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【外壁塗装の見積もり】注意点と見積書のチェックポイントを解説

2022.11.22
外壁塗装を検討するとき、まずは「どのくらいの費用がかかるのか?」が気になって見積もりをとろうとする方も多いのではないでしょうか。しかし、外壁の塗り替えをしたことがない方にとっては、不当な金額を見積もられるのでは……といった不安もあるかと思います。

この記事では、見積もりをとる際の流れから、見積書を見る際に注意すべきポイントなどを解説します。よい業者を選ぶ際の注意点などもあわせてご紹介。後々のトラブルに発展しないためにも、外壁塗装の見積もりについて知識を備えた状態で進めるようにしましょう。
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外壁塗装の見積もりの流れ

外壁塗装の見積もりをとる際の具体的な流れとしては、以下の通りです。
  1. 塗装業者に見積もりを依頼する
  2. 現地調査の日程を調整
  3. 塗装業者が現地調査を行い、施主の希望などをヒアリング
  4. 2~3日後に業者から見積書が届く
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。

塗装業者に見積もりを依頼する

まずは塗装業者にインターネットや電話で見積もり依頼をしましょう。見積もり依頼をする際、外壁に関する悩みや劣化状態など、相談したいことを簡潔に伝えておくと担当者から具体的なプランを提示してもらいやすくなります。

基本的には見積もり相談は無料で行っているところが多いため、より適切な相場を知りたいのであれば複数の塗装業者に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。詳しくは「外壁塗装の見積もりは何社依頼するのが正解?」で解説します。
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現地調査の日程を調整

見積もりは実際に塗装業者がご自宅に訪問し、外壁の状態を確認したうえで行います。メールでの依頼の場合、担当者から折り返し連絡がきて、現地調査の日程を調整します。

現地調査で詳しいヒアリングなどを行う場合が多いため、施主が立ち合いできる日程を選びましょう。

塗装業者が現地調査を行い、施主の希望などをヒアリング

現地調査では担当者が塗装を行う範囲や外壁の材質などを細かく確認します。このとき、特に気になっている箇所や希望があれば具体的に伝えておくとよいでしょう。使用する塗料の種類によって見積もり金額も変わってくるため、「ツヤなしのマットな塗装でお願いしたい」「遮熱効果のある塗料を使ってほしい」など具体的なイメージがあれば、現地調査の時点で簡単に打ち合わせをすることも可能です。もちろん、これらの詳細な料金は実際に依頼を決めたあとでも問題ありません。

また、実際に塗装業者に会える機会でもあります。質問に対して丁寧に回答してくれるか、塗装に関する知識が豊富かなど、信頼できる担当者かどうかを見極めるのも大切です。

数日後に業者から見積書が届く

相談内容や時期にも寄りますが、早ければ現地調査から2~3日後に見積書が送られてきます。塗装業者によっては見積書を持って再度訪問し、プラン内容を詳しく説明してくれるため、見積書の内容に対して疑問点が残らないようにしっかり説明を受けることをおすすめします。
見積書には有効期限が設定されていることが多いため、複数の塗装業者を比較検討するのであればそれぞれの見積書の期限も確認しておくようにしましょう。
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外壁塗装の見積書で見るべきポイント5つ

では、実際の見積書の例を見ながら、どのような部分をチェックすればよいのかポイントを解説していきます。外壁塗装の見積書は以下のように、各工事内容と使用する塗料、数量、単価などが記載されています。
見積書で特に見るべきポイントは次の5つです。
  1. 使用する材料が明記されているか
  2. 材料の数量や単価が明記されているか
  3. 下地処理について記載されているか
  4. 詳細が不明な項目がないか
  5. 「足場代」がきちんと含まれているか
詳しく解説します。

使用する材料が明記されているか

外壁塗装の見積書でまず注意しておきたいポイントは、材料名の記載があるかどうかです。上の見積書画像のなかでは、「外壁塗装工事」の項目に含まれる「ガイソーウォールフッ素4F」というのが塗料名になります。

使用する材料の製品名がきちんと記載されていないと、同じシリコン塗料のなかでもグレードの低い製品を使われてしまうこともあるため、どのようなグレードのどんな塗料を使用する想定なのかは確認しておくようにしましょう。

材料の数量や単価が明記されているか

見積書というのは、「どの部分」を「いくら」で工事するのかを事前に明確化させる書類です。そのため、信頼できる見積書には使用する材料の数量や単価が記載されています。

一方、塗装する場所が不透明だったり、金額部分がすべて「一式〇〇円」という表記だと、どこまでの範囲が含まれているのか分からず、費用が水増しされている可能性もあるので注意が必要です。

下地処理について記載されているか

塗装工事のなかで、もっとも重要な工程は下地処理です。下地処理とは塗装する部分の下地を整え、長持ちさせるためのもの。具体的には、「コーキング補修」「モルタル補修」「爆裂・欠損補修」などが含まれます。

これらの下地処理の項目がきちんと見積書のなかにも記載されているかどうかも確認するようにしてください。

詳細が不明な項目がないか

見積書のなかには「諸費用」の項目で費用がかかることもあります。これらは工事現場の管理費用や人件費、契約書の印紙代などが含まれており、相場としては工事費用の5~15%ほどといわれています。

これらの諸費用は塗装会社にとっても必要な費用として見積もりに含まれることが多いですが、あまりにも高い場合には内訳を尋ねてみるようにしましょう。

「足場代」がきちんと含まれているか

また、見過ごしがちですが重要なのが、例の見積書内で一番上に記載されている「足場組立代」です。足場の設置は近隣への塗料の飛散や事故防止など、安全な外壁塗装を行ううえで欠かせない作業になります。

時折セールストークとして「足場代を無料にします」という業者がいますが、足場の設置には運搬費や解体費、人件費などさまざまな費用がかかるため、実際に無料にすることは難しく、ほかの費用に上乗せされるケースが多いようです。そのため、これらの謳い文句に騙されることなく、必要な費用としてしっかり見積もりに明記している業者の方が信頼できると言えるでしょう。
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外壁塗装の費用相場はどのくらい?値引き交渉はできる?

外壁塗装の費用相場は、もちろん塗装面積や使用する塗料によって変わってきますが、大体80万円~120万円程度と言われています。決して安い金額ではないので、金額を抑えられるなら抑えたいという方も多いのではないでしょうか。

この章では外壁塗装の費用がどのように決まるのか、値引き交渉は可能なのかについて解説します。

外壁塗装の相場は坪数ごとに変動する

外壁塗装の相場は塗装を行う面積によって決まるため、一般的に「坪単価」で計算されることが多いです。概算ですが、10坪ごとに20万円から30万円ほど高くなると言われており、20坪の家で50万円~70万円、30坪の家だと70万円~90万円ほどが相場となっています。

ただし、同じ坪数でも実際に塗装する面積によって変わるため、正確な費用は現地調査をしてみないと分かりません。同じくらいの坪数の家の場合、どのくらいかかるのが一般的なのか?といった参考程度に考えておくようにしましょう。

値引き交渉は可能だが、最低限にとどめよう

施主の立場からすると少しでも安くしてほしいというのが本音ですが、大幅な値下げは厳しいと考えておく方がよいでしょう。

塗装工事にかかる費用は、材料費や人件費などの必要経費に業者の利益が上乗せされています。材料費や人件費の削減は難しいため、値引きをする場合は利益から引くしかなく、経営上の限度があるもの。逆に言えば、訪問営業などで「今日中に契約すれば30%値引きします」などと言う業者の場合、はじめの見積もり金額で水増ししておいて値引き後の金額が相場……なんてケースも珍しくありません。

値引き交渉をする場合は、「見積もり金額の端数を落としてもらえればラッキー」くらいの気持ちでいる方がしっかりした施工をしてもらえる業者に出会えます。

外壁塗装の費用を安くするためのコツ

外壁塗装にかかる費用を抑えるコツは2つあります。

1つ目は、梅雨の時期や冬に依頼をすることです。基本的に雨や雪の日は外壁塗装には向いていない時期とされており、業者としては閑散期になりがち。そのような時期に依頼をすることで、費用が安くなったり、値下げ交渉を聞き入れてもらいやすくなります。ただしデメリットとして、雨や雪が原因で工事が予定よりも長引く可能性もあることを知っておきましょう。

2つ目は、助成金や火災保険などを活用することです。2022年現在、外壁塗装に対して国として設けている助成金制度はないですが、お住まいの地域の自治体の制度を利用することで助成金や補助金を受けられるケースがあります。

たとえば東京都杉並区では、二酸化炭素排出量が無い、もしくは少ない太陽光エネルギー利用機器や省エネルギー住宅の導入に対して助成金制度を定めています。(杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策導入助成(令和4年度)【エコ住宅促進助成】)これらの助成金は工事施工前の事前申請が必要な場合が多いため、お住まいの自治体の制度を確認すると良いでしょう。
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よい塗装業者を選ぶ際の注意点

見積書を見る際の注意点から分かるように、セールストークを上手に使いながら施主から必要以上の費用を請求するような塗装業者も少なくはありません。よい業者を見極めるためには、以下のような観点も頭に入れておくと良いでしょう。
  1. どれくらいの施工実績があるか
  2. 建設業許可を取得しているか
  3. 工事賠償保険に加入しているか
  4. 品質保証書の有無
  5. アフターフォローの体制

どれくらいの施工実績があるか

外壁塗装の場合、技術力の足りない業者や実績がほとんどないような業者が参入しているケースがあります。

作業現場にはさまざまなトラブルが起こる可能性がありますが、実績が豊富な業者であれば事前にトラブルを防いでくれるケースが多いです。そのため、工事後にトラブルが発生してしまうケースを防ぐ意味でも、工事業者を選定する際には施工実績を必ず確認するようにしてください。

依頼する前に、ホームページの施工事例や口コミなどをチェックしてみましょう。

建設業許可を取得しているか

建設業許可というのは、以下の条件をクリアしないと取得できないものです。
  • 専任技術者の設置
  • 最低5年の経営経験
  • 最低500万円以上の資本力
一般の住宅における外壁塗装工事は、基本的に各都道府県知事が発行する建設業許可書が必要ありません。ただ、建設業許可を取得していない業者は上記の条件をクリアできていないということになります。数ある業者のなかで、技術力もあって経営母体もきちんとしている会社を選んでいく必要があるため、建設業許可がある業者を選んでいくようにしましょう。

一見すると安い業者のように映りますが、工事品質を担保する予算を組めていないことがあるので、きちんと会社としての運営期間も長いところを選んでいくようにしましょう。運営期間などは会社のホームページ内「会社概要」から確認できます。

工事賠償保険に加入しているか

どれだけ良心的で技術力のある業者でも、100%事故を起こさないとは限りません。作業する現場にはさまざまな危険が潜んでいるため、事故が起きた場合の対処も考えておく必要があります。

そこで重要なのが工事賠償保険です。工事賠償保険に加入しておくことで、現場で起きてしまった賠償を保険会社がおこなってくれます。業者側・施主側の両者にとって、非常に安心材料となる保険となりますので、きちんと加入しているかどうかも確認するようにしてください。

品質保証書の有無

外壁塗装工事において、どれだけ優良な業者であってもその後トラブルの可能性が絶対にないわけではありません。施工後すぐに色むらが発生してしまったり、当初依頼していた内容と異なる施工が行われていた……なんてケースもなかにはあります。

そのため、施工した工事内容についてきちんと保証をしてくれる「品質保証書」が発行されるかどうかも確認するようにしましょう。

アフターフォローの体制

室内の工事とは違い、外壁のリフォームというのは頻繁にメンテナンスや確認をする箇所ではありません。そのため、何かしらのトラブルが発生した場合で早期に気付けないケースが多く、気付いた頃には劣化や傷みが進行していたなんてこともよくあります。
そのような事態を防ぐためにも、工事後のアフターフォロー体制が整っている業者を選ぶことをおすすめします。
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外壁塗装の見積もりは何社依頼するのが正解?

この記事の冒頭で「より適切な相場を知りたいのであれば、複数の塗装業者に見積もり依頼をするのがおすすめ」というお話をしたように、見積もりにおいてもっとも重要なのは相見積もりをとることです。

具体的には3~4社に見積もり依頼をするのがベスト。1~2社だけだと相場を把握するにはやや情報不足ですが、5社以上になると現地調査のスケジュール調整など時間が取られてしまい大変になってきます。3~4社に見積もりを出してもらい、その根拠や具体的なプランなどをしっかり聞いたうえで比較検討をするのが良いでしょう。

また、複数の業者の見積もりを比較したとき一番安いところに依頼したくなってしまうかもしれませんが、それも要注意です。極端に低価格な業者の場合、必要な工程が抜けていたり、あとから追加費用を上乗せされる可能性もあります。「なぜこの金額なのか」の理由を聞き、きちんとした工事品質を保ってくれる業者であるか見極めることが大切です。
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