断熱性の向上が期待できます。


また、外壁材が二重構造になるため、遮音性も向上し、騒音などのお悩み解決にもつながることもサイディングカバー工法のメリットと言えるでしょう。

サイディングカバー工法のデメリット

もちろん、サイディングカバー工法はすべてのケースで最適なメンテナンス方法というわけではありません。サイディングカバー工法のデメリットは次の通りです。

1.建物の総重量が増し、耐震性が下がる
2.下地部分の補修はできない
3.内部結露が発生するリスクがある

 

建物の総重量が増し、耐震性が下がる

もともとの外壁材の上から新しい外壁材を取り付けるため、建物の総重量が増加することになります。一定の耐震性を保つために、軽量な金属系サイディングを用いて施工されますが、それでも施工前と比べると重量が増える分耐震性が下がってしまうことは事実です。

建物の構造や築年数、ダメージ状態によって耐震性も異なり、場合によってはサイディングカバー工法以外を検討すべきケースもあります。使用する外壁材も含め、塗装業者に相談しながら決めるようにしましょう。

下地部分の補修はできない

サイディングカバー工法ではもともとの外壁材の下にある下地まで点検することはできないため、万が一下地部分に損傷があったとしても発見できず、そのままになってしまうのがデメリットです。

もちろん、塗装業者による訪問見積りの際にある程度のダメージ状態は確認してもらえますが、外壁の上からの確認では限度があります。下地まで腐食が進んでいたり、雨漏りなど明らかな劣化症状が出ている場合は、カバー工法ではなく塗り替えの方が適している可能性もあることを覚えておくとよいでしょう。

内部結露が発生するリスクがある

サイディングカバー工法の施工時に、古い外壁と新しい外壁の間に「胴縁」という建材を配置して空気の通り道を確保する必要があります。

この通り道がうまく確保できていないと、外壁内外の気温差によって内部結露が発生し、雨漏りや下地の腐食、シロアリの発生につながる恐れがあるのです。そのため、正しい知識と技術を持ち合わせた業者に依頼をすることが大切です。

この工事、わたしの家だといくらかかる?

サイディングカバー工法での施工事例

最後に、サイディングカバー工法での施工事例をご紹介します。

サイディングカバー工法で雨漏りを修繕

こちらはひび割れやチョーキングいった劣化症状が見られ、雨漏りに悩んでいたお客様の事例です。

角波板金によるサイディングカバー工事とあわせて、屋根の塗装も実施。印象的な外壁
お色はそのままに、外観が綺麗になり、雨漏りも解消されました。


工期は26日間、リフォーム費用は屋根塗装もあわせて122.7万円でした。

アルミ素材の金属系サイディングで塩害地域でも安心な外壁に

シーリングが剥がれ、雨漏りが心配な状態になっていたこちらのお客様。海に近い塩害地域だったため、アルミ素材の金属系サイディングを使ったカバー工法により、半永久メンテナンスフリーを実現しました。


ブラウン系の色味はそのままですが、新しいデザインのサイディングパネルを使いお家の雰囲気も刷新。工期は22日間、リフォーム費用は310万円でした。

この工事、わたしの家だといくらかかる?

まとめ

外壁の張り替え工事と比べて、工事期間や費用が比較的抑えられる、断熱性・遮音性が上がるなどのメリットがあるサイディングカバー工法についてご紹介しました。

一方で、劣化症状を根本的に解決することが難しい、地震時の耐震性能が低下するといったデメリットもあります。これらの点に注意し、塗装業者にも相談して外壁材を選びながらリフォームを進めていくようにしましょう。

ガイソーでもメール相談や無料見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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