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50坪の住宅の外壁塗装にかかる費用の相場は?内訳や費用を抑えるコツを解説

2023.03.10

 外壁塗装は建物が大きくなるほど高額になるのが基本であり、一般的な住宅よりも大きい50坪の住宅では最低でも100万円ほどかかります。

大切な住まいのメンテナンスとはいえ、高額な出費となる外壁塗装はきちんと相場を把握したうえで工事を進めたいのが本音ではないでしょうか。しかし、50坪を超える住宅の外壁塗装の情報は少ないため、いくらが相場なのか、業者から提示された見積もりが適正価格なのかなど悩んでいる方も多いでしょう。

そこで今回は、50坪の住宅の外壁塗装を検討している方に向けて、費用相場を解説していきます。

わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

50坪の住宅の外壁塗装費用の相場は100~150万円


外壁塗装で採用率の高いシリコン塗料を使って、50坪の住宅を塗装した場合の費用相場は100万円でした。

シリコン塗料よりも耐用年数が短く安価なウレタン塗料を使った場合は92万円が相場なので、安めの塗料を使えば100万円以下に抑えられます。一方、シリコン塗料よりも耐用年数の長いウレタン塗料は102万円、さらに高性能なフッ素塗料を使用すると144万円が相場となっています。

こちらの金額は、足場代や高圧洗浄代、養生代などがすべて含まれた総額であるため、50坪の住宅を外壁塗装する場合は100~150万円がおおよその相場といえるでしょう。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

50坪の住宅の外壁塗装費用を計算してみよう


50坪の住宅の外壁塗装費用は100~150万円が相場とはいえ、家の形や外壁の状態、採用する塗料などによって金額が変わります。

相場を把握しておくことも大切ですが、自分で外壁塗装の費用が計算できればより正確な金額を認識できます。業者が提示している見積書が適正かどうか判断しやすくなるためにも、計算方法を確認していきましょう。

ステップ1:外壁面積を計算する

外壁塗装の費用を計算するときは、外壁面積を算出するのは最初のステップです。

1坪は約3.3㎡のため、50坪の住宅だと50×3.3=165となり、約165㎡が延べ床面積であるとわかります。

ただ、外壁面積と延床面積は同じではなく、外壁面積=延べ床面積(㎡)×係数(1.1~1.3)になるとされています。

そのため、外壁の面積を計算するときは、以下の計算式を使います。
・外壁面積=延べ床面積(坪数×3.3㎡)×係数(1.1~1.3倍)

こちらの計算式を使って50坪の住宅の塗装面積を計算(係数は1.2で計算)すると、
・延べ床面積(50坪×3.3㎡)×係数(1.2倍)=198㎡
となり、50坪の住宅の場合は外壁面積198㎡に対して塗装が必要であるとわかります。


なお、外壁面積は同じ50坪の住宅でも住宅の形によって異なるのが注意点です。正方形の住宅は外壁面積が最も小さくなるのに対し、凹凸型や長方形の住宅は外壁面積が大きくなります。

つまり、同じ坪数の住宅でも、複雑な形状をしている住宅の方が外壁塗装の費用が高額になりがちなのです。

ステップ2:塗料の費用を計算する

ステップ1で計算した外壁面積に対し、塗料の単価を掛け合わせると塗料代を算出できます。

塗料の種類 塗料の単価(1
㎡あたり)
50坪の住宅に必要な塗料の費用(塗装面積198㎡あたり)
アクリル塗料 1,400〜1,600円 277,200~316,800円
ウレタン塗料 1,700~2,200円 336,600~435,600円
シリコン塗料 2,300~3,500円 455,400~693,000円
フッ素塗料 3,800~4,800円 752,400~950,400円
無機塗料 4,500~5,500円 891,000~1,089,000円

外壁塗装の塗装工程は「下塗り」「中塗り」「上塗り」3回塗りが基本なのですが、こちらの塗料の単価は下塗り含む3回塗りの合計の単価を記載しています。

シリコン塗料を使用する場合、45~70万円が塗料代としてかかることがわかります。
塗料の種類によって金額に大きな差があるものの、基本的に塗料のグレードが上げるにつれて耐用年数が長くなる傾向にあるため、塗り替えのスパンを長くできます。

ステップ3:塗料以外にかかる費用を計算する

外壁塗装に必要なのは塗料代だけではなく、足場代や高圧洗浄代、下地補修などの費用も発生します。

塗料代以外にかかる費用の代表的な項目が以下の通りです。

項目 計算過程(単価×外壁面積) 合計
足場代 25万円程度  
養生 300円×198㎡ 59,400円
飛散防止ネット 200円×198㎡ 39,600円
高圧洗浄 300円×198㎡ 59,400円
シーリング 800円×198㎡ 158,400円
下地補修 2万円程度  
現場管理費 5万円程度  
廃材処理費 3万円程度  
合計   666,800円

50坪の住宅に対して外壁塗装をする場合、塗料代以外に67万円ほどかかることがわかります。

足場代についてですが、50坪の住宅の外壁塗装なら25万円程度が相場です。足場の1㎡あたりの単価は600~1,000円程度であるものの、住宅の形状や階数によって差が出やすいのでここでは相場の25万円としています。

なお、足場代の計算方法は以下の通りです。家の外周と高さがわかれば自分で計算可能です。

【足場代の計算方法】
ステップ1:足場架面積を計算する
足場架面積=(建物の外周(m)+ 8m)× 家の高さ(m)
ステップ2:足場架面積と足場の1㎡あたりの単価を掛け合わせる(1㎡あたり600~1,000円が相場)
足場代=足場架面積×単価(㎡)

塗料代と同様に付帯工事にかかる費用も業者によって異なり、こちらではあくまで一般的な費用を目安に算出しているため、必ずしも金額が同じであるわけではないことに注意してください。

ステップ4:塗料代と付帯費用を合計する

最後に、塗料代と付帯工事費を合計すると総額を算出できます。

50坪の住宅に外壁塗装をする場合、シリコン塗料だと455,400~693,000円が塗料代としてかかり、付帯工事費は666,800円ほどなので、
455,400~693,000円(塗料代)+666,800円(付帯工事費)=1,122,200~1,148,400円が総額としてかかると計算できます。

50坪の住宅の外壁塗装費用が変動する条件とは?

50坪の住宅の外壁塗装費用は100万円を超えるケースも珍しくありませんが、さまざまな要因によって金額が変わります。

ここでは、外壁塗装費用に影響を与える要因について解説します。

塗料のグレード

塗料のグレードは外壁塗装の費用で金額差が生じやすいポイントです。

先に解説している通り、アクリル塗料で50坪の住宅を外壁塗装するなら塗料代は30万円程度ですが、シリコン塗料を使う場合は45~70万円ほどかかるため、塗料代だけでも15~40万円の差が出ます。

ただ、塗料は単価がアップするごとに耐用年数が長くなる傾向にあります。アクリル塗料だと5~8年で再塗装しなければなりませんが、シリコン塗料なら10~15年はメンテナンスが不要です。

施工費用は高額になるものの、塗り替えのスパンを長くできることで将来的にかかるメンテナンスコストを抑えられる可能性が高いため、耐用年数も加味して検討するのがおすすめです。

塗装面積

外壁塗装は塗装面積が大きくなるにつれて、費用が高額になります。

必要な塗料や材料が多くなり、さらに作業工数が増えて人件費も高くなることなどが理由ですが、同じ50坪の住宅でも住宅の形状によって塗装面積が異なります。

塗装面積を抑えられるのは正方形に近い形の住宅で、凹凸型や長方形の住宅は正方形に比べて塗装面積が多くなるのです外壁塗装の総額の15~20%を占める足場代も費用に差が出やすいポイントです。

先に解説している通り、足場代は以下の計算式で算出できます。

【足場代の計算方法】
ステップ1:足場架面積を計算する
足場架面積=(建物の外周(m)+ 8m)× 家の高さ(m)
ステップ2:足場架面積と足場の1㎡あたりの単価を掛け合わせる(1㎡あたり600~1,000円が相場)
足場代=足場架面積×単価(㎡)

足場架面積は同じ50坪の住宅でも、住宅ごとに建物の外周や家の高さが異なるため、どのような家の形状かによってかかる足場代が変わることがわかるでしょう。

外壁の状態

外壁塗装はただ塗料を塗るだけでなく、外壁の補修をしてから塗装作業を行います。

外壁の劣化が残っている状態で塗装をしても、すぐに塗料がはがれたり、期待される耐用年数を維持できなくなったりするため、補修作業は重要な工程の一つです。

補修作業は外壁の劣化状態によって必要な作業が異なり、劣化が深刻で広範囲に補修作業が必要な場合はその分費用がかさみます。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

50坪の住宅の外壁塗装費用を抑えるコツ


50坪の住宅に外壁塗装をする際、少なくとも100万円ほどかかるので高額な出費に驚いている方も多いでしょう。

ただ、ポイントを押さえておくことで、費用を抑えられる可能性があります。ここでは、50坪の住宅の外壁塗装費用を抑えるコツを解説します。

相見積もりを取る

外壁塗装では、1社だけに相談するのではなく、複数の業者に相談して見積もりを作成してもらいましょう。

相見積もりを取ることで、自宅の外壁塗装費用を把握でき、比較する過程で信頼できる業者かどうかの判断もしやすくなります。

依頼したい業者に値段交渉をすれば、値引きに対応してもらえる可能性もあるでしょう。

スケジュールを指定しない

外壁塗装には繁忙期と閑散期があり、閑散期はスケジュールが空いて手すきになる業者が多いです。

工事のスケジュールを指定しない分、安くしてほしいと伝えれば、閑散期にスケジュールを埋められるという業者側のメリットができてお得に対応してもらえる可能性が高まるでしょう。

業者側にもメリットのある交渉をすることで値段交渉に応じてもらえるケースが多くなるのはポイントですが、無理な値引きの要求は控えましょう。

完全自社施工の会社に依頼する

外壁塗装は業者によって運営体制が異なり、完全自社施工で対応しているところもあれば、下請けに施工を任せているところもあります。

相談から提案、施工、アフターサービスまで自社で対応しているところを完全自社施工と言い、自社ですべての工程に対応するため中間マージンが発生しません。

反対に、下請け制度を導入している業者は、下請け会社にマージンを支払わなければならないため、見積もりに中間マージンが上乗せされて施工費用が高額になりがちです。

下請け制度を導入している業者が悪いわけではありませんが、完全自社施工の業者なら全工程を自社で対応していることから信頼しやすく、中間マージンが発生しない分相場より安く依頼できる可能性が高いでしょう。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

まとめ

今回は50坪の住宅の外壁塗装の費用相場について解説しました。

50坪の住宅は外壁面積が大きく必要な材料費や人件費も多いことから、施工費用が高額になりがちで、最低でも100万円ほどかかるでしょう。

外壁塗装は相場がわかりにくいので、総額いくらかかるのかを把握しておくこと、さらにどのように見積もりが算出されるのかを知っておくことで、適正価格の見積もりかを判断しやすくなります。

ただ、外壁の状態や家の形状、採用する塗料の種類などで費用が変わるため、相場を把握したうえで、複数の業者から相見積もりを取って比較するのがおすすめです。

ぜひ今回の記事を参考に、最適な外壁塗装を実現してみてください。
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