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COLUMN

ガイソーグループ
代表レポート

Vol.36   2017年12月
自社のストロングポイントを明確にする

 10 月には衆議院議員の選挙が行われました。政治家には私たちが安定的に仕事ができる環境を作っ てもらうことを望むばかりです。2014 年4 月に消費増税が行われた際には集客や購買に大きな影響があ りました。集客が半減し売上が激減した会社も多かった事を思い起こすと、私達外装リフォーム業者にとっ ても今後の動向は気になるところです。実行するかしないかは政局によるでしょうが私たち企業経営者 にも備えが必要ですのでコロコロ変わることだけはやめてほしいと思います。

長期計画に向けた決意

さて、弊社では「ビジョン2015」という2015 年に設定した長期計画に向かって事業を進めています。平成 37年に3 つの事業の柱で100 億円の事業体を構築します。3 つの事業の柱というのは、既存の主体事業であ る総合リフォーム事業、新築・不動産事業、そして外装リフォーム専門店事業です。当時は20 億円ほどの年 商であったため、10 年で5 倍の規模まで成長しようというのですから決して楽な目標ではありません。しかし、 それまでも着実に成長してきた実績があるので継続的に努力していけば、絶対に出来ない目標ではないと決 意しました。平成37 年というのは、私小川がちょうど50 歳の年齢になる年にあたり一つの大きな区切りにな るとも考えています。

自社のストロングポイント

今まで弊社は地方の富山県で、幸いにも創業以来15 期連続増収をしながら成長することができました。 一緒にやってきた社員達にはとても感謝しています。もちろん沢山の競合他社との熾烈な戦いもありま した。リフォーム業界はひと昔前に比べ単価が下がり事業の難易度も上がってきており、楽に収益を叩 きだせる業界ではなくなってきましたが、その中でも成長することができたのは思い返すと明確な理由が あったのです。それは、圧倒的なストロングポイントを持っていたからです。そのストロングポイントとは、 弊社の外装リフォームにおける強さです。主軸商品を外壁塗装や金属サイディングなどの外装工事とし て収益を高めることができていたのです。総合リフォーム店として「何でもやります」が宣伝文句の何 の特徴も無い会社であれば、今のオリバーという会社は無かったことでしょう。施工面でこだわった工 事をすることはもちろん、提案する塗料や建材も付加価値を活かしたものであり、他社と比較しても負 けるものではなかったからこそ成長できたのです。営業プロセスやお客様対応に関しても、鍛え抜かれ た弊社の営業マンが訪問すると他社の営業マンよりもお客様から信頼を勝ち取りました。そして、受注 後は外注に丸投げすることが多いこの業界ですが施工管理も弊社の営業マンが責任を持ってしっかりと 対応してきました。それによって大きく他社と差別化することができました。今になって思えば、夢中で 経営に営業にと頑張ってきましたが、結局は総合リフォーム以外に外装リフォーム事業を専門的な別のカ テゴリーの事業として運営していたことが強みになっていたのです。それが弊社のストロングポイントで あり事業の柱として現在の経営を支えています。事業の柱は細いよりも太く強い方が良い。細い柱が何 本もあるよりも太い柱がまずは1 本あることが必要です。その上で新たにその他の事業の柱を作り、時 間をかけて育てていくのです。自社のストロングポイントを明確にして伸ばしていくことが一番現実的で あり、いち早く取り組んでいかなければいけない事です。 オリンピック後の2020 年以降に向けて自社の戦略を見直す良い機会としていただければ幸いです。

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