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外壁塗装の費用を安く抑えるための7つのポイント!注意点も解説

2023.01.21

 「外壁塗装をしたいけど、あまり大きな金額は出したくない」「できれば安く済ませたい」と思う方は多いと思います。より良くするためのリノベーションなどと違って、外壁塗装は劣化症状を修繕するための目的が強いため、できればお金をかけたくないところですよね。

今回は外壁塗装の費用を安く抑えるために、誰でも取り入れやすいポイントを7つご紹介します。また、安さだけを追い求めると悪徳な業者にひっかかってしまうリスクもあるため、注意点もあわせて解説。

品質を落とさず、少しでも金額を安く抑えて外壁塗装を行うために正しい知識を身に着けておきましょう。
結局いくら安く塗装できるの?

外壁塗装の費用相場

安くする方法を知る前に、まずは外壁塗装の相場を理解しておくようにしましょう。相場を知ることで、その業者の見積もりが高いのか安いのか、さらに値下げしてもらうことが可能かを見極めることができます。

外壁塗装80万円前後が相場

外壁塗装の費用は塗装面積や劣化状況、塗料によって変動しますが、30坪の戸建ての場合60~100万円ほどが相場だと言われています。工事費用と塗料代だけでなく、職人が作業しやすくするための足場設置代や、下地処理など様々な工程の費用が含まれた金額です。

10坪増えるごとにおおよそ10万円ほど高くなるため、40坪の戸建てであれば90万円前後、50坪の場合100万円前後というように考えると良いでしょう。屋根の塗装も同時に行う場合は、さらに20万円ほど相場が上がります。

塗料はグレードごとに金額が異なる

外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があり、種類によってグレードや性能が異なります。現在外壁塗装で主に使われている塗料は「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「ラジカル塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」の6種類で、基本的には性能が高く、耐用年数が長いほどグレードが高い塗料となり、相場も高くなります。

各塗料の1㎡あたりの費用相場と、それぞれの耐用年数については下記の通りです。

種類 相場(㎡) 耐用年数
アクリル塗料 1000〜1300円 3〜6年
ウレタン塗料 1200〜1900円 7〜10年
シリコン塗料 1800〜2000円 8〜12年
ラジカル塗料 2500〜3400円 13〜16年
フッ素塗料 3000〜4500円 15〜20年
無機塗料 4000〜5500円 20年以上

価格と性能のバランスが良いものとして近年人気があるのは「シリコン塗料」「ラジカル塗料」ですが、外壁材の種類や求める性能によって適切な塗料は異なるため、見積もりをしてもらう際にはどの塗料を使う予定で、その塗料がどのくらいのグレードなのかを理解しておくようにしましょう。
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外壁塗装を安く抑えるためのポイント7つ


外壁塗装の相場がつかめたら、いよいよ安く抑えるための方法です。ポイントは次の7つ。

・大手ではなく、地元の塗装業者に依頼する
・塗料のグレードを下げる
・助成金や火災保険が適用できないか確認する
・外壁と屋根をあわせて塗装する
・塗装業界の閑散期に依頼する
・相見積もりを取る
・値引き交渉をする

一つずつ見ていきましょう。

大手ではなく、地元の塗装業者に依頼する

外壁塗装を行っている会社は、大手のハウスメーカーや総合リフォーム店から、塗装を専門に行っている地元の施工店まで、さまざまな業態があります。

外壁塗装の依頼先を考えるとき、名前の知っているチェーン店や、新築時に依頼したハウスメーカーが思い当たる方も多いかもしれません。しかし、大手のハウスメーカーや総合リフォーム店では、契約するのはその会社であっても、実際に塗装工事を行うのは下請けの塗装業者であることがほとんど。その場合、下請け業者に依頼する際の仲介料が発生するため、塗装業者に直接依頼するよりも費用が高くなる傾向にあります。

こうした仲介料をできるだけ省くためには、塗装を専門に行っている地元の施工店に依頼するのがおすすめです。ただし、個人でやっているような業者の場合はアフターフォローなどの保証体制が整っていない場合もあるため、その点は注意が必要です。

塗料のグレードを下げる

塗料のグレードを提案されたものから1つ下げるというのも、安くするためのポイントの一つ。

先ほどご紹介したように、塗料は性能や耐用年数によってグレードがあります。もちろん、ラジカル塗料やフッ素塗料のようなハイグレードな塗料を使えば、そのぶん耐用年数が長くなるため次のメンテナンスまでの期間を長くできるというメリットがありますが、とにかく今回の外壁塗装を安くしたいのであれば一つグレードを落とすことができないか業者に相談してみると良いでしょう。

もしくは、劣化しやすい部分にだけハイグレードな塗料を使い、それ以外の部分はシリコン塗料にする……など、塗装箇所によって使い分けることで価格を抑える手段もあります。

火災保険や助成金が適用できないか確認する

自然災害による損傷が原因で外壁塗装を行う場合、火災保険が適用できる可能性があります。適用条件に当てはまる場合、最大無料で塗装工事を行えるかもしれません。ご自身が加入している火災保険の適用範囲を確認してみましょう。

また、地域によっては申請することでリフォーム助成金がもらえる制度を設けているところもあります。申請条件や金額は自治体によって異なりますが、10~20万円ほどの助成金がもらえる可能性もあるので、事前でお住まいの自治体のホームページなどで確認することをおすすめします。

外壁と屋根をあわせて塗装する

近いうちに屋根塗装も検討しているのであれば、同じ業者にあわせて依頼をすることで安くなります。外壁も屋根も、塗装時には足場の設置が必要です。足場設置代で15万円ほどかかるため、同時に工事を行うことで足場代を節約できるのです。

外壁も屋根も、メンテナンスが必要な周期は10年前後のため、同時に行うことでそのあとのメンテナンス周期もそろえられるというメリットがあります。

塗装業界の閑散期に依頼する

外壁塗装を行う時期としては、春と秋が人気シーズンです。雨や雪の可能性が少ないため工事を行いやすく、工事期間が延びることなく安定した施工ができるのが人気の理由。

逆に言えば、雨の日が多い梅雨の時期や、雪の降る可能性がある寒い冬などは塗装業界の閑散期になります。この時期に依頼をすることで値下げ交渉が通りやすかったりと安く抑えられる確率がぐっと上がるので狙い目です。ちゃんとした業者であれば、塗装に向かない時期だからといって仕上がりに差が出るということはないので、急ぎでないならこうした季節を検討してみると良いでしょう。

相見積もりを取る

塗装業者に見積もりを依頼する場合、必ず1社だけでなく複数社に依頼をするようにしましょう。複数の見積もりを比較することで相場感をつかむことができます。また、その会社独自の不要なサービスなどが含まれていないかなども確認し、削ることができる項目がないか?をチェックすることも大切です。

相見積もりを取るのであれば、2~4社ほどがおすすめ。見積もりには現地調査が必要になるため5社以上に依頼すると日程調整や対応に追われてしまう恐れがあります。

値引き交渉をする

今まで紹介してきた安くするためのポイントを試してみて、最後にもう一押し金額を下げたい場合はストレートに値引き交渉をしてみてもよいでしょう。端数の金額程度であれば値引いてもらえる可能性があります。

ただし、値引き交渉をするときには注意点が2つあります。一つは、確実に依頼することを決めた業者にのみ行うこと。担当営業の方は確実に契約してもらえることを条件に社内で値下げ交渉を行うため、交渉して値引いてもらったにも関わらず「やっぱりほかの業者に依頼します」というのはマナー違反です。

また、先に他社の見積もり金額を提示したうえで見積もりを出してもらった場合も、それ以上の値下げ交渉は避けておくのが無難です。他社よりも安くなるように可能な範囲で値引きをしてくれているため、さらに値下げを要求すると印象が悪くなるかもしれません。
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悪徳業者に騙されないための注意点

塗装会社のなかには、工事や対応がずさんなのに費用は要求してくるという悪徳な業者も存在します。安さを求めるあまり、こうした悪徳業者に騙されないように、次の2点に注意するようにしてください。

安すぎる見積もりや大幅な値下げには注意

たとえば3社に相見積もりをとり、A社が85万円、B社が95万円、C社が60万円だったとします。このとき一番安いC社に依頼したくなるかもしれませんが、明らかに1社だけ安い場合、工事に必要な工程が抜けていたり、あとから追加で費用が発生したりする可能性もあります。安いと思って依頼してみると、あとからいろいろな費用が上乗せされ、結果的にほかの2社よりも高くついた……なんてケースも少なくありません。

また、「今なら半額」など大幅な値下げを謳っている業者にも要注意。最初に金額を高く見積もっておき、値下げ後の金額が相場だということもあります。こうした業者は品質面でも不安が残る可能性もあるため、値下げ額に注目するのではなく、初めから必要な工程を適切な金額で提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。

見積書の内容を確認しよう

見積書を確認するとき、金額だけでなくそれぞれの項目の内容もしっかり見るようにしましょう。優良な業者であれば、どのような用途に、単価いくらの材料を、どれくらい使うのか、ということを細かく記載してくれています。

逆に、用途不明な項目が含まれていたり、使用する面積や量が記載されていない場合はぼったくりや、あとから費用が上乗せされるリスクがあります。もし見積書を見るだけで判断する自信がない場合は、担当者に各項目について説明をお願いしてみると良いでしょう。曖昧にせず、納得できる説明をしてくれるかどうかで信頼できる業者を見極めることができます。

外壁塗装の費用を安くすることのリスク

費用がかかるにはそれだけの理由があるものです。安く抑えたいのはもちろんですが、あまりに安さを重視しすぎるとリスクがあることも理解しておきましょう。主なリスクは次の3点です。

施工品質が悪くなる

塗装工事の工程で品質に大きく影響してくるのが「下地処理」です。塗料がしっかりと壁面に密着するように、塗装前に汚れを落としたり凹凸を整えたりする作業のことを指します。この処理がしっかりできていないと、せっかくグレードの高い塗料を使っていてもすぐに剥がれてしまったり、塗りムラが生じてしまったりと施工品質が悪くなります。

極端に安い業者の場合、こうした下地処理が省略されている、もしくは少ない塗料を薄めて使っているといった可能性もあり、品質低下につながります。見積書を確認する際、こうした下地処理が含まれているかもしっかりチェックするようにしましょう。

メンテナンス費用が追加でかかる

安く抑えるポイントとして「塗料のグレードを下げる」ことをご紹介しました。そのときお伝えしたように、塗料のグレードは性能や耐用年数によって異なります。グレードを下げるということは、その分耐用年数が短かったり、紫外線に弱くひび割れしやすかったりするため、工事の数年後にまたメンテナンスが必要になる……なんてこともなくはありません。

まずは今の劣化状態を修繕できれば良い、ということであれば問題ないですが、長持ちさせたいのであればそれなりのグレードの塗料を選ぶ方がトータルで見たときの塗装費用は安くなる可能性もあります。

思っていた仕上がりと異なる

「こういう色味にしたい」「マットで高級感のある仕上がりにしたい」など、明確な理想がある場合はあまり安さを追求しない方がよいでしょう。塗料の色や質感はメーカーによってさまざまで、一言で「グレー」と言っても青みがかったグレーや黄みがかったグレーなど何十種類も存在します。

イメージしている色があるのに、安いからという理由で塗料を選んでしまうと実際塗り終わったあとに「思っていた仕上がりと違う……」ということになりかねません。金額だけでなく、自分が思い描いている色や質感かどうか?をしっかり確認するようにしましょう。
結局いくら安く塗装できるの?

まとめ

ここまで、外壁塗装の費用を安く抑えるポイントについてご紹介してきました。

「安かろう悪かろう」という言葉があるように、極端に安い業者に依頼すると品質が悪くなるなどのリスクもあるため注意が必要ですが、助成金や依頼の時期など、知っておくことでお得になることも多いのでぜひ活用してみてください。

ガイソーでも無料の見積もり依頼メール相談を受け付けています。塗装工事の業者選びや費用について気になったら、ぜひ一度お問い合わせください。

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