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ガラスの割れた天窓をどうにかしたい。カバー工法できるって本当なの?

2022.01.15
 

天窓は建築基準法上で、壁面にある同じ大きさの窓と比較して3倍の採光効果があると規定されていて、室内が非常に明るくなるため昔から人気があります。
そのため、新築時にマイホームに天窓を採用した方も多いのではないでしょうか。
住宅密集地であったり目の前に大きなマンションが建っていたりして日当たりが期待できない立地であっても、天窓を設置することで建物内に採光を確保することができます。
しかし新築してから20年も経過すると、ガラスが割れてしまってどうにかしたいと思ったり、天窓からの雨漏りや結露で困ったりしている方も決して少なくないと思われます。
そこで本記事では古い天窓のリフォーム方法や、日本ベルックスのFCMフィックスタイプの天窓を使用したリフォーム事例を紹介します。
古い天窓でお悩みの方は是非参考にしてください。
わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

古い天窓のリフォーム方法

天窓(トップライト)が国内に普及し始めて間もないころの新築住宅に採用した場合には、天窓の耐用年数である25年~30年をすでに経過していることが多く、雨漏りや結露などの不具合が生じていることが少なくありません。

屋根のリフォーム時(塗り替え、葺き替え等)に古い天窓をそのまま残して屋根材だけのリフォームを行うケースがありますが、古い天窓を放置し続けると今後重大な欠陥が生じる可能性が高くなります。
次に屋根のリフォームを行うのは10年後になってしまうので、天窓の耐用年数をはるかに超えた年数になってしまうためです。

天窓の劣化には、ゴムパッキンの劣化(硬化による亀裂の発生等)や天窓の周辺部材の劣化、窓枠のシーリングの劣化などがあり、パーツが不具合を起こして雨漏りの原因になることが少なくありません。
たとえ天窓自体に不具合が生じていなかったとしても、天窓の設置には水切り用の板金やそれを固定するためのビス、防水紙などが使用されており、それぞれの部材が劣化している恐れがあるからです。
また天窓の網入りガラスが熱割れしていることも少なくありません。


したがって設置後25年以上経過した天窓は、交換が必要になるといえます。
そして今後のメンテナンスが負担になったり、天窓のメリット自体があまり感じられなかったりするのであれば、思い切って撤去してしまうという選択肢もあるでしょう。
屋根のリフォームと合わせて行えば、撤去後の跡も残りません。
費用も撤去するだけであれば、室内の内装工事を含めても10~15万円前後です。
天窓のリフォームを単独で行う場合にも足場が必要になることが多いので、屋根のリフォームと合わせて行なえば経済的です。

ベルックス天窓FCMとは?

天窓は、かつてはYKKAP、新日軽、松下電工、不二サッシ、三協立山など様々な国内メーカーで製造販売されていましたが、現在は市場規模が縮小してしまったため、ほとんどのメーカーが撤退してしまいました。
そのため天窓が故障してしまったため修理をしようと思っても、なかなか部品を手に入れることができないのが現状です。
現在天窓を製造販売しているのは、リクシル(旧トステム)とベルックスの2社だけになります。

ベルックスはもともとデンマークで誕生した会社で、日本ベルックス株式会社は1981年に設立された国内で唯一の天窓の専門メーカーです。
販売国は40国近くに及び、世界シェア№1のグローバル企業といえます。
メンテナンスサービス(10年、20年点検)や保証(業界最長25年)などが充実していて、国内での市場を伸ばしています。

ベルックス社製のFCMフィックスタイプの天窓は、現場で天窓に適したサイズの枠を組み、その上に被せて取り付ける製品です。
0度~31度(0寸~6寸勾配)の陸屋根や緩勾配の屋根にも設置できる天窓で、一般住宅はもちろん住宅以外の大型施設など様々な建物にも採用されています。
合わせ透明+透明、型板網入り+透明、網入り+透明などガラスの種類も自由に選ぶことができ、もちろんすべてがLow-E&汚れのつきのくい強化ガラスになっているので安心です。
Low-Eガラスとはガラスの表面にLow-E膜といわれる特殊な金属膜をコーティングしたガラスのことで、主に複層ガラスに用いられています。
ガラスにコーティングされたLow-E膜が太陽の熱や、部屋を暖房で暖めた熱を吸収・反射するため、夏の暑さを和らげ、冬の暖房効果を高める機能があります。
ベルックスの天窓には他にも業界初のLow-Eトリプルコーティングと高い防水性能を備えたフィックスタイプのものや、開閉可能なタイプのものもあります。
現在は24時間換気もあるので、故障や雨漏りが少ないフィックスタイプのトップライトがおすすめです。

またベルックスの天窓には様々なタイプのブラインドを取り付けることができ、
遮光や室内に侵入する日射熱を抑えたり、直射光を拡散光に変えることで眩しさを和らげたりすることが可能になっています。
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ベルックス天窓のリフォーム

ベルックス天窓への交換リフォームは、屋根を葺き替えるタイミングで同時に行ってしまうのがベストです。

しかしカバー工法による屋根の重ね葺きを行う場合には、一部だけ屋根材を剥がして天窓の交換工事を行うことも可能です。
その場合には、既存の天窓周辺のスレート屋根材(カラーベスト)を撤去した上で古い天窓を撤去します。
次に天窓を取り付けるための下地を作って、新しい天窓を設置します。
天窓設置後には防水シート、水切りなどの施工を行い、交換工事は終了です。
そして天窓を交換した後は、アスファルトシングル屋根材などを使用して、カバー工法で屋根を仕上げます。

したがって天窓を交換するためには、必ず天窓周辺の屋根材を撤去しなければなりません。(他の屋根材は既存のままでも可能です)
そのため築20年以上が経過して屋根のリフォームを行う場合には、同時に古い天窓も交換するか撤去してしまった方が、後から天窓工事を行うよりもコストを節約することができます。

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まとめ

様々なメリットがある天窓ですが、メンテナンス時期には注意が必要です。
最も効率的なのは、屋根のリフォーム(葺き替え、塗り替え)のタイミングに併せて行うことで、足場代を節約することができます。
このタイミングを逃してしまうと天窓の寿命は25年程なので、雨漏りなどの問題が発生する可能性が非常に高くなるといえます。
また現在は、20年前と比較して天窓の性能や機能も格段に向上しているため、積極的に交換を検討して欲しいと思います。



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